ジュール・ヴェルヌのレビュー一覧

  • 海底二万里 (下)

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    1840年代にエドガー・アラン・ポーが「小説に科学的事実を取り入れることによって物語に真実味を持たせる」という技法を示し、感銘を受けて科学冒険小説の多くを生み出したヴェルヌ。150年前、本書における海洋生物の薀蓄は当時最新の専門書を研究し引用した事柄も今ではツッコミどころとなってしまったが、万能なエネルギーの電力や潜水艦のビジュアルイメージは先見的であり予言ともいえるレベルだ。作者の反権威主義は虐げられた科学者であるネモ艦長の姿そのものであり、人の道具は「武器」であるという呪縛は現在でも解けてはいない。

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    2013年10月26日
  • 海底二万里 (上)

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    千葉にあるのに東京な「ネズミーランド」のアトラクションにもあるので若い世代でも題名だけは知っているであろう海洋SFの古典。今から150年前に描かれた本書は帆船がやっと蒸気エンジンを装備しだした時代で”潜水艦”の概念は大まかな構想でしかなく「鯨のような舟」という外観と水中を自由に動き回るオウムガイをイメージして名づけられた潜水艦『ノーチラス号』と 人間社会を捨て海洋世界の探求に魅入られる謎の人物ネモ艦長との冒険譚の前半は世界的規模で確認される海洋で起こる巨大海獣の目撃と衝突事故の調査から始まる。ノーチラス号とネモ艦長の秘密とは?怒涛の下巻へ!

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    2014年01月09日
  • 八十日間世界一周

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    世界が狭くなり始めた頃の小説。翻訳のせいか、非常に展開がスピーディで物語の内容にマッチ。金で時間を買いまくっている話、とも言ってしまえますが、喧嘩あり恋ありの冒険譚は心踊りますなぁ。

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    2013年08月16日
  • 八十日間世界一周

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    19世紀の小説らしくてとても面白かった。話の筋もそうですが、当時のロンドンやインドや横浜などが興味深く描かれていて楽しい。挿絵も良かった。

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    2013年05月07日
  • 八十日間世界一周(上)

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    ネタバレ

    <概要>
    冷静さと物事を行うことにかけて尋常ではない正確さを持つ紳士フォッグが、トランプ仲間との賭けで80日以内で世界一周を目指す。
    以下あらすじはwiki参照。

    <所感>
    当時の情報量を考えると、著者による描写の細かさには目を見張るものがある。当時の人々が紀行として本書を愛した、というのも納得である。
    しかし如何せんオチが途中で読めてしまったんだよなぁ・・・まあ時代差あるし仕方ないか。

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    2012年11月22日
  • 十五少年漂流記 1

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    人数多いなw
    なかなかキャラがたっててよろしい
    リーダー決めるとこ2巻にしてもよかったような、でもそれだとくどすぎるかな
    思ったよりは漂流遭難してた

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    2012年09月14日
  • 地底旅行

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     食料、寝具、着替え、テント、地図…etc
     そんな荷物を準備して、車やバイクに積み込み旅に出る。
     それは、小さい頃に読んだ冒険の旅の続きだったのかもしれない。

     偶然手に入れた宝物の在り処を示す地図。
     何かを探す探求の旅。
     ただ、今ここでないどこかを目指す旅。

     目的やきっかけは異なるのだろうが、旅に出る気持ちのどこかには、冒険という名のエッセンスが少なからず含まれている気がする。
     拭い去れない思い。


     思い返すと子供の頃には、今よりずっと地下世界をモチーフにしたストーリーがあった気がする。
     地下に広がる帝国。
     地上に出る日を夢見続ける地底人。
     地の下で悪を育む組織。

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    2017年08月16日
  • 十五少年漂流記 1

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    上手くアレンジしていると思う。日本風になっていてわかりやすい。

    殿谷がドノヴァン、安野がブリアン、後藤がゴードンといったとことかな。ブリアンの弟はいないんですね。遭難の理由をどういうふうに位置づけるのか、次に期待。

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    2012年03月28日
  • 八十日間世界一周(下)

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    こういう結末だとは思ったけど、やっぱり良かった!

    日本の様子も、あくまで間違ってはないけどごたまぜ感たっぷり。アメリカ人気質もご存じみたいだったし。

    結局なんでお金持ちだったかもどんな人間性なのかも分からなかったけど、フォッグ氏は幸せを手に入れられて良かったと思うのです。

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    2011年08月31日
  • 八十日間世界一周(上)

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    昔の旅行記みたい(?)
    ガリバーとか膝栗毛とか。

    フォッグ氏とパスパルトゥーがいいコンビ。
    機械扱いされても犯罪者扱いされても無表情に旅を続ける謎の男と、主人の分まで楽しもうと剽軽で好奇心の強い召使い。

    「俺は機械に仕えるのが望みだったんだ!」

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    2011年08月30日
  • 海底二万里 上

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    いわゆるSF物の古典
    面白かったのが現代のSFは利便性が上がる事について、テクノロジーの
    方向性が向いてるのに対して
    これは綺麗な物美味しい物を
    楽しむ為にテクノロジーの方向性が向いている
    、、、、、ような気がする


    時代の変化
    ちょっと淋しい気がする

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    2011年08月26日
  • 海底二万里 (上)

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    理論とか小難しい水圧のはなしとか、具体的に数字を挙げてくるのでファンタジーとは思えない生々しさ?というか、本当にありそうな話だなって思えます。話に親しみやすくなる
    海の植物で服を作ったり、陸の作物を食べなくても生きていけたり、うそだろ?って思うけど、読んでるとなるほどーって思っちゃう 
    海底のはなしとかわくわくしますね

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    2011年03月12日
  • 地底旅行

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    「児童書」というイメージが強かったのですが、意外にしっかり科学チックな話でした。SF小説の先駆け、という解説にも頷ける内容だったかと。ちなみに科学的な部分はさっぱり理解できていません(汗) 世界地図を見ながら読むともっと楽しめるのかもしれませんね。

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    2009年10月07日
  • 二年間のバカンス 十五少年漂流記(ジュール・ヴェルヌ・コレクション)

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    ジュール・ヴェルヌ・コレクションがそそられるのと、邦題が原題通りなのと、巻頭にチェアマン島の地図がついているところで、こちらを。しかしどちらかというとわたしは角川文庫訳のほうがすきだ。

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    2009年10月04日
  • 地底旅行

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    もし地底世界への入り口を見つけたら・・
    地底には見たこともない生物、湖、様々なスリルが溢れている。
    自分が踏んでいる地面の底。
    どんな世界が広がっているのだろう。
    全ての少年達へ。

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    2009年10月04日
  • 征服者ロビュール(ジュール・ヴェルヌ・コレクション)

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    海底2万里の空バージョンともいうべき話.プロットもほとんど同じで不思議な空飛ぶ機械にさらわれた一般人とその不思議な機械(飛行機)の船長との旅物語.この話が書かれた当時にはまだ飛行機などは発明されていなかったのに,その物理的特徴をみごとにとらえているのがすごい.ただ海底2万里ほどの印象がちょっと残らなかったのはロビュール自身についての行動があまり語られなかったからだろうか.

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    2009年10月04日
  • 八十日間世界一周

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    80日で世界を1周してみせる!今では何と言うことはないですが、当時では大変なこと。よくわからない意外な展開もあり、思ったよりは楽しめました。・・・あんまり覚えてませんけど。

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    2009年10月04日