野地秩嘉のレビュー一覧
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会社からの課題図書。
以前、ホンダの創業時の本を夢中で読んでいてその中ではトヨタという会社は重厚な巨人として描かれていたように思うし自分の中でも何か地味なイメージを持っていた。
本書を読んでそのどこか堅いイメージがなぜ自分の中にあったのかを納得した。トヨタでも自分達が破滅しないように日々必死に自分達の仕事を向上していこうという歴史があり、どの会社よりも日々の課題を一人一人の社員の考える力を向上させチームワークで戦ってきたことを知った。
甲子園などが顕著だと思うが人は一人の天才を英雄とみて人気がある。しかし実際に強いチームは一人一人の力に突出したものはないがチームでそれを補えるチームだったりする -
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購入済み料理道 道を極めた職人
毎週金曜日、お世話になっていますが、料理の味を大切にしています。親方はすでに現役を引退していますが、伝統の味は引き継がれているのではないでしょうか。
料理人は、食べ歩きするより、本を読め、自分で考えろとのこと、一般の社会人にもあてはまることだと思いました。考え、企画出来ることが重要なのだと。
その道を極めた方の言葉には迫力があります。
不思議なもので、一流の人は、皆同じことを、後世に告げようとします。道を極めると行き着く先は一緒なのだと痛感しました。
本書を読んでおなかをすかせてください(笑) -
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サービスとは何かを 現場のニンゲンのなかから
取り出そうとしていることは、注目。
いい仕事をしていると思う。
◯高倉健を魅了するバーバーショップ
健さんがくつろぐ 床屋。なぜ くつろげるのか?
◯「一杯のお茶」へのこだわり
養老院の食事について、何を求めているのか?
なぜ、長生きしたのかは、時代の変化に順応したこと。
パンをたべる ひとが お粥食べる人より多い。
熱いお茶が美味しいかもしれないが。
◯日本一のキャディを育てるゴルフ場
楽しくプレーできる環境づくり。
ゴルフは 子供になることだ。
スコアーをごまかしたりするのが かわいい。
◯人を安心させる温泉カメラマンの間合い
ヤクザな -
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企画書を1年以上書いてきた。
私の企画書は 実に長い。
長くないと説明ができないと勘違いしている。
自分の集めた情報を 並べないと気がすまない。
なんとか、体系づけようとする試みをする。
しかし、そんな長い企画書は はっきり言って読んでもらえない。
読むのは 私だけである。
つまり、どう考えたか という 分析官のような仕事を
企画づくりだと思っている。
それが、違うんだろうね。
『企画は1行』
という 本の標題に、びっくりさせられた。
そうだよ。エッセンスは 一行でいいのだ。
言う。
『君はキルケゴールも読んだことがないのか?』
ふーむ。それだけで、むつかしくて、手も出ないような
本を -
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「サービスの裏方たち」というタイトルと中身が微妙にマッチしていないのが気になりますが、とても良い中身でした。
普段はあまり表に出ない裏方の職業人を主役に、彼らへのインタビューや周辺の取材で構成されたノンフィクションストーリー。
給食のおばちゃんであったり、地域ブランドな服飾メーカー経営者であったり、イギリスはコーンウォルの崖っぷちに野外劇場を手造りした女性であったり……全10篇。
サービスっていうのは、地味なことをどれだけ当たり前に続けられるか、ということだと思う。
不変であるだけでは、お店の看板やブランドは守れない(P180「伝統は変革を続けることで、できあがていく」)けれど、そ -
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ほんとうの庶民は名せりふなど呟くことはなく、悲劇に際しては、ひたすら立ちすくむだけだ。 そういうリアルな人の姿を、演者や監督その他諸々のロイヤリティから離れたところで表現する。
「表現する」と言ってできるなら、俳優高倉健はいらない訳で、それを実現するためにギャランティで仕事を選び(ブラックジャック的で、逆説的なようですが腹に落ちます)、日本刀に気品と佇まいを求め、「僕は大上段に振りかぶってやたらと大声を出す映画には本当の力はないと思う。思っていることを低い調子で、そっと伝える映画に出たい」と言いきる。
昔、母親から、健さんの出ている映画では、血気盛んなファンが興奮して立ち上がり「健さん!後 -
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著者が高倉健の周囲に話を聞いて回ったところ、95%の人が演技うんぬんよりも、その人柄を褒め称えるのだそうだ。
本書は、いわゆるタレント本の一種、となるのだろうか?
だが、高倉健という孤高の俳優の存在が、それとはまったく違う本に仕立て上げた。
日本映画界の至宝として、周囲に大切に大切に扱われてきたことだろう。そのことを、高倉本人もしっかりと意識し、感謝し、数倍にして周囲に気を配る。それこそ、アルバイトの若者にすら。
そうした人柄が演技をつきぬけてにじみ出てくる、だから日本人はみんな彼が好きなんだろう。
読みたくて読んだというよりは、必要があって読んだ本だが、深く心に残る一冊となった。
健さんの出 -
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野地さんの文章を読んだ後、
必ず爽やかな気持ちになるのは、
なぜだろう。
苦労の汗や、
時には苦渋の呻きさえも聞こえるのに、
そしてそれらに共感しているにもかかわらず、
わたしは爽やかな気分になる。
それは、
泣いたあとの爽やかさに似ているかも。
野地さんの緻密な取材と、
野地調ともいえる筆致は、
本著でも存分に楽しめる。
しかも、本著は「裏方」を取り上げている。
野地さんがどの文章でも、
光でもなく炎でもなく、
でも暖かな何かを照らしてきた分野、
まさに野地作品の真骨頂である。
真摯に生きること、
それは誰のためでもなく、
自分のためであること。
そうして自ら搾り出した「自分のた -
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