ジュール・ヴェルヌのレビュー一覧
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ネタバレジュール・ヴェルヌの本はロマンと神聖さを感じる。アロナックス教授が青年・コンセイユ、銛付き・ネッドと一緒に巨大深海魚を探す。船が何らかの巨大物体と接触し3人が海へ投げ出される。巨大物体は潜水艦(ノーチラス号)であり、ネモ船長に囚われの身となる。この潜水艦の技術は最強で、ネモ船長の監視下で海底旅行をする。挿入絵が理解を深め、さらにその神秘さとワクワクが増す。イカの大群、珊瑚群生などは圧巻。また、とある島に上陸し、土民との戦いがあり笑ってしまう。色んな感情を引き起こしながら、ネモ船長との旅、下巻が気になる。⑤
多くの方々の感想、四畳半神話大系の主人公の愛読書?そうなんだ! -
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ネタバレ日常生活からの隔絶され、生死の手綱を他人に握られた人々は何を思い行動するのか
故郷への渇望、まだ見ぬ世界への知的好奇心、置かれた状況への淡い期待、絶望
自分達の命を握る潜水艦の主ネモ船長
脱出が許されない以外は最大限の限られた自由を与えてくれるが、時折激しい一面も見せる
突如として閉じ込められた非日常の中で人々はそれでも強く生きていく
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まだ見ぬ、誰も知らない海の世界を旅する
それだけでもワクワクしてしまう世界観に限られた自由やネモ船長の見えない心の内
置かれている状況はいわば監禁だが、誰も見た事がない世界への好奇心が溢れ出す
そんな中での仲間との信頼や衝動、時折のぞかせるネモ -
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今でこそ光の届かない深海を探る手立てがあり、深海の生態系について(僅かでも)知ることができている。それはつい最近の出来事であると、無生物な荒涼とした深海の描写で思い知らされる。深海1万メートルにもヨコエビの仲間が生息しているらしい、と判明したのはつい最近の研究によるもの。
大西洋に海底ケーブルが敷設され、地球上を循環する大海流の存在が判明していても、150年前の海中はまだまだ未知の世界。漁師や船乗りの話、貴重な標本から判ることにも限りがある。それは海にはロマンがあっただろう。
今でも、「地球最後のフロンティア」と呼ばれる深海にはまだまだロマンが潜んでいる。いつかは私も、アロナクス教授のようにこ -
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ネタバレこの作品を通してネモ船長の存在感が凄まじい。
海や海洋生物、また機械工学など幅広い知識を持つ「ノーチラス号」の船長。
「人間」を嫌う人間社会とは切り離された世捨て人のような人物。
ある時は冷静に、またある時は情熱的に。
アロナクス先生が、最後に会いたい気持ちと会いたくない気持ちが葛藤していた気持ちが分かる気がする。
尊敬と嫌悪。
謎に包まれたままの「ネモ船長」。
まさに「誰でもない人」。
最後、ネモ船長率いるノーチラス号があの事件で航海は終わってしまったのか、まだ航海を続けているのか、
はたまた、航海が続いている場合、まだ復讐はおわっていないのか、それとも、、、、
っと、余韻