ジュール・ヴェルヌのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
19世紀の中頃のドイツ、アイスランドを舞台にした小説。
当時の科学水準を知るには良い本だが、地球の内部構造に関する設定が非科学的なため、ちょっと残念でした。
まあ、当時の科学技術で地底に旅行(冒険・探検)に行くとなると、このような設定にせざるを得ないのも理解できなくはないですが。
それから、最後のオチが、今一つでした。
同じくジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』のようなうまいオチを期待していただけに、これも残念でした。
とはいえ、設定の強引さを除けば、主人公のアクセルの心理描写や、リーデンブロックの行動は面白く、読みやすい本ではありました。
ただ、もう一度、読む気にはなれないですね。 -
Posted by ブクログ
ディズニーシーのアトラクションでネモ船長とかノーチラス号とか知ってても、原作を読んだことがなかったので、読んでみた。そもそも「海底二万里」って、垂直方向に「二万里」で深海世界の話かと思ったら、単純に海底を移動した水平方向の距離のことだった。って、てかそんな二万里も深いはずないか、とか当たり前なのに、逆に言えばそれくらいしかイメージしてなかった。
裏表紙をそのまま引用すると「ときは1866年、大西洋に謎の巨大生物が現れた!異形の<怪物>の目撃譚に人々はおののき噂した。(略)議論が沸騰するなか、アロナクス教授はその正体を暴くため、使用人のコンセイユとともに高速フリゲート艦に乗り込む。それが、驚くべき旅の始まりになるとも知らずに¬ー。少年から大人までをも魅了する海洋冒険ロマンの傑作、新訳。」ということで、とにかくネモ船長と冒険に行く話かと思ったら、最初からネモ船長が登場するのではなかった。たぶん原作にもある、味のある挿絵がたくさん見れるのは良かった。
ゴールデンウィークで旅行に行くのに、移動時間とかゆっくりする時間に本を読もうと思って、しかも船に乗ったりしたので、ちょうどいいかなとか思って持って行ったけど、結局別の本を1冊読んでそれで終わってしまい、結局重しを持って行っただけのような本になってしまったが、旅行後に読み始めてから、1週間くらいで上下巻読めた気がする。
ネタバレにもなるので感想は下巻で。 -
Posted by ブクログ
新潮文庫の上下を横に並べると、ノーチラス号の絵が出現する。その表紙の絵が気に入って購入。
1870年に発表された作品と聞いて少々驚く。
日本では明治3年。大政奉還から3年しか経っていない!この時代に、フランスではこの内容の小説が読まれていた事実に衝撃を受ける。
謎に満ちたネモ船長率いる潜水艦ノーチラス号に偶然乗り合わせた博物学者のアロナクスらが、海の中の驚くべき世界を10ヵ月間冒険するお話。
今から150年以上も前に書かれたものとはとても思えない。それもそのはず、当時は潜水艦なるものはなかった。お話の全ては作者の頭の中にあるもの。
作中にでてくる海底の描写。特に、様々な生き物の描写はカタカナの表記で味気ないものがあるが、全ての生き物がいきいきと描かれ、まるで海の中に宝石が散りばめられているようだ。
今から40年以上も前、中学生の頃にもしこの本に出合っていたなら、あれほど嫌だった夏休みの読書感想文の宿題もさぞ捗ったことだろう。 -
Posted by ブクログ
ヴェルヌは二作目。前回読んだ「十五少年漂流記」が少年の冒険譚な作品だとすると、ヴェルヌのSF小説はこれが初めて。サイエインス・フィクションの開祖として知られ、SFの父とも呼ばれる彼の作品をこれまで読んでいなかったのは、特段何か大きな理由があったわけではありませんでした。ただなんとなく「また今度でいいや」が繰り返されてきただけ。そんな彼の作品を手に取ったのは、これまた何か理由があったわけではなく、「そろそろ読んでみようかな?」という気分になったぐらい。
そんな不純?な動機で手に取った本書はヴェルヌのなかでも有名な作品です。1864年に描かれただけあって、古臭さというか、物語の展開に単調さを感じることはあったのですが、それでも地球の内側に広大な世界が広がっているというドキドキワクワクな設定には、胸を膨らませて読み進めるばかり。暗くて長い洞穴を進んだ先に広がる果てしない海、巨大な茸で形成された森林、古代の海洋生物の出現や眼前に広がる無数の骨々、そして人間に似た何か巨大な生物…確かにSFの父と呼ばれるに相応しい胸弾む作品でした。 -
Posted by ブクログ
ストーリーと関係のない描写がすごい!
実際に存在する生物の描写と、空想の描写が入り混じっている気がするのですが、海中の描写や船舶の事故など、これでもかっ!!というほど、細かく解説してくれます。
上巻だけでも分厚い本なのですが、内容は
謎の生物が、船舶事故を起こしている。
この謎の生物にコメントを問われた博物学の博士である主人公が、
誘われて探索隊に参加する。
そして、その生物と対峙する。結果、難破してたどり着いたら
その生物の上で、実は潜水艦でした。というお話です。
その後、その潜水艦に同乗して色々あるということなのですが
下巻を読むべきか、ちょっと考えてしまいます。(^_^;) -
Posted by ブクログ
フランスの海洋生物学者アロナクス教授、助手のコンセイユ、銛打ちの名手のカナダ人ネッド・ランドは、潜水艦ノーチラス号の調査に向かったところ、そのノーチラス号の襲撃を受ける。
幸運にもノーチラス号に打ち上げられその船長であるネモに救助された3人は、ノーチラス号の半年間の海中旅に同行する。
終始おびただしい数の生物学名が出てきて少し読みにくかったです。
物語というよりは、絵のない図鑑や百科事典を読んでいるようでした。
ただ下巻は物語にも盛り上がりが出てきて、棚氷に巻き込まれた話や海底でサメと闘う話はハラハラしながら読みました。
原本と同じ挿絵が使われていたのも良かったです。
ネモ船長の国籍や、なぜ陸を捨てて海で生きることを選んだのかなど、、
疑問は残ったままです。