大崎善生のレビュー一覧

  • 聖の青春

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    7年前に松山ケンイチ主演の映画を録画して見てたけど、原作のことは全く知らなくて読んでなかった。映画も良かったが、原作は涙なしでは読めない。広島の人やったんや。同時期に広島や関西で過ごしてたのね、将棋に興味がないんで知らなかった。今も活躍してて欲しかったなあ~

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    2025年02月10日
  • 聖の青春

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    天才棋士 村山聖の生涯を描くノンフィクション小説で有り、文章に凄く引き込まれましたね。
    その生涯には非常に驚きと悲しみなど色んな感情をかき立てられました。

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    2024年12月06日
  • 聖の青春

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    幼い頃にネフローゼという難病に罹りながらも将棋に出会い、いつか「名人」になることを夢見て命がけで指す、ノンフィクション小説。

    なんという精神力…
    素晴らしい師弟愛…
    ライバルたちとの友情…

    言動の端々が胸にささります

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    2024年12月02日
  • 聖の青春

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    師匠の森さんと村山聖さんの関係性がまずすごく良い。村山さんの死生観や人との向き合い方のあまりの純粋さに時に圧倒され、涙しながら読んだ。将棋好きはもちろん、生きることを考える時に、向き合う時にお勧めしたい1冊

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    2024年11月30日
  • パイロットフィッシュ

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    山崎はいつも、過去を思い出している。
    パイロットフィッシュは循環する水の中で、新しい生態系を作る。

    過去を思い出し、過去の中で生き、要らないものを捨てていくのではなく、すべてを蓄積していく。
    もう思い出すこともなくなった過去でさえも、ため込んで、山崎という人間が出来ている。
    そこから逃げ出すことはできない。
    逃げ出す時は、死ぬ時だ。
    新しい生態系を作り終えて、不要になったパイロットフィッシュが捨てられるように。

    目に見えない糸で織られているかのように、すべての事象が繋がっているのかもしれない。
    不要だった過去は一つもない。
    だから人間は生き、傷付きながらセックスをするのだろうか。

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    2024年11月01日
  • アジアンタムブルー

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    透明な文章、哲学的に恋をする主人公。
    バラバラになったジグソーパズルのピースを集めるように、過去の様々な場面が語られる。
    葉子を、その中の一つとして位置づけ、消化して前へ進むために。
    生きることとは、たくさんある憂鬱から抜け出し続けることだ。
    その一つ一つの憂鬱が、自分を強くしてくれる。
    栄養剤では駄目なのだ。
    きちんと片付けて、歩いて行かなくては。

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    2024年10月26日
  • 聖の青春

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    将棋が強いとか、努力家とか集中力が凄まじいとか病気と長年戦ったとか
    それらも本当にすごいけど、この人がすごいのはたくさんの人に愛される人だったってことなんじゃないかなと思う

    名人になったり、7冠制覇してた可能性もあるんじゃないかと思うとくやしいなぁ

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    2024年10月23日
  • パイロットフィッシュ

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    学生の時に読んだ本です。もうストーリーはあまり覚えていないけど、今思えば小説にハマるきっかけを与えてくれた本な気がします。切なくて綺麗という印象が残っています。

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    2024年10月06日
  • 将棋の子

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    成功か失敗は主観であって、自身の解釈次第でどっちにも転ぶというのが学べたこと。事実をポジティブに解釈できる心が大事。
    至る所で胸が苦しくなるようなお話が多い中、リオジャネーヨには笑った。

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    2024年10月05日
  • 孤独か、それに等しいもの

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    人との出会いそして別れ、その喪失感を綴った短編集。
    「八月の傾斜」がすごくよかった。
    学生時代に大好きだった人を思い出して切なくなった。

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    2024年10月04日
  • いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件

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    「八甲田山死の彷徨」を高校の頃に読んで、その時のノンフィクションの印象があまりに生々しく衝撃的ゆえ、以来、ノンフィクションからは遠ざかっていたのですが…
    この事件が起こった年、個人的なことですが私自身、母となりました。
    事件そのものも、何度もメディアに取り上げられ、お母様の姿もテレビなどを通じて何度も拝見していて、母として、とても強い方なのだろうと思っていました。ひそかに尊敬、応援もしていました。
    なのでこの作品を知ったとき、「読みたい!」と強く羨望したのに、いざ本を手にするとなかなか読めなくて…。
    やはり事件の残虐性は活字でさえかなり辛いです。本当に起こったことなのだと。
    ただ、書き方はノンフィクションというより物語に近く、お母様の感情を何度も何度も書き連ねているのはどうなのかな、とは正直な感想です。
    ミクシィの引用などは、もしかしたら利恵さんは望んでいないかも?
    それよりも、最後の裁判の経過をもっと詳しく書いてほしかったし、日本の裁判制度がいかに加害者側に立っているか、を、もっと問題定義してもらいたかったなと思いました。
    こんな事件が二度と起こりませんように。
    利恵さんのご冥福をお祈りいたします。


