乃南アサのレビュー一覧

  • 6月19日の花嫁

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    久しぶりに読んだ乃南アサ
    彼女の本は読みやすくって好き
    さてこの「6月19日の花嫁」記憶喪失の彼女とその婚約者の話
    記憶喪失ってほんとうにそんな風になるのかなと疑問
    そして簡単に記憶喪失になってしまうなんて・・・
    自分がそんなことになってしまったらどうしようと単純なワタシは思ったのであった

    最後が文頭のシーンと重なってしまってまた記憶喪失になってしまうの??
    ハラハラ・・・

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    2009年10月26日
  • 5年目の魔女

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    『5年目の魔女』---なんだか意味深なタイトルです。
    主人公はOLの景子。同僚の貴世美が上司である新田と不倫に走り、そのとばっちりから会社を辞めるハメになり・・・
    それから5年。景子は貴世美の行方が気になり始め・・・
    えっ!?というどんでん返し的な展開。まずまず楽しめる一冊ですが・・・何度も読み返したくなるほどかといわれると、否、です。

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    2009年10月04日
  • 家族趣味

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    内容(「BOOK」データベースより)
    人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。私の仕事も順調だ。そして、恋も…。次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく、奔放な主人公を待ち構えていた運命は?表題作をはじめ、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅惑の輝き」、少年の底知れぬ不可解さを描いた「デジ・ボウイ」など、日常に潜む狂気を抉った直木賞作家の傑作短編5編。

    内容(「MARC」データベースより)
    僕には緑色の血が流れてる…。救いようのない"時代の病理"ゆえの悲劇。「都会人の異常な心理」(アーバン・シンドローム)を巧みに描いたサスペンス。*

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    2009年10月07日
  • 結婚詐欺師(下)

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    【練習場で橋口に声をかけられた江本美和子は、その強引な誘い方に驚くが、結局デートに応じる。一方、阿久津らの捜査から松川と橋口が同一人物であることが判明した。だが被害者の中にかつての恋人、美和子がいるのを知り、阿久津は愕然とする。あのしっかり者の彼女がなぜ…。橋口と被害女性、そして阿久津の心模様を丹念に追い、現代の結婚観を浮き彫りにした傑作サスペンス】

    そんなに先が気になる訳ではないのに、
    読みやすくて飽きないので一気に読んでしまいました。
    結婚詐欺師と刑事の両方の視点から見れるので、
    双方の動きを知ることができ、
    「どっちが早い!?」とドキドキしながら読む場面もあって楽しめました。
    橋口はマ

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    2009年10月10日
  • 結婚詐欺師(上)

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    【橋口雄一郎は40代のプロの結婚詐欺師。カツラ・洋服・職業・車を使い分けて変身、女性の心理を逆手に取る巧みな話術で誘惑し、金をだまし取っていた。東京・小滝橋署の刑事、阿久津は偶然かかわった結婚詐欺の被害届から、プロの匂いを感じ取り捜査を始めた。やがて松川学という前科者が浮上、身元の確認に追われる。一方、橋口はゴルフ練習場で見つけた女性に次の狙いを定めた―】

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    2009年10月10日
  • パラダイス・サーティー(下)

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    157 今更、何を急ぐこともないではないかという気がする。自然の成り行きに身を任せていれば、ごく当たり前に、素敵な結末がまっているという気がする。

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    2009年10月04日
  • ヴァンサンカンまでに

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    将来の結婚相手候補をキープしながら、不倫を楽しみ、充実していると信じていたOLの翠。
    それなりに自分に自信があって、男を手玉にとるのなんて楽勝だと思っていた彼女だけれど・・・
    なんだか、ところどころ、ちょっと昔の自分を思い出してしまいました・・・。まあ、そういう意味で、分かるところはとても主人公の気持ちがよく分かったけれど・・・
    先が気になるストーリーではあるけれど、「え、ここで終わり?」って言いたくなるような結末でした。

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    2009年10月04日
  • 6月19日の花嫁

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    タイトルが気になって読んでみた1冊。
    ミステリーの感じとしては前回読んだ「涙」より好きです。
    彼が幸せになってよかった……と思ってます。

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    2009年10月07日
  • 5年目の魔女

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    相変わらず嫌な女性を描かせると抜群。

    ただ、前半のリアリティに対し、オチの部分は
    整合性に欠け、とたんにチープなサイコサスペンスのようになってしまう。

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    2009年10月04日
  • 幸福な朝食

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    39/100
    88年 第一回 日本推理サスペンス大賞優秀作

    過去堕胎した自分を責め続け、ヒステリー性の想像妊娠騒ぎを起こす。

    そして、正常とはいえない言動と行動をとりはじめる志穂子。

    後半もかなりの後半からの展開なんですけど、ラストを含めこのあたりのお話しが駆け足。



    志穂子の男関係の多さにも辟易した。

    同じ劇団員、ディレクター二人、マネージャー、俳優兼声優、退団した人形使い・・

    どれもこれも己の都合からの関係。

    自分の思い通りに行かない40手前の女性がヒステリーを起こし、挙句気がふれたってだけ。

    これ読んでも志穂子がじぇんじぇん可愛そうに思えない。

    身から出た錆。



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    2013年12月10日
  • 死んでも忘れない

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    【あらすじ】
    かつて妻の浮気という男にとって最も屈辱的な理由による
    離婚を経験している夫。
    母親に捨てられた経験を持ち、
    いじめの標的が日々変わる教室の中で
    なんとか標的にならないように過ごす15歳の息子。
    気を遣いながらも15歳の連れ子と
    良好な関係を築く妊娠中の妻。
    それぞれにナイーブな部分を抱えながらも互いに支え合って
    新興住宅地で幸福に過ごす夫婦と息子一人の3人家族。

