乃南アサのレビュー一覧

  • ヴァンサンカンまでに

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    ヴァンサンカンってのは、25歳のことを言うらしいですよ。。。

    私は26歳、あ!今年27じゃん(--)
    これを読んだのはちょうど25歳の時です。

    お話は、入社1年目アパレルメーカー勤務のOL翠が主人公。
    彼女、恐ろしいですよ、自分がどうすると可愛いとか、どんなふうにしたら男に魅力的に思われるとか、全部計算して、しっかり手頃な男を彼氏にします。
    おまけに上司と不倫、彼氏とは二股。。。!

    しかしまあ、完璧に猫かぶっているわけですから、本物の愛はつかめないってわけですなぁ。。。愛は、恋は、計算ではできないっつーわけねー。

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    2010年04月13日
  • 死んでも忘れない

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    寝る前に読んじゃいけません。気持ちが暗く、重く、一気に読めません…。でも、早く読み終わらないとこの気持ちが終われない…(泣)最後はすっきりすぎるほどきれいに終わる。でもなぁ。絢子って、もう好きになれないままだったよ。

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    2010年04月12日
  • 氷雨心中

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    しっとり、湿った重さ。
    男と女の情念の重さか。

    鬱になるほどの重さではないです。
    (私はね。)

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    2010年03月14日
  • いつか陽のあたる場所で

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    久しぶりに乃南アサさん。「警官の血」に続いて今年はよく谷中に当たるよね。
    下町は谷中で暮らす治療院受付嬢・小森谷芭子29歳、パン屋のパート・江口綾香41歳。二人にはそれぞれ過去があり、二人の中でしか口に出せない秘密があった…。
    訳アリ二人の切ない日常が寄り添うように描かれる。ああいう経験したら、こうなっちゃうんだろうけどねぇ…、相変わらず上手い語り口でいつもながらに読ませるけれど、少し黴臭い話になっちゃって、そんな中で高木聖大クンはちょっと浮き気味。

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    2025年09月23日
  • 家族趣味

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    実際に読んだのは単行本なので少し違いますが、写真がないと寂しいのでこちらを載せることにしました。


    読み終わった感想は「怖い」です。ちょっと大袈裟に書いてる部分もあるだろうけど大なり小なり似たようなことはあるかもしれないなと思いました。1番悲しく切なかったのはデジ・ボウイですね。生きることの素晴らしさを知って欲しかったなと思います。私は生きていればきっと楽しいことも幸せなことも巡ってくると思う人間です。もちろん悲しいことも辛いこともあるけれど、それがあるから楽しさや嬉しさを感じるのだろうとも思うのです。いや、そう思わないとやってられないと思うことも実際にはあるんだけど。だからこそこのままじゃ

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    2010年02月25日
  • パラダイス・サーティー(下)

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    一般的なOLの栗子とレズビアンバーの経営者菜摘の話。
    上下巻に分かれていて長いけど、読みやすい。
    乃南アサの作品はすっきりしない終り方をするものが結構多く、今回もそんな気配がしてたけど、いい意味で裏切られたような、そうでもないような‥

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    2010年02月19日
  • ヴァンサンカンまでに

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    器用にうまくやって満たされているはずなのに、翠が少しずつ少しずつおかしくなっていく所が、飼ってる亀に対する扱いとかにどんどん表れてくる。
    読んでいて自分が追い詰められていくような気分になる。

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    2010年02月19日
  • 不発弾

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    まあなんというか、頭をあんまり使いたくないときに読むとあっさり読めていい感じ。時代を反映した家族モノや、軽い話が多いので、いつまでも手元に置いておくというほどでもないけど文がうまいので可もなく不可もなく。
    それにしても手塚治虫の短編マンガみたいだな。

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    2010年02月04日
  • 駆けこみ交番

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    前作「ボクの町」の続編。
    警察官として成長した主人公と地域の老人達との交流が描かれていますが、老人達には何か隠し事が・・・
    ちょっと現実離れした話になってしまい、残念ですが、楽しく読ませていただきました。

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    2010年01月16日
  • ヴァンサンカンまでに

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    周りがどんどん幸せになっていって、自分だけが取り残されているような感覚には共感できたけれど、翠の生き方には共感できなかった。

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    2010年01月11日
  • 結婚詐欺師(上)

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    まだ上巻なのでなんとも言えないが
    面白いことは面白いのだが
    先が読めてしまう展開が微妙。