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    2024年09月18日
  • 将棋の子

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    プロを目指すってこういうこと、成功する者は本当に一握り。脱落した方も闘いの只中も、その後も懸命に生きないといけないのはレベル違えど凡民と同じ、共感と尊敬はあっても憐みは不要。
    とまぁ簡潔に書けば何とでもという感じですが、うーん、やっぱりその追い込み方・追い込まれ方がすごい。そしてこの作家の成りきれなかった方々への眼差しの優しさはもっとすごい。将棋が優しいんではない、そこに携わる人々が優しいんです。
    本当にご冥福をお祈りします。

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    2024年09月04日
  • パイロットフィッシュ

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    面白かったーー!色んな人がいる、色んな人生がある、それは全部続いていてる。そういうことが、静かにしなやかに書かれていて、内容は結構ざわざわしてもおかしくないのに、とても落ち着いた感じになる。雨の日に家で雨音を聞きながら読みたいようなそんな話やった。

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    2024年09月04日
  • 聖の青春

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    コミックス「3月のライオン」主人公 桐山零の
    ライバル 二階堂晴信のモデルとなった村山聖の
    ノンフィクション


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    2024年08月14日
  • パイロットフィッシュ

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    自分にとってはちょっと表現がロマンチックすぎる1冊だったけど、それも良かった。細かい伏線回収が多いので短期間で読み切るのがお勧めです。

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    2024年06月24日
  • 別れの後の静かな午後

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    静かな寂しさと、その中にある微かな暖かさを感じる作品。
    緩く、少しの回りくどさがある文体が、ありふれた男女の日常の中にある機微を粒立てている。

    旅先で日の出とともに目が覚めた時に感じる、ひんやりと心地よい空気感。そんな静かで暖かな短編集だった。

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    2024年04月27日
  • 将棋の子

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    ネタバレ

    中座真
    現五段。三段リーグを戦っていた。26歳を迎え、昇段しなければ年齢制限という奨励会特有の規則のため、これ以上リーグ戦に参加できない状況だったが、昇段が決まった。

    中座千代子
    中座真の母。

    大崎
    将棋世界編集長。新宿将棋センターの金田に紹介されて、日本将棋連盟に就職する。その後「将棋世界」編集部に配属され、編集部員として間近で激動する将棋界を見つづけてきた。少年時代に「北海道将棋会館」に時々通う。

    成田英二
    四段。二段で奨励会を退会し、その後指導棋士となり四段の免状を与えられていた。白石将棋センターに連絡先を変更。小学5年で三段、「北海道将棋会館」に通っていた。

    渡辺明
    史上4人目の中学生プロ棋士。新四段。

    池辺龍大
    三段。奨励会を退会。

    東山
    白石将棋センター。

    金田秀信
    新宿将棋センターの社長。大崎に日本将棋連盟への就職を紹介する。

    勝浦修
    A級棋士。九段。日本将棋連盟理事。

    升田幸三
    髭の九段と恐れられた。

    大山康晴
    日本将棋連盟会長。

    岡崎洋
    奨励会三段リーグ最終日に劇的な勝利で昇段する。

    秋山太郎
    岡崎の劇的な昇段の陰で、年齢の壁に敗れひっそりと千駄ヶ谷を去っていった。羽生世代。

    成田晢
    成田英二の父。夕張の炭鉱夫として働いていた。

    成田サダ
    成田英二の母。

    浅利
    成田が小学一年生の時に行った北海道将棋会館の席主。

    五十嵐豊一
    八段。札幌出身。成田の師匠。

    関口勝男
    昭和58年の春の人事異動で、将棋連盟道場の主任に赴任。五段。

    花村元司
    九段。関口が内弟子になる。東海の鬼とおそれられていた。

    田川信之
    関口が初段昇格を果たし、二人で笹塚のアパートで同居を始め

    先崎学
    八段。自らを小卒と名乗る。小学3年で米長邦雄の内弟子に入る。水戸の天才少年、略して水戸天と呼ばれる。昭和57年組に飲み込まれる。

    米谷和典
    福島育ちの青年。昭和57年組に飲み込まれる。24歳で奨励会を退会した。

    西森照幸
    札幌出身。成田の弟分。

    加藤昌彦
    小林健二八段門下として関西奨励会に入会。25歳て四段になれず、年齢制限で奨励会を退会する

    江越克将
    第1回世界将棋選手権の優勝者。ブラジル代表。森信雄六段の弟子として奨励会に入会した。6級で入会したものの、これといった成績を一度もあげることができないまま7級で退会となった。

