乃南アサのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「だって、家族なんだから…」
その言葉が通用する範囲はどこまでなんだろう。
家族って、何だ?
-ママは何でも知っている-
神経質になりゆく家族。
日々増えゆくルール。
新しいルールは、なんだったか。
-ルール-
ここは僕達二人のお城なんだから。
子供なんて要らない。
だって、二人のどちらかが子供でいればいいのだから。
-僕のトんちゃん-
本当の家族はどっちだ?
借り物はどっちだ?
-出前家族-
「死んじゃったから連れてきたんだ」
息子の彼女の死体の処理方法を考える家族。
こんな事態が起こった時、家族の本当の団結力が問われるのかもしれない。
-団欒-
歪んだ5つの家族の物語。
もしかしたら、貴方の家族も、はたから見たら歪んでいるのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
実際に読んだのは単行本なので少し違いますが、写真がないと寂しいのでこちらを載せることにしました。
読み終わった感想は「怖い」です。ちょっと大袈裟に書いてる部分もあるだろうけど大なり小なり似たようなことはあるかもしれないなと思いました。1番悲しく切なかったのはデジ・ボウイですね。生きることの素晴らしさを知って欲しかったなと思います。私は生きていればきっと楽しいことも幸せなことも巡ってくると思う人間です。もちろん悲しいことも辛いこともあるけれど、それがあるから楽しさや嬉しさを感じるのだろうとも思うのです。いや、そう思わないとやってられないと思うことも実際にはあるんだけど。だからこそこのままじゃ終われないなんて思うことも。もしも息子がこんな風に生きていくのなら辛い。そう思います。 -
Posted by ブクログ
まだ上巻なのでなんとも言えないが
面白いことは面白いのだが
先が読めてしまう展開が微妙。
台詞で『っ』を多用するのがどうも引っかかる。
!の代わりかと思えばそうでもなく。
筆者のやり方なのだろうが、子どもじみた軽い印象になり、
恐ろしい怒りに聞いている側がすくむような状況には
私は読み取れず冷めてしまった。
読んでいて、確かにこれは騙されるかも
と思う部分はあった。
日常で、知り合う人の情報は
自分が見て感じ取る部分、人の噂、そして本人の話が普通だろう。
一々実際に戸籍を取り寄せることなどしないし
免許を見せろとも言わない。
人を騙そうと思えば随分と簡単に騙せるし
この世は思った以上に人と人との信頼で成り立っているのだ。
読み手を良い意味で裏切る展開を下巻に期待。 -
Posted by ブクログ
別段、つまらないとは思わない。
どちらかと言えば面白い部類だとは思う。
しかしどうにも面白いと言い切れない一因は、
登場人物たちの魅力の無さのせいだと思う。
松川にしろ阿久津にしろ
それぞれ違う意味で魅力が無く、感情移入のしようがない。
強いて言うならば美和子がまだしも自分と近いようには感じた。
彼女が阿久津と別れた理由として、
夢をあげていた それについては唯一共感できた。
心理描写に優れているという評価らしいのだが
共感出来ない以上私とはどうも相容れないらしい。
結婚詐欺師がいて、刑事がいて、捕まえる。
言ってしまえばただそれだけの話だ。
ストーリー展開にミステリーらしいどんでん返しでもあるか
と期待したが、一切無かった。
先が予測出来るミステリーというのは、私の中では微妙な位置づけだ。
また、女性である筆者が、女性が騙される話を書くのは
一体どんな思いでなのかいまいち読み取れなかった。
女性に注意を喚起したいのか、
そうは言っても松川は夢をくれるし、夢を与える男が魅力的だと言いたいのか
金を騙し取られるのはまだしも、
妊娠して捨てられたり、流産したりというのは
同じ女としてあんまりに感じる。
松川も、どうせなら最後まで夢を見せて
君のことが大好きだけれど抗えない理由で分かれなければならなくなった
という設定で別れてやればいいのに。
そうすれば尚更女たちは夢を見続け
良い思い出として、松川のことを訴えようなど思いもよらないだろう。