桑田健のレビュー一覧

  • ナチの亡霊 上

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    ネタバレ

    ヒマラヤ、デンマーク、そして南アフリカで進行していくそれぞれの事件が、やがて1つの落としどころに向かって収斂していく様は実にダイナミックで、清々しい気分になるぐらい上手くまとめられている。
    シリーズ第2作にしてすでに、シグマフォースというチームの持つ魅力が存分に描かれており、また肝心のストーリーについても、前作より完成度は高いと感じた。
    特に第1作の「マギの聖骨」は、キリスト教的素養を下地として持たない大多数の日本人にとっては少し難解な部分もあったが、今作はナチスに関する最低限の知識があれば十二分に理解可能なプロットとなっているので、そういった意味でも味わいやすい。
    物語のヤマ場で量子論を恋愛感情に転化してしまっているある種のご都合主義だけはちょっと…と正直思わないでもないが、辻褄合わせを含めたディテールの技術も確かで、高レヴェルのエンターテインメントに仕上がっている。

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    2014年11月26日
  • ジェファーソンの密約 下

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    合衆国の国璽! 日本の国璽も有るのかしらん? 裏の裏を読みながらの攻防は息を附かせぬ緊張感がありました。国家の秘密特殊部隊に働く彼等にも普通の人と同じ様に普通の社会で暮らす家族が居るんですね。お母様は残念でした、お父様はこれからどうされるのでしょうか…

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    2014年11月23日
  • ジェファーソンの密約 上

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    世界を滅ぼす秘密がまだあった!!! 面白かったです。高校生のころ触れたモルモン教にまた出会えました。噴火の場面では御嶽山の映像を思い出しました。

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    2014年11月23日
  • ユダの覚醒 下

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    ジェームズ・ロリンズのシグマフォースシリーズ第3弾。

    ユダの菌株という封印された細菌によって、バイオハザードの恐怖にさらされた世界、っていう設定。

    アクションの連続で楽しく読めますね。

    最後にカンボジアのバイヨンが出てきます。
    大学時代1994年に訪れた場所で、感慨深い。

    その年はUNTACによる選挙で新政権ができた1993年の翌年。
    まだクメール・ルージュの残党がうようよしている時に、その拠点に近い北部に行っていたのだから、今から考えると後先考えない馬鹿野郎そのものですね。
    しかも、当時の彼女が付いていきたいとせがむのを断れず、あんな危険地帯に連れていき、案の定戦闘に巻き込まれてしまう始末。シェムリアップの街が夜中にクメール・ルージュ残党の急襲に会い、ホテルで叩き起こされたまま朝まで裏山の草むらで過ごしたことは忘れられない思い出だにゃー。

    ほとんど観光客がいないなか、彼女をホンダカブの後ろに乗せてカンボジアの田んぼを見ながらバイヨンまで行きました。このバイヨン、その2年前の1992年に世界遺産登録されたばかりで、当時はまだユニセフによる修復前。鬱蒼としたジャングルの中にポツンと佇むバイヨンは、遺跡の石積みの間から木々が生えている状態。人面の巨石や芸術的なレリーフがジャングルの中にある違和感に圧倒されたものです。

    おっと、本著と全く関係の無い話になってしまいました。

    バイヨンが謎の鍵になっていて、面白く読みました。

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    2014年09月27日
  • ナチの亡霊 下

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    ジェームズ・ロリンズのシグマフォースシリーズ第2弾。

    ナチの残党とそれを利用する優性理論信者の大金持ちとはちゃめちゃなバトルを繰り返します。

    量子力学によってウンタラカンタラという機械が作られ、その機会はすごいことができちゃって、それを巡ってあんなことやこんなことが繰り広げられます。

    一個の読みものとして流し読みしました。

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    2014年09月27日
  • マギの聖骨 下

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    読んだ本の感想を最近めっきり書かなくなってしまってます。
    特に感想を書くまでもない本ばかり読んでいるためなのですが、書かないことが癖になってはいけないので、反省してこれからはちゃんと書いていこうと思います。

    単純なアクションムービーを本にしたような作風で有名な著者の作品を一度読んでみたく、著書の作品を5作まとめて購入しました。

    本著はその1作目。

    「博士号を持ったグリーンベレー」だったかなんだか忘れたけど、専門知識を有した科学者に軍事訓練を施したチーム「シグマフォース」がいろいろな事件を解決していきます。

    ありきたりな勧善懲悪物語で、悪の秘密結社と正義のチームが戦いを繰り広げる展開。
    いかにもアメリカ的な単純な善悪二元論なのだが、そのコテコテスタイルが単純アクション映画ばりに面白い。

    ピンチからの逆転、危機からの脱出、平穏から危機といった構成をスピード感たっぷり描写。
    時間軸と平面軸をクロスさせながら交互に書くあたりの手法は、映画さながら。

