香魚子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画を見ているような、人間と超常現象の激動シーンがラストに繰り広げられるんでふが。
これ、その直前の高峻と寿雪の湖での語らいが静のシーンとして胸を打った後に、呪術の破壊からなる動のシーンと対比してて、ドキドキが止まらなかった。
それぞれの思惑や情で動く人間らしさが細やかに書き分けられていて、面白い。
国を去ると考えた時に、高峻や夜明宮の人たちだけでなく他の妃や関わった宦官たちのことも含めて寂しく思うのは深かった。単に恋情で終わらせない、寿雪の孤独からの再生について想いが駆け巡った。。。
続刊がすぐ読める手元にあって、本当に良かった。。。早く読まないと、続きが気になりすぎる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレダークメルヘン再び。
今回もエリスは様々な人を魅了していく。
性別も年齢も問うことなく。
そして、魅了された者たちの最後は全て……
粗筋にあった話以外は、前作の後日談と「カロン」についての物語と作品世界の掘り下げ話となっている。
粗筋にあった話も後日談といえば後日談だけれども、ちょっと他の話2つが性質が違うというか。
特に「カロン」の物語は奥深かった。
伏線は前の話から用意されているので、その違和感に気付けると「おお!?」となるかも。
この作品、時間軸順に各話が配置されている訳ではないので、下手すると時間軸が大幅に前後するので注意が必要。
でないと、ミスリードに引っかかる。
ポイントは没個性