    しかし夫が痴漢冤罪事件に巻き込まれたことから
    幸せな日常の歯車は狂い始める…。




    家族3人が、会社・学校・地域とそれぞれ逃げ場がない状況で、無責任な噂に追い詰められ、それが原因でお互いを信じる

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    2009年10月04日
  • 水の中のふたつの月

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    ◆あらすじ◆
    「忙しい」が口癖のOL亜理子h、幼なじみの恵美から十数年ぶりに電話をもらった。
    梨紗も誘ってかつての仲良し三人組で会おうと言う。
    突然の電話に不審を抱きつつ、彼女の心は夢のようなあの夏の日に溯っていった。
    心の奥底へ封印した、妖しい記憶の中へと───。
    ありふれた生活、時おり見せる特異な性癖。
    ありふれた彼女たちの表情の裏に見え隠れする、共通の秘密とは?
    深層に横たわる恐ろしい原体験が日常に染み出す様を描いた、衝撃のサイコ・サスペンス。

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    2009年10月12日
  • 暗鬼

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    ◆あらすじ◆
    親子四代、総勢九人という現代では珍しい大家族に嫁いだ法子。
    まだ他人の法子にとって、初めて知る大家族とは、暖かくお互いが理解し助け合う最高の絆であった。
    だが、ふとしたきっかけから、法子は家族の表面的な優しさの奥に潜む奇妙な人間関係、謎の多い行動に気付き、ひとり調査を始めた───。
    "本当の家族になりたい"と切に願う法子によって、次々と解き明かされてゆく真実の家族の姿とは……!?
    家の呪縛、血の絆まで描ききる本格サイコ・ミステリー。

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    2009年10月12日
  • 6月19日の花嫁

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    【わたしは誰―?6月12日の交通事故で記憶を失った千尋。思い出したのは、一週間後の19日が自分の結婚式ということだけだ。相手は一体、誰なのか。“自分探し”を始めた千尋の前に、次々と明かされる予想外の事実。過去のジグソー・パズルは埋められるのか…】

    一体どうなっているのか気になって一気に読み進めました。
    こんな運命、苦しいだろうな。。
    そして今回こそ幸せになれるんだな〜と思ったところ
    ラストで「ええ〜っ!?」と思わず叫びそうに・・・
    しばらく放心状態でした。
    どこまで続くのだろうか・・・

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    2009年10月10日
  • 結婚詐欺師(下)

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    上を読んだら下も読むのですよ。

    もちろん面白いです。
    自分の頭の中で、詐欺師を空想しながら読むのがお薦めです。

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    2009年10月04日
  • あなた(下)

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     上下巻なので、下巻にレビューを。


     携帯小説として連載されていた作品の書籍化。「携帯小説であれば、ホラーがいいと思った」ということでこの形になったというが、うまいなぁ、と唸らされる。携帯で読んでいたら、これは夢中になるだろうなぁ。媒体を考えた小説を書ける才能。

     主人公を「あなた」と呼んでつきまとう視点がだれのものなのかがわからず、それを探りながらも恐怖心にあおられる。乃南アサ独特のねっとりとした女性性、最後まで息つかせない読ませる力。ちなみに、その正体がピンときたのは上巻の最後。それがほんとうなのかを確かめる作業もたのしい。が、オチがひどすぎる。もうちょっと違えば、すごくいい作品なの

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    2009年10月07日
  • 来なけりゃいいのに

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    ◆あらすじ◆
    「仕事は半人前のくせに、口ばっかり達者になって」ベテランOLの多恵子は鬱々としていた。
    OA化に伴い仕事が減少、若いOLたちに疎んじられる日々である。
    そんな彼女を部長の一言が変えた。「彼女らを指導してやってくれ」俄然、発奮した彼女は活気を取り戻すが……(「春愁」より)。
    OL、保母、美容師───働く女たちの哀歓を描く傑作サイコ・サスペンス!

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    2009年11月06日
  • 幸せになりたい

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    ◆あらすじ◆
    <今夜、桐江は恋人だった。が、明日からは愛人になる>
    家庭的な真純と性に奔放な桐江───大手商社に勤める敏腕社員の依田は二人の女性とつき合っている。
    人生の伴侶には真純を選ぶが、桐江との関係も続けたい。
    結婚前夜、依田は密かに桐江の部屋で過ごした。
    が、その夜の甘い会話には、艶麗な罠が潜んでいた……。(「二人の思い出」より)
    男女の愛憎を描く傑作心理サスペンス!

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    2009年11月06日
  • 今夜もベルが鳴る

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    ◆あらすじ◆
    友人主催のパーティで、ゆかりは岩谷と知り合った。
    落ち着いた物腰に、ゆかりはひどく惹かれた。
    二日後、岩谷から電話がかかり、ゆかりの中で恋の炎が燃え上がった。
    だが、それが恐怖の始まりだった。
    電話は毎夜かかってきたが、話すにつれて、彼女の心に恐ろしい疑惑が頭をもたげ始める。
    岩谷とは何者なのか!?
    直木賞受賞の女流が鮮烈に描く、サスペンスの傑作!

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    2009年11月06日
  • 火のみち(上)

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    ◆あらすじ◆
    父が戦死し、戦後満州から引き揚げてきたどん底の生活の中で母までなくした南部次郎は、わずかな葬儀費用の形に幼い妹を連れ去ろうとする男を撲殺してしまう。
    きょうだいは離散し服役中も渦巻く憤怒を抑える術すら知らない次郎は備前焼と出会い、ひたすら土を練ることで、ようやく心が鎮まっていく───。

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    2009年11月06日