大崎善生のレビュー一覧

  • スワンソング

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    とても重い話ではありますが、深い愛情を感じました。考えさせられましたし、涙してしまいました。私の中のベストセラーです。

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    2012年12月04日
  • スワンソング

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    別れと出会い。

    別れの描写は本当につらいです、身を切り刻まれるような思いでやっと読みました。私自身が上向き始めてるから読み切れたんだと思います、それほどにつらい。

    でも、由布子を好きになる瞬間の描写、その想いを伝えるための言葉。
    この数ページは本当に素晴らしい、何でこんな表現をできるんだろう。

    大崎さんファンじゃないとちゃんと楽しめないかもしれません、冗長な部分が多いです。でもそんな冗長な文章の中に2、3行の短い文章、アクセントが挟まれてます。
    大崎さんのこのリズム感が好き。

    タイトルの選択も憎いです。

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    2012年07月02日
  • スワンソング

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    ネタバレ

    やっぱ大崎善生は間違いない。

    出版社で働く主人公には職場が同じ彼女がいたが、アルバイトで入った女性に惹かれてしまう。彼女との別れを決意し危うい三角関係にケリをつけることは、果して誰を幸せにするのか。

    「別れる」ということにあまり感情を抱けない僕にとって、この本は意味がありすぎた。身近なところで付き合ったり別れたりすることも、すごく危険なことだとわかった。

    僕は今まで大切な人をどれだけ傷つけてきたんだろうか。

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    2012年06月19日
  • スワンソング

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    「パイロットフィッシュ」の心地よい切なさがとても気に入ったから
    本作もそういう感じなのかなと気軽に手にとったのだけど、全くそんなことはなかった。
    あの心地よいさわやかな痛みじゃなくて、心臓をえぐられるような、息がつまる痛み。

    たくさんのどうしようもない想いが自分の過去や現在の痛みとリンクして、
    涙をこらえ、吐き気をこらえながら読んだ。

    「二股かけてうだうだしてはっきりしなくて結局はどっちも守りきれなかった最低なろくでもない男」の話。
    途中で読むのをやめてしまおうかも思ったけど、なんとかよみきった。

    ストーリー全体としてどうこうという話ではないけれど、
    ところどころに大切なフレーズが眠って

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    2012年02月07日
  • スワンソング

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    『スワンソング』を読んだ。辛くて、苦しくて、何度も読むのをやめては、いてもたってもいられずに再び読み始めるということを繰り返した。生きること、死ぬこと、人を愛すこと、苦しいこと、幸せなこと、それでも生きていく、ということ。私は愛する人のためにどれだけのことをしてあげられるだろう。

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    2011年07月29日
  • 孤独か、それに等しいもの

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    相変わらず美しい文章で綴られる物語。それでいて狂おしいほど切ない気持ちにさせるのはさすが大崎さんです。

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    2011年05月31日
  • スワンソング

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    おれの大好きな大崎善生さんの作品。
    身を切られるような切ない恋愛が描かれていました。
    三年付き合った恋人を失った元彼女の気持ちも、大好きな人の生活を壊してしまったと病んでいく彼女の気持ちも、そのどちらも満足に救ってやれないことに苦しむ主人公の気持ちも、どこかしら自分の中に共通する気持ちを見つけてしまい、読むのが苦しかった。
    主人公のただひたすら献身的な愛。それに応えてあげられない彼女。静かに退場していく元彼女。
    大崎さんの綺麗で透明な言葉で紡がれる物語は心に響きます。
    電車の中で読んでいて、危うく泣きそうになりました。
    これから先も、何度も読み返したい名作です。

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    2011年02月12日
  • 孤独か、それに等しいもの

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    孤独、痛み、苦しみからの再生。痛みが切々と伝わってきて涙が出てくる。その中に優しさがある。
    綺麗だけじゃない、大崎善生の表現、好きだな。

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    2011年02月04日
  • 別れの後の静かな午後

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    たまたま知り合いが『今のあなたに読んで欲しい』と言って貸してもらいました。

    別れの後の静かな午後。この話とその時の私は驚く程設定が似ていたのもあってか泣いてしまいました。

    この作品に出会わなければ、今の私はもっと弱かったかもしれません。
    作品と出会えて考え方が変わりましたしかなり大きな影響を受けました。
    今後、付き合っている方と遠距離恋愛する予定にある方、もしくは既に遠距離恋愛中の方は一度ページをめくってみると良いと思います。
    ただその経験に遠い方が読むと入り方が違うかもなぁ…
    体験したから分かる。。

