乃南アサのレビュー一覧

  • 駆けこみ交番

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    「ボクの町」で巡査見習いとして研修中だった高木聖大が今回は新米巡査として世田谷区等々力の交番に赴任。そこから始まる4つの短編が収録されている。
    周りの人達が面白い。特に「とどろきセブン」と名乗るお年寄り連中の7人。この元気で個性的な7人が地域の色々な情報をつかんでくれる。
    交番のおまわりさんが主人公っていうのも良い。何気ない日常の気付きがやがてとんでもない事件の末端だったりする。
    一番好きなのは定年間近の刑事がからむ、「ワンワン詐欺」。

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    2010年06月20日
  • 幸せになりたい

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    買う時には気がつかなかったけど、
    ものすごく古い本だったらしい。
    ポケベルとか出てくる。

    今だったら、すんごく派手な結婚式の最中に何かあるんじゃなくて、
    そこをこらえて結婚したあかつきに…ということになりそう。

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    2010年06月07日
  • 二十四時間

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    13時,17時,21時,10時の話では子供の頃の気持ちが甦り、
    8時のオオカミ犬の話は「あのオオカミ犬だ!」と嬉しくなり、
    2時のアパートの隣人の話では1人暮らしをした時の思い出が甦り、
    1時,0時の話にはドキッとさせられ、
    15時のネコの話には微笑ましいものがありました。
    1話が短いので、少しずつ読むのにはちょうど良かったです。
    私の人生もこんなふうに時間で描けたら面白いな~と思ったり。
    でも面白い話なんてないんですけどね(苦笑)

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    2010年09月07日
  • 家族趣味

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    そこそこ出世した旦那に健康な息子を持ち、
    仕事も順調にこなす奔放な女性。
    すべては趣味と言い切りながら、
    次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく表題作。

    すべてが思い通りにうまくいっていると感じ、
    自分は自分で楽しく過ごして誰にも迷惑かけてないじゃない、
    それぞれが自立した家族でいいじゃない、
    というスタンスが少々自分の価値観と通ずるところがあり、
    衝撃の結末に恐ろしくなってしまった。
    実は家族には心のつながりがなかったことを突きつけられショックを受けたとき
    結局年下の男に走って気を紛らわすなんて。
    端から見ているとその情けなさが分かるのに、
    自分にもそういった要素が潜んでいるのは間違いな

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    2010年05月31日
  • 駆けこみ交番

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    新米巡査の高木聖大は、世田谷区等々力の交番に赴任した。大事件などない閑静な住宅街で、不眠症のおばあさん神谷文恵の夜の話し相手が聖大の目下の役割だった。ところが、ひょんなことから、聖大は指名手配中の殺人犯を逮捕するという大手柄を挙げた。以降、文恵の態度が微かに変化する。文恵を含む七人の老人グループが聖大に近づいてきた...。人気沸騰中、聖大もの四編を収録。

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    2010年05月24日
  • ヴァンサンカンまでに

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    おもしろかった。自分とリンクする部分もあったせいかな。年が近いし。女の汚い部分を見たいなら読んでもいいと思う作品。女性は共感できる部分があるんじゃないかと思う。

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    2010年05月12日
  • 団欒

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    「だって、家族なんだから…」
    その言葉が通用する範囲はどこまでなんだろう。
    家族って、何だ?
    -ママは何でも知っている-

    神経質になりゆく家族。
    日々増えゆくルール。
    新しいルールは、なんだったか。
    -ルール-

    ここは僕達二人のお城なんだから。
    子供なんて要らない。
    だって、二人のどちらかが子供でいればいいのだから。
    -僕のトんちゃん-

    本当の家族はどっちだ?
    借り物はどっちだ?
    -出前家族-

    「死んじゃったから連れてきたんだ」
    息子の彼女の死体の処理方法を考える家族。
    こんな事態が起こった時、家族の本当の団結力が問われるのかもしれない。
    -団欒-

    歪んだ5つの家族の物語。
    もしかし

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    2010年04月26日
  • 不発弾

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    皆さんのレビューとほとんど同じ意見かもしれないが、今ひとつパッとしない作品ばかり。
    タイトル通りの中身なのかもしれない。

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    2010年04月25日
  • ヴァンサンカンまでに

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    ヴァンサンカンってのは、25歳のことを言うらしいですよ。。。

    私は26歳、あ!今年27じゃん(--)
    これを読んだのはちょうど25歳の時です。

    お話は、入社1年目アパレルメーカー勤務のOL翠が主人公。
    彼女、恐ろしいですよ、自分がどうすると可愛いとか、どんなふうにしたら男に魅力的に思われるとか、全部計算して、しっかり手頃な男を彼氏にします。
    おまけに上司と不倫、彼氏とは二股。。。!

