ジュール・ヴェルヌのレビュー一覧
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❖本書は読書嫌いであったコドモの頃に読んだほとんど唯一のもの。物語世界に惹きこまれたその時の記憶は今も残る。いま読むと、大仰な語り口は空回りしている印象。少年少女向けであるからその仕様は仕方ないのかもしれない。一昨年、似た設定の同著作『黒いダイヤモンド』を読んだけれど、あちらの方はややオトナ向きであった。
地底に潜るまでに本作のほぼ半分の頁が費やされるが、その部分の特にアイスランドへの旅の行程などしっかり描き込まれていて愉しめた。死ぬ思いをしてようやく到達した地底世界、その中後半部の物語展開はやや盛り上がりに欠ける印象。絶滅した古代生物の存在など巧く物語に絡めて冒険譚にふくらみを持たせて欲 -
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シーのセンターオブジアースを切っ掛けに読んでみた。ジアースに居るようなピカピカした地底生物が登場しないが、化石や地底湖など如何にも冒険小説で楽しく読めた。アクセルがはぐれてしまう下りもドキドキした。サーペントはアリだけど、象や巨人の下りはリアリティが稀薄に感じた。志半ばでの終劇も良い展開。SFは殆ど読んだことがないのだが、このエセ科学感はとても良い。また、登場人物中ハンスがもっともイケメンである。
恐らくこの本を読んでからの方がよりセンターオブジアースを楽しめる。地底からの脱出のシーンを自らの体験と重ね合わせることができるかと思われる。ということは海底2万マイルを読むと更にシーを楽しめるという -
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千葉にあるのに東京な「ネズミーランド」のアトラクションにもあるので若い世代でも題名だけは知っているであろう海洋SFの古典。今から150年前に描かれた本書は帆船がやっと蒸気エンジンを装備しだした時代で”潜水艦”の概念は大まかな構想でしかなく「鯨のような舟」という外観と水中を自由に動き回るオウムガイをイメージして名づけられた潜水艦『ノーチラス号』と 人間社会を捨て海洋世界の探求に魅入られる謎の人物ネモ艦長との冒険譚の前半は世界的規模で確認される海洋で起こる巨大海獣の目撃と衝突事故の調査から始まる。ノーチラス号とネモ艦長の秘密とは?怒涛の下巻へ!
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Posted by ブクログ
食料、寝具、着替え、テント、地図…etc
そんな荷物を準備して、車やバイクに積み込み旅に出る。
それは、小さい頃に読んだ冒険の旅の続きだったのかもしれない。
偶然手に入れた宝物の在り処を示す地図。
何かを探す探求の旅。
ただ、今ここでないどこかを目指す旅。
目的やきっかけは異なるのだろうが、旅に出る気持ちのどこかには、冒険という名のエッセンスが少なからず含まれている気がする。
拭い去れない思い。
思い返すと子供の頃には、今よりずっと地下世界をモチーフにしたストーリーがあった気がする。
地下に広がる帝国。
地上に出る日を夢見続ける地底人。
地の下で悪を育む組織。