    内山佐和子
    北見のパチンコ屋「フェニックス」に入ったばかりのパートタイマー。成田より5歳上。

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    2024年02月19日
  • 将棋の子

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    読み終わった後、感情の整理が出来なかったのですが、落ち着いてきた今感想を書いてみようと思います。
    読んでいる途中で、何度も泣きスポットがありました。
    将棋のプロを目指すべく奨励会に入ったものの、プロになることはできずに奨励会を去っていた瞬間。
    それ以上に胸を熱くさせるのは、奨励会を後にした後にどうやって人生を立て直ししていくかの過程です。
    涙なしには読むことができません。

    成田という一人の男性を中心にストーリーは進みますが、それ以外のかつてはプロを目指していた人についても書かれています。
    奨励会を退会しても将棋を別の世界で続ける者、将棋の世界とは別の世界で生きる者。
    夢破れても人生は続いていきます。
    私は夢が破れるタイミングが悲惨に感じました。
    十代(早いと)、二十代で自分の一生をかけて努力してきたものの結果を突き付けられ、その道を絶たれてしまう。
    普通の人はこれから人生の目的に向かって歩き出そうとしている時期に、人生賭けて目指していたものの道を絶たれてしまうのです。残酷です。

    文中に下記のフレーズがあります。
    ”これまでの人生で、将棋のほかのことは何もしていない。こんな自分が将棋をやめていったい何ができるというのだろう。”(抜粋)

    夢を目指している時には考えもしなかった不安が諦めの気持ちを持ち始めた瞬間に押し寄せてきます。
    人生が狂ってしまうのもわかる気がします。

    しかし、人生賭けて何かを頑張ってきたという事実は消えることはありません。
    それに気づけたときに、人生が開けていきます。
    それは夢を追いかけていた世界では報われなかったのかもしれません。でも、長い目で見るとこの時期があったからこそ、今の自分が存在している。この時期こそが生きる原動力であり、自分の人格を形成している全てであることが理解できると、次のステージに進むことができるのかもしれません。

    成田の言葉に以下のフレーズがありました。
    ”「いや。これだけはさあ。これだけは置いていけなかったんだ。だからポケットにつっこんでさぁ、持ってきたんだ。だって、これがこっちの人生のすべてなんだもの。これがなきゃ、こっち何やってきたのかもわからなくなっちゃう、何も証明できなくなっちゃうもの」”(抜粋)

    訳あって、借金取りから逃げて生活していた成田ですが、逃げる際に母親の写真を置き去りにしても奨励会を退会した時にもらった駒は持ち続けていました。

    奨励会を卒業してプロになれなかった。その一点を見れば「負けた」という事なのかもしれません。しかし、人生は長い。その先もずっと続いていきます。
    目指した世界では勝てなくても、自分の勝てる場所を見つけることは誰にもチャンスが与えられています。
    死にたくなるくらい辛い経験をしても、生きていれば勝てる時がくる。
    たとえ夢破れたとしても、人生を賭けてやりきった先に見えるもの、そこからでないと見えない景色は絶対にあるのだと思います。
    その経験をした人はやっぱり強い。
    そういう人ってGRITっていうのかな?やり抜く力が尋常じゃないと思うんですよね。

    将棋の話というよりは、人生再生の物語といったほうがいいかもしれません。
    個人的には江越のストーリーが好きです。

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    2023年10月09日
  • 将棋の子

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    再読
    2年前『聖の青春』のあとに読んで、比べて物足りなく感じた覚えがある。読む順番が悪かっただけだった。

    21/04/05初読

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    2023年07月24日
  • パイロットフィッシュ

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    「一度出会った人間は二度と別れることはできない」
    当たり前だけど考えてみると深い言葉。
    ストーリー然り、透明感のある雰囲気然り、村上春樹の“ノルウェイの森”を思い起こさせた。

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    2023年06月11日