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ほとんど取材を受けない高倉健が認めた貴重なインタヴュー集。
日本を代表する映画俳優・高倉健。
「すみません」「お願いします」「ありがとう」
──寡黙で、礼儀正しく、思いやりに溢れる稀代の名優の言葉は、
日本人が忘れ去ってしまったものを思い出させてくれる。
健さん自身のセリフや演技への想いをはじめ、
『網走番外地』『昭和残侠伝』『八甲田山』『幸福の黄色いハンカチ』
『駅 STATION』『夜叉』『居酒屋兆治』『鉄道員 ぽっぽや』などの
多くの人が励まされ涙した名作の台詞分析など、知られざる事実が満載。
映画のワンシーンや、ほかでは見ることができないプライベート写真も掲載。
“このインタヴューは映画に関するものだけれど、彼がしゃべっているのは人間についてである”
(「まえがきに代えて」より)
健さんファンはもちろん、確かな言葉を求めるすべてのひとに薦められる1冊です。
【目次より】
■1 初めて語った「何度も見た映画のこと」
■2 『鉄道員 ぽっぽや』の撮影現場で
■3 20世紀の宝物
■4 仕事について
■5 祈る役者
■6 一言一句、僕のセリフへの想い
■7 世界を動かした「気働き」
■8 日本人の心を射止めた「名言」分析
■9 「あなたへ」最後の映画俳優の演技
Posted by ブクログ 2013年04月23日
ほんとうの庶民は名せりふなど呟くことはなく、悲劇に際しては、ひたすら立ちすくむだけだ。 そういうリアルな人の姿を、演者や監督その他諸々のロイヤリティから離れたところで表現する。
「表現する」と言ってできるなら、俳優高倉健はいらない訳で、それを実現するためにギャランティで仕事を選び(ブラックジャック...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月08日
著者が高倉健の周囲に話を聞いて回ったところ、95%の人が演技うんぬんよりも、その人柄を褒め称えるのだそうだ。
本書は、いわゆるタレント本の一種、となるのだろうか?
だが、高倉健という孤高の俳優の存在が、それとはまったく違う本に仕立て上げた。
日本映画界の至宝として、周囲に大切に大切に扱われてきたこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月31日
高倉健さんの著作は以前「旅の途中で」というエッセイを読んだことがあります。
本書は、高倉健さんとその所縁の方々へのインタビューをまとめたもの、高倉さんの様々な顔を覗い知ることができます。
しかし、知れば知るほどその魅力を増す方ですね。その凄さを出演作品から感じたいと思います。そして、改めてご冥...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月04日
18年という長期にわたって行われた高倉健へのインタビュー集。高倉健はあまりインタビューを受けないので、あちこちの切れ端をつないだ感じのインタビュー。それと周囲の人の話。関係者に聞けば、自然褒め称えるタッチになって、ちょっと砂糖まぶしすぎな読後感がある。
『高倉さんにいただいたものは返せません。返し...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月27日
健さんが感動した映画。デニーロの「ディア・ハンター」「レイジング・ブル」どちらも未見。◆◆僕は本格的な演技の勉強をしたことがないんです。監督さんに教わったり、自分で演技書を読むくらいのことしかやっていない。だから僕の芝居は自分が好ましいと思う俳優さんとか監督さんの映画を見て、それを真似しているような...続きを読む
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