【感想・ネタバレ】神秘の島(第一部)のレビュー

あらすじ

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四人の男とひとりの少年と一匹の犬をのせた気球が、嵐のなか無人島に漂着した。なにひとつもたない遭難者たちは、十九世紀の科学知識を駆使して、火を起こし、狩りをし、れんが、鉄、爆薬…あらゆるものを自らの手で作りだしていく。知識の宝庫である技師サイラス・スミスを中心に、結束した五人は、安全な住居を確保して、島での生活を快適におくる。だが、他にはだれもいないはずの島に人の気配が。『海底二万里』のヴェルヌが描く壮大な冒険小説。

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Posted by ブクログ

神秘の島[第一部]/ジュール・ヴェルヌ
「海底二万里」のネモ艦長が出ると聞いて読み始めた本。
囚われの5人+犬1匹は、気球でアメリカを脱出し、嵐に翻弄されながら見知らぬ島に不時着。
最初の頃は、奇跡的に持っていたマッチを「俺には擦れない!失敗したらおしまいだから!」と 大騒ぎしながら慎重&丁寧に扱った彼らだったが、リーダーのサイラス技師の知識の元、簡単に火をおこせるようになり、弓や罠、レンガ、陶器や家具等を作り、鉄鉱石や石炭から鋼鉄を生み出すように。さらには爆薬の原料であるニトログリセリンまで生成して地形を変え、快適な居住環境を手に入れる。皆が各々の能力をフル活用する、すごすぎるサバイバーたち。
知識を文字通り”生かす”というのはこういうことかと驚嘆。「無人島に一つだけ持って行けるとしたら?」というよくある問いには、迷わず「サイラス技師」と応えるべきだなと思いました。

序盤の島の描写がイメージしづらい&地学や科学に詳しくない&海獣が好きな私にとっては読み進めるのが辛い部分も多々ありましたが、普段考えることのない地球のこれからとか、太陽からの熱を浴びているはずなのになぜ月は冷たい天体なのかとかの解釈が新鮮で、途中から夢中になって読めました。カバー袖のネタバレに注意。
身の回りで起きている不可解な事象と、サバイバル生活に慣れてきた彼らが見つけた、他者の存在を示す一発の銃弾。出てくると聞いているネモ艦長の、うっすらとした気配。

どこにも売ってないよ〜と騒ぎながら、奇跡的に新刊書籍で手に入れた第二部、今から読むのが楽しみです!

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2025年04月14日

Posted by ブクログ

冒険と無人島での生活物語でワクワクする内容だったが、あまりにも上手く行きすぎる感はあった。
ただ全体的に読みやすくどんどん物語が進行していくのでサクッと読めて面白かった。

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2024年06月15日

Posted by ブクログ

この歳になって今更だけど、ヴェルヌはイイよね。設定としては、あり得ないほどレベルの高い主人公達で引きぎみだが王道なカンジが楽しい。

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2012年10月23日

Posted by ブクログ

南北戦争から逃れた人々が気球から不時着した島。
そこはただの無人島ではなかった。
海底2万里の続編。海底2万里読後は是非読んでほしい一冊。

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2012年07月29日

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