野地秩嘉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
営業職で27年。それなりには会食もやってきたはずで。とはいえ、驕りもあるし、時代も変わった。
今の接待の手法を学ぼうと買ってみたら、
自分よりはるかに前時代の方の本で。
そういうとこだぞ俺。
しかも、あまりに一流すぎて。
京都のお座敷遊び接待、あるかー
超高級フレンチ接待、あるかー
廣野ゴルフ倶楽部接待、あるかー
温泉旅館接待、あるかー
で、自分への学びというより、知らない世界を知れた、一般のサラリーマンには全く使えない良き本でした。
しかも一番良かったのは、巻末の湯布院の温泉旅館で働いているネパール人の方の接待と礼儀の考えかた。これはすごく面白い。
なのに、最後に謎の対談でのホリエモンあげ。
あんな感じで表に出てますが、実に普通の方でした。で、アゲ。
ヤンキーも、電車で席をお年寄りに譲っただけでアゲ。
日頃から陰キャでそこそこちゃんとしてて、で、電車で席を譲ってもあがらない。
同じことしても日頃悪いもの勝ち。
人の評価を上げてこそなんぼ。
ホリエモンの生き方こそ接待の真髄だー。
はい、無理。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭にもあったとおり、一人の経営者の軌跡。生い立ちは細かに記載あるものの、食べログ•価格ドットコム時の原動力が本当に生い立ちによるものだったのか、当時の彼のプライベートのイベントによるものだったのか、人物録と評するには多方面からの深掘りが足りないし、今のクックパッドにはユーザーファーストの考え方が足りない、と批判する書にも捉えられかねない表現は少し気になった。
メディアからはカリスマ経営者と言われている穐田氏が実は泥臭く、寝食を忘れてサービスを創ってきたベンチャースピリッツの溢れた方だった、ということが分かり、仕事頑張ろう、と前向きな気持ちになれる本。 -
Posted by ブクログ
# 仕事を通じて解決すべき問題の選定や、取り組み方の雰囲気を知れる一冊
## 良かったところ
- EVのbz4xは一般販売じゃなくて、KINTOによるサブスク流通のみの話が面白かった。
- 仕事を通じて問題とどう向き合うのか?という内容の入門みたいで良かった。
## 微妙だったところ
- もっと巨人の肩に乗っかって、本の引用をすればいいのにって思った。
- 図解だけど、そこまで図は必要なさそうだった
## 感想
ずーっと、ワインバーグ先生の『ライト、ついてますか』がずっと頭を過ぎっていた。
何が問題なのか。
この本の文脈で言い換えると、クルマという商品を通じて解決したい課題は何なのか。
自分が取り組むべき課題はなにか。
きちっとした会議をすることが目的なのか?
問題を解決することが目的だとすれば、会議は手段でしか無く、スケジュールが合わなければ、エレベーターの中で行っても問題はない。
最近、若者に同じことを問うた。
問い合わせがあったが、本当の問題を理解しないと、また同じ問題が降り掛かってくるよと。
解くべき問題をちゃんと解くためには時間がかかるから、対処を行い、腰を据えて対策を講じるということも書いてあった。
薄い本だが大事なことが書いてあった。
あとは、時の試練を乗り越えた名著の引用があるともっと良いのにと思った。
『ライト、ついてますか』
読み直すか。 -
Posted by ブクログ
伝説のイタリアン・レストラン「キャンティ」。名前だけはよく聞いてた。《「キャンティ」とは一軒のイタリア料理店を指すのではなく、そんな人々が集まったあの時代の、あの空間だけを指すのだ。》p.160。《開店から数年の間、夜の十時を過ぎ、常連たちが現れると、「キャンティ」はレストランの風景ではなく、ひとつ屋根の下で暮らす家族が集まった家のようになった。》p.161。
そんな常連たち(多くは今では各ジャンルの著名人)の数々のエピソードを面白おかしく描くのかと思ってたけど、どちらかといえば初代オーナーやった川添浩史と川添梶子、共に国際人で美と文化を愛しプロデュース能力に長けていた二人を描く評伝。毅然としてかつフランクな雰囲気が、まだ何者でもなかったが何者かになりたかった若者たちを惹き寄せたという感じ。