あらすじ
北浦和の一軒のパチンコ店は
なぜ、1000億円企業になりえたのか?
埼玉県を主な地盤とするパチンコ・スロットチェーン、ガーデングループの売り上げは1000億円。もともとは一軒のパチンコ店だった。
現社長の密山根成(もとなり)は一軒を1000億円企業にした。成長させるために彼がやったことはひとつしかない。
企業理念を作ってそれを信じたこと。みんなで、自分たちだけの企業理念をつくったことだった。
【著者紹介】
野地秩嘉(のじ・つねよし)
1957年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務、美術プロデューサー経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュ、ビジネスから、食、芸術、海外文化に至るまで幅広い分野で執筆。著書に『キャンティ物語』(幻冬舎文庫)『TOKYOオリンピック物語』(小学館文庫)『高倉健インタヴューズ』(小学館文庫プレジデントセレクト)『川端キャプテンにゴルフを習う』『なぜ、人は餃子の王将の行列に並ぶのか?』(共にプレジデント社)ほか著書多数。
【目次より】
まえがき
1◆パチンコ博物館
2◆有楽会館
3◆変化のあと
4◆生き残るための改革
5◆開店資金の調達
6◆二号店オープン
7◆1000億円企業へ
8◆大型店
9◆その日のこと
10◆パチンコホールはどうすれば成長するのか
第二部◆いまガーデングループはどうなっているのか?
◆密山根成からの手紙
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Posted by ブクログ
人と顔を覚えて、親身に話を聞く。
これがサービスの極意。
業界なんて関係ない。
パチンコも評価されるべきところはたくさんある。
【ココメモポイント】
・それでいいんじゃないか。遊びも文化なんだ。
P.40
・知りたいという気持ちはすべての欲の根源だ
P.44
・企業が周りから好意を得ようと思ったら、(中略)取引先、下請け業者に大きな態度をとらないこと。
P,114
・最大の接客サービスは負けた人の話を真剣に聞くこと、つまり、客の気持ちに寄り添って共感すること
P.191
・常連さんの顔と名前を覚えて、話しかけること
P.213
・生活に必要な産業になれば、親しみが増す。親しい存在にさればそのうちに自然とイメージは向上していく。
P.246
・人に賭けて、負けたことはほとんどありません。勝ってます。
P.259