    歴史、宗教、生物学、医学、考古学などの専門知識もたっぷり、超常現象のフィクションも織り交ぜて、読み飽きない展開です。

    1作目の本著はアメリカ、イタリア、エジプトとあちこちらを飛び回り、キリストやらアレキサンドロスのことやらをホニャララしていってます。

    何かを学ぶために本を読むことばかりしていたので、こうやって肩の力を抜いて読める本はリラックスできますね。

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    2014年09月25日
  • ロマの血脈 下

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    今作ではジプシーとサヴァン症候群がキー。そしてメイン舞台はチェルノブイリ。

    シリーズ1作目、2作目と読んで、3作目を飛ばしてしまい本作を読んでしまったら、なんと主要キャラが大変な事になっていて、ちよっと後悔。
    このシリーズはできれば順番に読んだ方が良いですね。

    小さな子供達と動物達が出てきます。不覚にも泣いてしまいましたが、私が子供と動物に弱いだけなので、ストーリーとしては泣くほどの重さではないです。

    でも上下巻一気に読ませる展開はやっぱり面白かった。

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    2014年09月24日
  • ユダの覚醒 下

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    シグマフォースシリーズ、3作目。

    マルコポーロの「東方見聞録」で語られなかった空白の期間を、「ユダの菌株」という未知の疫病と絡ませて解き明かす。

    「東方見聞録」に秘められた歴史的ミステリ、天使の文字やアンコールワットに隠された歴史暗号に、バクテリアや疫病に関する自然科学的要素が加わって、今作も盛りだくさん。興味が尽きず、面白く読めた。最終的に、非科学的というか、神秘的な方向で結末を収めてしまうのはウーン、、、という気もするが、まぁ、生命の誕生自体、神秘的なところがあるのは否定できないし、、、、無理矢理納得せざるを得ないかな。
    主人公のグレイはもちろん、周りの人物も魅力的なキャラが出揃ってきて、ますます面白くなってきた。皆が皆、魅力的で、誰に入れ込んでいいのか悩むくらい。そして、モンクにセイチャン!!この二人のそれぞれの行方が気になりすぎて、次作を読むのが待ち遠しくて仕方ないデス。

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    2014年09月18日
  • マギの聖骨 下

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    巷でも言われていますが、ダン・ブラウンか!と思ってしまった。設定の細かい詰め方とか、そうくるか…と唸る解釈とか。
    でも、主人公たちのチームが、ボスも含めていちいちみんなイケメンツ!頭脳派兼肉体派ってそんなのありか、と思わずツッコミいれてしまいましたが、先が気になって、気にならなくなりました。

    かっこいい人たちが、かっこよく謎を解きながらバトルするお話。政府公認インディージョーンズ…?

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    2014年07月25日
  • ケルトの封印 上

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    初めての作家さんです。

    ちょっと頭の中整理つかなくて、読み返したり時間かかりました。

    でも、面白いです。

    下巻楽しみ(^^♪

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    2014年06月25日
  • マギの聖骨 下

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    とても読みやすいド派手アクションミステリ。
    アメリカの科学兵士?の精鋭がヨーロッパを舞台にマギの聖骨の謎を解く。

    ハリウッド映画のような大爆発や虐殺盛りだくさんで、さらに描写も映像的。
    なので、さくさく読めて楽しい。キリスト教についての知識も小説の中でうまく解説されてるので予備知識なくても全然平気なレベル。

    優秀な兵士の中でも頭の良い者たちを集めて科学者としての知識を叩き込まれたシグマの精鋭達。
    設定の意味が薄い気もするけど、面白かったのでいいかな。

    頭休めに読むにはとても良かった。シリーズらしいので他も読んでみたいと思います。

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    2014年06月19日
  • ケルトの封印 上

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    グレイソンは元恋人レイチェルの求めでイタリアへ向かい、モンクは遺伝子組み換えに関する聞き取り調査のため大学の研究室へ。そこで例によって事件に巻き込まれ……という展開。前振りとして出て来た中世アイルランドの国勢調査と現代アフリカでの虐殺事件がどう絡んでくるか。

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    2014年06月15日
  • ケルトの封印 下

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    ネタバレ

    上巻と同じく、銃撃戦やトラップに引っかかるなどのアクション場面はさほど緊迫感が感じられませんでしたが、事件の真相に関わる謎が解き明かされていく場面はかなり興味をそそります。

    そして歴史的史実の真実、特にケルト神話のフォモール族と黒い聖母の正体については、現実にそのような説があることを知らなかったので、かなり驚きました。

    前作で惹き込まれかけた人間関係部分については、下巻ではセイチャンの切ない気持ちが痛々しい。辛い過去を背負った彼女に感情移入してしまったのですが、彼女が望む幸せを手に入れるのは期待できない模様で残念。

    あと、ある人物の裏切りはまったく予想していなかったので、これもビックリ。その人物の裏に存在する組織を気にさせる形で本作は終了するので、機会あったら続きを…て、これが最新作だから、続きが出るの大分先なのか…

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    2014年06月02日
  • マギの聖骨 下

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    著者はインディージョーンズ クリスタルスカルの王国のノベライズ化もしているそうだが、本書はまんまインディージョンズ(笑)。
    分刻みの場面切り替えがややうっとおしくは感じました。

