ジュール・ヴェルヌのレビュー一覧
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無人島生活を始めた5人+犬1匹の物語の続編。着の身着のままだった彼らだが、各々の知識、発想、能力、献身等により、無人島をめざましく発展させる。不時着した気球の布地から衣服を繕う。家畜を育て、小麦を栽培、収穫してパンを作り、窓ガラスをはめ込み、待望の煙草をふかす。さらには、もはや「そうなんですね」と頷くことしかできない科学や物理学の説明の後、風車や水力エレベーター、電気通信施設まで整備する。水夫の言う通り、汽車を走らせる日も遠くない。技師が「今は必要ないから作ってないだけで、簡単だよ」と説明しそうなのが目に浮かびます。たとえるなら『どうぶつの森~無人島サバイバル編~』みたいな印象。人間ってすごい
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神秘の島[第一部]/ジュール・ヴェルヌ
「海底二万里」のネモ艦長が出ると聞いて読み始めた本。
囚われの5人+犬1匹は、気球でアメリカを脱出し、嵐に翻弄されながら見知らぬ島に不時着。
最初の頃は、奇跡的に持っていたマッチを「俺には擦れない!失敗したらおしまいだから!」と 大騒ぎしながら慎重&丁寧に扱った彼らだったが、リーダーのサイラス技師の知識の元、簡単に火をおこせるようになり、弓や罠、レンガ、陶器や家具等を作り、鉄鉱石や石炭から鋼鉄を生み出すように。さらには爆薬の原料であるニトログリセリンまで生成して地形を変え、快適な居住環境を手に入れる。皆が各々の能力をフル活用する、すごすぎるサバイバーたち -
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SFの父ジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』です
小さい頃に読んでいるはずなんですが、例によってまるで覚えちゃいません
しかーし!すんごい面白かったのはなんとなく覚えている
そして実際面白かった!
1873年出版なので、19世紀末ですな
ヴィクトリア朝末期です
上下巻の上巻では、ロンドンを出発してちょうど半分の40日が経過、中国の上海まで到達しております
突然ですが、ここでクイズです
この間、主人公フォッグ氏は様々な乗り物を乗り継いで旅しているんですが、この中で動力源が現代でも変わっていない乗り物がひとつだけあります
それはなんでしょう?
答えはCMのあと!(CMないわ!) -
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相変わらずのコンセイユの面白さ。コンセイユ推しです。
下巻はさらにワクワクの探検が重なります。
その中でネモ船長の心の内が垣間見えて悲しい人だとわかるのですが、彼の曲がった正義感がなんとも言えないモヤモヤ感を残します。
このあとネモ船長たちはどうなるのでしょう…。考える余白を多く残したまま物語が終わりました。
登場人物が少なく、ストーリー展開は複雑ではありません。
多くの知識が込められたSF小説ではあるものの、登場人物の考え方 — 知への欲求、自然への挑戦、自由と自己実現など、現代と全く変わらない不変のテーマに基づいていて、全く古さを感じません。
だから名作と呼ばれるのでしょうね。 -
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知的好奇心をくすぐる壮大な冒険活劇!
とても有名な作品ですが、実は名前だけ知っていた程度で、読むのは今回がはじめてだったのですが、本当に面白かった!
ネモ船長、アロナクス教授が連れていってくれる海底旅行をたっぷり楽しめました
何より特徴的なのは主人公アロナクス教授が語る海底生物の緻密な描写と膨大な脚注!
訳者あとがきにもありましたが、当時の人々にとって写真はまだあまり一般的ではなく、想像力を膨らませながら読んでいたとか…
百聞は一見に如かずと言いますが、本書に限っては色鮮やかな情景がありありと目の前に浮かぶので、教授達と一緒に旅をしてる気分になれます!
また、かなり高い頻度で挿絵が入るので文 -
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★★★★ 何度も読みたい
世界各地で目撃される謎の巨大海洋生物。その捕獲をすべく乗り出した教授たち3人は、事故で海に投げ出された際、その巨大生物の上に漂着した。なんとそれは生物ではなく、陸の生活を捨てた者たちが暮らす高性能な潜水艦・ノーチラス号だったのだ。教授たちの奇怪な冒険が今始まる。
といった感じの上巻では、まだ誰も目にしたことのない海底の光景、更にその散策など、海底の冒険に主軸があった。しかし下巻では一転して、ノーチラス号のリーダー・ネモ船長の謎が深まり、不穏な雰囲気が漂う。
上巻では細やかな海底の様子が綴られているが、(下巻でそれらが消え失せることはないが)下巻では海底世界の紹介者 -
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この作品の作者ヴェルヌはフランス人であるが、彼がイギリス人を主人公にし、フランスではなく、ロンドンをスタート地点にしたのかということを疑問に思わないだろうか?
ロンドンには有名なグリニッジ天文台があり、『八十日間世界一周』が出版された1873年にはロンドンに本初子午線を設定しようという案が既に出されていた(実際に採用されるのは1884年)。
イギリスが当時世界にたくさんの植民地を抱え、確かに世界の中心と言われても違和感はないかもしれないが、子午線という概念も関係していることに注意してみると面白いかもしれない。パスパルトゥーがロンドン出発後、国によって時差があるにもかかわらず一度も自分の時計