    台詞で『っ』を多用するのがどうも引っかかる。
    !の代わりかと思えばそうでもなく。
    筆者のやり方なのだろうが、子どもじみた軽い印象になり、
    恐ろしい怒りに聞いている側がすくむような状況には
    私は読み取れず冷めてしまった。

    読んでいて、確かにこれは騙されるかも
    と思う部分はあった。
    日常で、知り合う人の情報は
    自分が見て感じ取る部分、人の噂、そして本人の話が普通だろう。

    一々実際に戸籍を取り寄せることなどしないし
    免許を見せろとも言わない。





    人を騙そうと思えば随分と簡単に騙せるし
    この世は思

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    2009年12月31日
  • 結婚詐欺師(下)

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    別段、つまらないとは思わない。
    どちらかと言えば面白い部類だとは思う。
    しかしどうにも面白いと言い切れない一因は、
    登場人物たちの魅力の無さのせいだと思う。

    松川にしろ阿久津にしろ
    それぞれ違う意味で魅力が無く、感情移入のしようがない。
    強いて言うならば美和子がまだしも自分と近いようには感じた。
    彼女が阿久津と別れた理由として、
    夢をあげていた それについては唯一共感できた。

    心理描写に優れているという評価らしいのだが
    共感出来ない以上私とはどうも相容れないらしい。
    結婚詐欺師がいて、刑事がいて、捕まえる。
    言ってしまえばただそれだけの話だ。
    ストーリー展開にミステリーらしいどんでん返しで

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    2009年12月31日
  • 5年目の魔女

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    「あぁ、そうだったのか…」という結末。

    結局、主人公の景子は、元親友の貴世美を“魔女”と呼んで恐れながらも、
    彼女自身にも魔女が宿っていたわけで。

    5年前の男のことは忘れられても、5年前の女のことは忘れられない――。
    女と女の関係って、そんなものなのかも。

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    2009年12月30日
  • 今夜もベルが鳴る

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    携帯がない時代のお話。昭和を感じさせてくれる本でした。オチもまぁ予想だける範囲でしたが、そこそこ楽しめました。

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    2012年08月04日
  • あなた(上)

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    怖かったです。
    片想い恐怖症になりそうなぐらい。

    ものすごい現実的な部分と、非現実的な部分があります。
    ラストがいまいち納得できないんだよねー。

    乃南アサは、犯人(?)が初めから読めてしまう・・・。
    それがちょっと残念かも。
    (2006.03)

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    2009年12月08日
  • ライン

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    インターネットのチャットで人気者の女性、KAHORUは実は男の浪人生。
    現実で待ち合わせた男性が殺されて・・・

    これは文章が少し読み辛かった

    ラストは、少し希望のある感じで終わったから救われたかな

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    2009年11月26日
  • ドラマチック チルドレン

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    ひきこもり・非行の子供たちを集めて、集団生活をしている家が舞台のノンフィクション。

    とにかく人物が入れ替わり立ち替わり進んでいくので、やや読みづらい感がある。
    もうすこし、誰か1人に焦点を絞っても良かったのではないかな

    それが現実ではあるのかもしれませんが

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    2009年11月24日
  • 5年目の魔女

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    ゾクゾクする怖さ。
    でも、今回の主人公は、自業自得。

    「いやぁ、女は怖い。陰湿」ってまた思われるんだろうな。。

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    2009年12月10日
  • 再生の朝

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    十月七日午後五時三十分。萩行きの夜行高速バスが品川のバスターミナルを出発した。乗客乗務員は十二人。約十四時間で目的地到着の予定だったのだが・・・。深夜に乗務員が殺害され、バスは殺人者とともに、何処とも知れぬ闇の中に放り出される。台風接近で風雨も激しさを増し――。それぞれの人生を背負って乗り合わせた登場人物たちの多視点から恐怖の一夜を描く、異色のサスペンス。
    (裏表紙紹介文より)

    ***

    文庫2冊くらいになってもいいから、もっと登場人物たちのバックグラウンドを掘り下げられてたら★4つだったかなぁ。
    すらすら読めたし、面白かったんだけど、今ひとつ物足りない感が拭えない。
    いや、文庫2冊じゃさす

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    2010年10月14日
  • 駆けこみ交番

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    新米のおまわりさんと、7人の老人からなるとどろきセブンが繰り広げる短編集。おじいちゃんおばあちゃんが良い味出してます。

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    2010年10月03日