桑田健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「ナチの亡霊(下)」3
著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房文庫
p151より引用
“温室内は自然を楽しむ場所ではない。自然
を操作するための空間なのだ。温室の屋根の
下では、自然は剪定され、歪曲され、交配さ
れる。盆栽は銅線によって成長を妨げられ、
受粉は人間の手によって制御される。”
目次から抜粋引用
“黒いキャメロット
機械の中の悪魔
交配種
スイギュウの角
ルーン文字の謎”
機密部隊・シグマフォースの活躍を描いた、
長編アクション小説。シリーズ第二弾下巻。
お互いの利益の為に敵と手を結んだ司令
官・ペインター一行、敵の裏切り者を見つけ
出す方策を実行に移すが、ペインターの身体
は着実に弱りつつあった…。
上記の引用は、植物研究用の温室について
の一節。
植物の品種改良等の恩恵は、多くの人が受け
取っていることでしょう。しかし、あまりに
も行き過ぎた改良は、何かしらの不都合を創
り出してしまうかもしれません。
科学事実とフィクションについて、巻末に
解説がありますが、今はフィクションでも、
人間が想像することは現実に起こりうること、
という言葉もありますので、遠い未来にこの
小説の中身が全て現実になってしまう時がき
てしまうかもしれません。
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Posted by ブクログ
このシリーズは本当に映像向けに書かれています。最初の頃の情景描写はもうすこし情緒があったと思いますが、今はやたらと説明的。
これだけ読者に説明することが多いと、そうせざるを得ないのかもしれませんね。
話のながれもパターン化されているので、小難しい内容のわりにはすんなりと読めます。
今回は敵役にあまり深みがなく、分かりやすい悪人でした。
その分グレイとセイチャン、ジェイダとダンカンの恋模様に比重をおいています。
ジェイダとダンカンはこれからのシリーズで主要なキャストとなってくるのでしょうか。
モンクとキャットに安定した家庭生活を送らせてあげたいので(笑)それも良いかもしれません。
グレイとセイチャンの緊張感のある関係はいいですね。お互いに命を預けあっていて、男女の関係以上の深さを感じます。
イタリア組の二人は呆気なくて、もう少し引っ張ってあげても良かったかと思います。
レイチェルとセイチャンの関係もいい感じでしたが、こういう所はもう少し丁寧に表現して欲しいかな。あ、でも緊迫した状況で時間ないからダメか。 -
Posted by ブクログ
読書録「マギの聖骨(上)」3
著者 ジェームズ・ロリンズ
訳 桑田健
出版 竹書房文庫
p79より引用
“ 弓鋸は、現代の墓泥棒にとって必需品と
も言える道具だ。簡単に隠して持ち運べる上
に、使いやすいときている。このような手軽
な道具を使って、ローマの各地で泥棒たちに
よる美術品の盗難、破損、破壊が横行してい
た。”
目次から抜粋引用
“エイトボール
永遠の都
塵は塵に
大聖堂
骨の謎”
科学技術の訓練を受けた特殊部隊の活躍を
描いた、長編アクションミステリー。
夕日が届かない峡谷を、ぬかるみに邪魔さ
れながら逃げる修道士達。ようやく足場の良
い尾根にたどり着いたとき、後方に敵の姿が
現れた…。
上記の引用は、石像の盗難事件を描いた
シーンでの一節。
何処の国にでも、古美術泥棒や墓泥棒はいる
ものなのですね。日本でも度々仏像が盗まれ
てますが、一体誰が買い付けているのでしょ
うか?政治的な意図があったとしても、金銭
のやり取りなしに受け渡しがされるとも思え
ません。また買ったとして、個人の元にある
よりも、あるべき場所にあってこそ、意味が
あると思うのですが。
キリスト教やそれ以前の歴史を元にした謎
が展開されるので、歴史知識の量によって面
白さが大きく変わる作品ではないでしょうか。
長編上下二分冊なので、時間に余裕のある時
に一気に読んだ方が面白そうです。
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Posted by ブクログ
The Eye of God
James Rollins
フン族のアッティラ、チンギス・ハン、バチカン、マカオ、北朝鮮、ハンガリー、カザフスタン、モンゴル、ロシアと登場人物や地域は世界を股にかけている。また、主人公達もイタリア、アメリカ、ベトナム、北朝鮮、マカオとこれまた幅広い。その実態はシグマフォースである。でもシグマフォース感は極めて薄い。これは歴史あるいは天文学、物理学方面に記載の中心軸がずれているからだろう。その意味では情報機関どうしの抗争も戦闘シーンに限定されているようだ。つまり盛り込み過ぎってことかな。シグマフォースである必要がわからなかったけど、時空の歪みと隕石との絡みは面白かったからよかったけど。 -
Posted by ブクログ
シグマフォースシリーズ、0作目。若き日のぺインター・クロウが主人公。
これまでちょいちょい話題に出ていた「オマーンでの作戦」の話。邦訳では5作目だが、アメリカでは最初からこれが最初に刊行されていたとのこと。先に4作品を読んでいるためか、ぺインターの恋の行方とか裏切者の正体とか薄々見当ついてしまうのは仕方ないところ。そのうちイイことあるから早く諦めな、と恋に浮かれるぺインターにいちいち釘を刺しながら読むのは意地悪だったか。
考古学的、生物学的、科学的な考察と冒険アクションのバランスは相変わらず良し。ちょっとSF過ぎているところもあるけど、面白く読めた。