ジュール・ヴェルヌのレビュー一覧

  • 海底二万里(下)
    第二部となる下巻は、第一部と比べて物語の展開や登場人物の感情が激しく動いていた印象で非常に読み応えがあった。特に後半は、観察眼がありつつも意外と感情の上下があるアナロクス博士の視点から見える状況にハラハラさせられた。
  • 八十日間世界一周(下)
    さて、下巻である。

    前回、上海で乗り遅れたかにみえたフォッグ氏らだが、間一髪乗せてもらうことができた。そして船ではパスパルトゥーとも再会できる。
    舞台はアメリカ大陸へ。アメリカは主に鉄道の旅であるが、インディアンとの闘争が繰り広げられていた時代、鉄道旅といえども一筋縄ではいかない。
    ニューヨークを...続きを読む
  • 八十日間世界一周(下)
    アウダ夫人の登場以来、旅を彩る紅一点として、心穏やかになる瞬間もしばしば。フォッグ氏に対する感謝と同時にわずかな恋心のようなものも感じ取れ、最後に2人は結ばれるのではないかとワクワクしながら読み進められた。最高のハッピーエンドが見られて非常に満足である。
  • 八十日間世界一周(上)
    ジュール・ヴェルヌ、既読の地底旅行、海底2万海里、十五少年漂流記ともにアドベンチャーワールドさく裂。まだ上巻だけどドキドキ。「改革クラブ」に通うフォッグは無口でニヒルな男性。クラブで80日間で世界一周できるか賭けをする。なんと行くのは自分。召使のパスパルトゥーと一緒にロンドンを出発。スエズ運河、イン...続きを読む
  • 地底旅行
    地底から地上に飛び出すシーンなんて鳥肌ものでした。こんなにおもしろい冒険ファンタジー?がこんな昔にうまれていたなんて!どんどんスピード感があがっていくのでぜひ最後まで読んでほしい。
  • 海底二万里(下)
    19世紀のBBCアース、その圧倒的な物語。
    影響を受けた物語や映像は数知れない、超名作。

    地球にある海はつながっているという事実を再認識するような壮大な行程の中で、生物・鉱物・地形、それらがガイドブックのような詳細な記述で当時の解釈や想像の中から生み出されて、まるでノーチラス号の小窓から見ているよ...続きを読む
  • 八十日間世界一周(下)
    旅行記、サスペンス、アクション、ラブロマンス、いろんな要素が詰まっていて飽きることなく一気に読んでしまった。
    ヴェルヌの本は、読んでいるだけで実際に見て体験しているような気にさせてくれる生き生きとした描写がとても魅力的で本書でもそれが存分に発揮されていた。
  • 海底二万里(下)
    ジュール・ヴェルヌの海底冒険ものに圧倒された。巨大タコやサメとの壮絶な戦い、南極での酸素不足、敵艦からの襲撃等旅行中の修羅場が多数あり、手に汗握る。読書による映像がバーチャルリアリティー化のように思うほどの描写力に作者の想像力が卓越していたんだろうと思う。ネモ船長がなぜ人間社会から隔絶し復讐に燃えて...続きを読む
  • 海底二万里(上)
    ジュール・ヴェルヌの本はロマンと神聖さを感じる。アロナックス教授が青年・コンセイユ、銛付き・ネッドと一緒に巨大深海魚を探す。船が何らかの巨大物体と接触し3人が海へ投げ出される。巨大物体は潜水艦(ノーチラス号)であり、ネモ船長に囚われの身となる。この潜水艦の技術は最強で、ネモ船長の監視下で海底旅行をす...続きを読む
  • 海底二万里(上)
    日常生活からの隔絶され、生死の手綱を他人に握られた人々は何を思い行動するのか

    故郷への渇望、まだ見ぬ世界への知的好奇心、置かれた状況への淡い期待、絶望

    自分達の命を握る潜水艦の主ネモ船長
    脱出が許されない以外は最大限の限られた自由を与えてくれるが、時折激しい一面も見せる

    突如として閉じ込められ...続きを読む
  • 十五少年漂流記【試し読み】

    主題がいくつか感じられる

    非常に多感で、かつ人間関係は少しの変化だけでも敏感に察する年頃の少年たちが、とある無人の離島へ漂着し、そこで生きるために協力し暮らしていくストーリーです。こういう展開では心のすれ違い防止やコミュニケーションの大切さが改めて浮き彫りとなり、人間何歳になっても、極限状態の中でも他人との協力は必要不可欠で...続きを読む
  • 海底二万里(上)
    電車を乗り過ごしたほど!
    理系男子向けの本かと思っていたので、私には面白く感じられるかなと半信半疑でした。
    美しい装丁からの期待通り、いや、以上の面白さ。
    ぐいぐい引き込まれます。
    言葉だけでここまで楽しめる、想像をかき立てられるものに久々に出会いました。
    20歳までに読んで欲しい一冊。
    まだの方は...続きを読む
  • 二年間の休暇 下
    十五人の少年が頑張って脱出しようとしている姿が、自分が本当に冒険している空想の世界に連れて行ってくれる。
  • 二年間の休暇 上
    冒険も最後に近づいてきた十五人の少年。
    島に悪党達が近づいてきて...
    名作の冒険小説、ここに完結。
  • 八十日間世界一周(上)

    大好きな本

    冒険、サスペンス、ロマンス、紀行、全部入っていて本当におもしろいです。
  • 海底二万里(上)
    ★はじまりの本★

    未知の海底で、奇想天外な大冒険

    〈内容紹介〉
     1866年、大西洋に謎の巨大生物が現れた。怪物の正体を暴くため、アロナックス教授は召使のコンセイユとともに船に乗り込む。航海の途中、海に投げ出されてしまった彼らが遭遇した怪物の正体とは…。
     SF小説作家として有名なジュール・ヴェ...続きを読む
  • 80日間世界一周

    めちゃ面白い!

    とにかく面白い。ジュール・ベルヌ、はまりました!別の出版社の別の訳でも再読しようと思います。
  • 海底二万里(下)
    今でこそ光の届かない深海を探る手立てがあり、深海の生態系について(僅かでも)知ることができている。それはつい最近の出来事であると、無生物な荒涼とした深海の描写で思い知らされる。深海1万メートルにもヨコエビの仲間が生息しているらしい、と判明したのはつい最近の研究によるもの。
    大西洋に海底ケーブルが敷設...続きを読む
  • 海底二万里(上)
    多種多様な水棲生物の列挙を掻き分けながら、潜水艇ノーチラス号で世界中を旅するザ・海洋冒険譚。ノーチラス号とネモ船長の謎、大海原への好奇心を満載して海底へ。
    ただ、何しろ古い小説なので、生き物の分類が今と異なる・いるはずのない生き物がいるなど…注意が必要。注釈を読んでね。オオサンショウウオが海を泳いで...続きを読む
  • 地底旅行
    ロマンはどこだ!地球の中に空洞があることを突き詰めようとアイスランドに降り立つリーデンブロック教授と甥のアクセル助手。アイスランドの休火山のスネッフェルス山の山頂火口から2人と地元人のハンスが地球のど真ん中目指して歩き出す。鍾乳洞の美しさ、様々な岩石、途中に見つけた水脈、最後には噴火直前の溶岩に乗っ...続きを読む