    しかしまあ、完璧に猫かぶっているわけですから、本物の愛はつかめないってわけですなぁ。。。愛は、恋は、計算ではできないっつーわけねー。

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    2010年04月13日
  • 死んでも忘れない

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    寝る前に読んじゃいけません。気持ちが暗く、重く、一気に読めません…。でも、早く読み終わらないとこの気持ちが終われない…(泣)最後はすっきりすぎるほどきれいに終わる。でもなぁ。絢子って、もう好きになれないままだったよ。

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    2010年04月12日
  • 氷雨心中

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    しっとり、湿った重さ。
    男と女の情念の重さか。

    鬱になるほどの重さではないです。
    (私はね。)

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    2010年03月14日
  • いつか陽のあたる場所で

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    久しぶりに乃南アサさん。「警官の血」に続いて今年はよく谷中に当たるよね。
    下町は谷中で暮らす治療院受付嬢・小森谷芭子29歳、パン屋のパート・江口綾香41歳。二人にはそれぞれ過去があり、二人の中でしか口に出せない秘密があった…。
    訳アリ二人の切ない日常が寄り添うように描かれる。ああいう経験したら、こうなっちゃうんだろうけどねぇ…、相変わらず上手い語り口でいつもながらに読ませるけれど、少し黴臭い話になっちゃって、そんな中で高木聖大クンはちょっと浮き気味。

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    2025年09月23日
  • 家族趣味

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    実際に読んだのは単行本なので少し違いますが、写真がないと寂しいのでこちらを載せることにしました。


    読み終わった感想は「怖い」です。ちょっと大袈裟に書いてる部分もあるだろうけど大なり小なり似たようなことはあるかもしれないなと思いました。1番悲しく切なかったのはデジ・ボウイですね。生きることの素晴らしさを知って欲しかったなと思います。私は生きていればきっと楽しいことも幸せなことも巡ってくると思う人間です。もちろん悲しいことも辛いこともあるけれど、それがあるから楽しさや嬉しさを感じるのだろうとも思うのです。いや、そう思わないとやってられないと思うことも実際にはあるんだけど。だからこそこのままじゃ

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    2010年02月25日
  • パラダイス・サーティー(下)

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    一般的なOLの栗子とレズビアンバーの経営者菜摘の話。
    上下巻に分かれていて長いけど、読みやすい。
    乃南アサの作品はすっきりしない終り方をするものが結構多く、今回もそんな気配がしてたけど、いい意味で裏切られたような、そうでもないような‥

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    2010年02月19日
  • ヴァンサンカンまでに

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    器用にうまくやって満たされているはずなのに、翠が少しずつ少しずつおかしくなっていく所が、飼ってる亀に対する扱いとかにどんどん表れてくる。
    読んでいて自分が追い詰められていくような気分になる。

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    2010年02月19日
  • 不発弾

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    まあなんというか、頭をあんまり使いたくないときに読むとあっさり読めていい感じ。時代を反映した家族モノや、軽い話が多いので、いつまでも手元に置いておくというほどでもないけど文がうまいので可もなく不可もなく。
    それにしても手塚治虫の短編マンガみたいだな。

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    2010年02月04日
  • 駆けこみ交番

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    前作「ボクの町」の続編。
    警察官として成長した主人公と地域の老人達との交流が描かれていますが、老人達には何か隠し事が・・・
    ちょっと現実離れした話になってしまい、残念ですが、楽しく読ませていただきました。

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    2010年01月16日
  • ヴァンサンカンまでに

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    周りがどんどん幸せになっていって、自分だけが取り残されているような感覚には共感できたけれど、翠の生き方には共感できなかった。

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    2010年01月11日
  • 結婚詐欺師(上)

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    まだ上巻なのでなんとも言えないが
    面白いことは面白いのだが
    先が読めてしまう展開が微妙。

    台詞で『っ』を多用するのがどうも引っかかる。
    !の代わりかと思えばそうでもなく。
    筆者のやり方なのだろうが、子どもじみた軽い印象になり、
    恐ろしい怒りに聞いている側がすくむような状況には
    私は読み取れず冷めてしまった。

    読んでいて、確かにこれは騙されるかも
    と思う部分はあった。
    日常で、知り合う人の情報は
    自分が見て感じ取る部分、人の噂、そして本人の話が普通だろう。

    一々実際に戸籍を取り寄せることなどしないし
    免許を見せろとも言わない。





    人を騙そうと思えば随分と簡単に騙せるし
    この世は思

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    2009年12月31日
  • 結婚詐欺師(下)

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    別段、つまらないとは思わない。
    どちらかと言えば面白い部類だとは思う。
    しかしどうにも面白いと言い切れない一因は、
    登場人物たちの魅力の無さのせいだと思う。

    松川にしろ阿久津にしろ
    それぞれ違う意味で魅力が無く、感情移入のしようがない。
    強いて言うならば美和子がまだしも自分と近いようには感じた。
    彼女が阿久津と別れた理由として、
    夢をあげていた それについては唯一共感できた。

    心理描写に優れているという評価らしいのだが
    共感出来ない以上私とはどうも相容れないらしい。
    結婚詐欺師がいて、刑事がいて、捕まえる。
    言ってしまえばただそれだけの話だ。
    ストーリー展開にミステリーらしいどんでん返しで

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    2009年12月31日