    いい作品です!
    ランプコントロールも今から読みます。楽しみです。

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    2010年12月23日
  • 孤独か、それに等しいもの

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    大崎さんの短編集。
    この人が書きたい方法・ものごとが少し分かった気がする。
    そして、それが好きだと思う。
    多分、何度か読み返すだろう本です。

    なぜだか勝手に、この人は男性を書くと思っていたので、「八月の傾斜」の語り手が女性だと気づいたとき慌てて最初から読み直した。

    「ソウルケージ」が凄く良くて、『ラバーソウル』を今すぐに買いに行きたいと思ったくらい。
    これだけのページでこんなに沢山のことが起きて、人が傷ついて癒され始めたりする。気温だとか美しい景色だとか、そういうのと同じくらい痛みとか不快さだとかが迫ってくる。
    ドラマティックが過ぎると普段なら思うかもしれないけど、今わたしが読みたかったの

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    2010年12月08日
  • スワンソング

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    同僚の恋人との三年越しの恋愛にけりをつけた僕は、アルバイトの由布子と付き合うことに。しかし愛の歯車はそのときから少しずつ狂い始める・・・。蝕まれる心と身体、公私にわたって逼迫する生活。心を閉ざし壊れていく恋人を見守り、献身的に尽くす僕の日々に突然の別れが押し寄せたとき、脳裏には美しい白鳥の歌声がこだましていた・・・。狂おしいまでの情熱に駆けられラスト1ページまで突き抜ける、哀しみのラブストーリー。(背表紙より)

    泣きました・・。電車の中で、最後、どうしようかと思っちゃいました・・。泣いたら恥ずかしいぞ~と。笑。でもでも、本当に、切ないお話でした。普通の恋愛小説じゃない・・と読み始めて、これが

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    2010年11月20日
  • スワンソング

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    落ちたー。大好きな大崎さん、またノンストップで
    読めました。

    これは、好きとか愛するとかそういうレベルじゃない。
    ソウルレベルの話な気がする。

    あそこまで、誰かのことを想えて、例え不幸な結果に
    終わったとしても、それはすっごい尊いことだと思う。

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    2015年11月12日
  • 別れの後の静かな午後

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    訪れるのは別れ。

    後に訪れる静かな午後。

    喪失はきっかけ以上なのか。




    高校時代に揺れた本を読み返していく中で、

    なぜ大崎善生に惹かれていたのか、

    もう一度揺れて少しわかった気がする。

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    2010年01月13日
  • ロックンロール

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    パリの街や音楽の美しさや、主人公のシンプルな考え方が、カッコよくおもえた。しっかりしたイメージのある哲学を持っているのに、謙虚だとおもった。シリアスじゃない登場人物たちが良い。

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    2009年10月11日
  • ロックンロール

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    私も趣味で小説を書きます。

    でも磨く鍋が……全然…足りない^^;
    まだまだ未熟であります故…精進精進。

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    2009年10月30日
  • 孤独か、それに等しいもの

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    収録作品で一番気に入っているのは
    「八月の傾斜」。

    大崎さんの本で初めて買ったのはこれです。
    本屋で出逢って運命感じました(笑)

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    2009年10月30日
  • ロックンロール

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    陽気で激しい、明るい大崎作品。珍しく陰気な話題は無い。George Harrisionの「All Things Must Pass」、Jeff Beckの「哀しみの恋人達」が物語の鍵となる。

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    2009年10月04日
  • 別れの後の静かな午後

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    大崎善生は好きだなぁ〜。何冊か読んでるけど、どれもせつなくて胸が痛むような、物悲しいような・・・。他の人のコメントを見て納得!村上春樹に似ているから私好みだったんだ。

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    2009年10月04日
  • 孤独か、それに等しいもの

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    5作のストーリーが収録されてます。
    この著者の作品は、私には余韻が残りすぎて、一話が終わっても次の話になかなか進めなくて困った^^;気持ちをなかなか切り替えることが出来なかった。
    どのストーリーも好きだけど、表題作が一番心に残りました。

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    2010年05月07日
  • 将棋の子 1

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    場所は東京・千駄ヶ谷・将棋会館。
    津々浦々天才たちが、プロ棋士目指してそこへ集う。
    勝利がすべての過酷な世界。

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    2009年10月04日