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    2014年04月14日
  • マギの聖骨 下

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    シグマフォースシリーズ、1作目。歴史ミステリの謎解きとアクションの融合。

    舞台にヴァチカンが絡んでいることもあって、否が応にも、ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」を思い出すが、キャラの魅力、高いアクション性により、私はこちらのシリーズの方が好み。蘊蓄に関しては、キリスト教信者でない者にとっては取っ付きがたいものもあったが、数々の罠やトリックが仕掛けられた暗号の解き明かしの場面は、単純に好奇心を刺激され、ワクワクした。黒幕の正体や、敵、味方の裏切りなど、最後まで目の離せない展開で面白かった。続きを是非読んでみたいシリーズである。

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    2014年04月11日
  • ユダの覚醒 下

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    シグマフォースシリーズ第三弾
    現代の南太平洋で発生したなぞの疫病をヴェネチアへの帰途でマルコポーロ船団を襲った悲劇を検証することで明らかにしていく。ユダの菌株を利用し世界を支配しようと目論む闇の集団ギルドvsシグマの構図。今回はギルドの工作員セイチャンがグレイに手を貸し、歴史的側面からマルコポーロの秘密を探る。またもう一方でクリスマス島での疫病調査に派遣されたリサとモンクはギルドの科学チームに船を乗っ取られてしまう。疫病のメカニズムに迫ったリサとマルコポーロの謎を追跡したグレイはアンコールトムのバイヨン寺院に辿り着くが…。グレイの両親がギルドに拉致されたことで動きがとれなくなったグレイと患者や仲間を人質にとられペインターに援助を求められなったリサ。ついにはモンクが、自ら命を投げ打ってリサとスーザンをライダーに託すのだが、物語の最後でモンクの生存を予感させる描写がでてくる。そして、セイチャンの衝撃発言は本当なのか、次回以降に請うご期待。テンポも良くマギの聖骨より面白かった。でも疫病の発生と拡散については映画で似たようなのあったとた思う。

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    2017年02月06日
  • ロマの血脈 下

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    後半ちょっとだれたかな?
    内容自体は非常に良かったんだけど、もうちょっと短いほうが上手くいったような気がする。

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    2014年01月04日
  • ウバールの悪魔 下

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    ネタバレ

    シグマフォースシリーズ第0弾。なぜ「0」かというと、邦訳第1弾『マギの聖骨』より前に書かれた作品だから。グレイやモンクなど現在のメンバーは登場せず、まだ司令官になる前のペインター・クロウが主人公として活躍し、敵対組織「ギルド」と戦う。舞台や設定は共通であるものの、「マギ」以降のシリーズとは関連が薄く、今までずっと未訳のままだった。

    現在刊行されているシグマフォースシリーズ(1~4)は本作を読まなくても特に困らないと思うが、来年(2014年春)に刊行予定の "The Doomsday Key"(仮題『ケルトの封印』)はいよいよギルドとの全面対決になるようで、その準備としてこの時期に出版されたらしい。

    ストーリーの内容は、

    大英博物館で謎の爆発事件が起き、シグマフォースのペインターがパートナーと共に調査に向かう。が、同時にギルドも工作員を送り込み、学芸員のサフィアを拉致しようとする。難を逃れたサフィアはスポンサーのキャラ、元婚約者のオマハ、ペインターらとともに中東のオマーンへ向かい、失われた都「ウバール」の謎を解こうとする。

    ……というもので、最初に書かれた作品に対して言うのも何だが、あまり新鮮さを感じなかった。人間関係もペインター、サフィア、カサンドラが次作のグレイ、レイチェル、セイチャンと重なる印象あり。第5作の準備として読んではみたものの、読まなくてもあまり影響ないんじゃ? という予感がするなぁ(単なる予感だからまだわからないけど)。

    独立した作品として見ると、考古学的謎解き+冒険活劇+ロマンスという要素は悪くないし、展開もスピーディでサクサク読ませる。だからこそ、最初に読んだ方が新鮮で面白かったろうなーという残念感が拭えない。シリーズ物はやはり書かれた順に読むべきであると改めて確信した。

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    2013年12月16日
  • ナチの亡霊 下

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    2013.12.5〜2014.1.3
    やっと読み終えた。間にいろいろ挟んだので読み終わりか遅くなったが、面白かった。最後は、もしかしたら祈りの力を信じていない人には、なんなの?という感じかもしれないが、クリスチャンの私としては祈りの力をあのように解釈してくれたのはなんだか嬉しいし納得のいくものであった。本当は5をつけてもいいくらい。なぜつけないか? お話としては面白いけど、心の
    琴線に触れるものではなかったからかな。

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    2014年01月03日
  • ウバールの悪魔 下

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    主人公の機転などはハラハラし、面白く読める。一作目をなかなか越えられないが、全体的にこの作者の作品は安定しており、知的好奇心もくすぐってくれ、満足度は高い。

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    2013年12月03日