パイロットフィッシュ

パイロットフィッシュ

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない――。午前二時、アダルト雑誌の編集部に勤める山崎のもとにかかってきた一本の電話。受話器の向こうから聞こえてきたのは、十九年ぶりに聞く由希子の声だった……。記憶の湖の底から浮かび上がる彼女との日々、世話になったバーのマスターやかつての上司だった編集長の沢井、同僚らの印象的な姿、言葉。透明感あふれる文体で綴る至高のロングセラー青春小説。吉川英治文学新人賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    パイロットフィッシュ
  • タイトルID
    :
    135314
  • 電子版発売日
    :
    2012年08月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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パイロットフィッシュ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読書の秋ってことで積読してきた本を読んでいて、その中の一冊がパイロットフィッシュでした。
    何でずっと読まずにいたんだろうと思うくらいとてもいい本でした。章ごとによって話の展開が異なるので少し頭を整理しながら読む必要はありましたが、内容も非現実的なお話ではないので、感情を重ねながら読むことができます。私の性格的に、感情移入をしがちなのですが、この本は特にそうでたくさんの登場人物に感情移入をしてしまいました。次は?次は?とどんどん内容が気になります。一つの章もそんなに長くないのでサクッと読めますが、読んだ後の余韻はしっかり重いです。
    記憶を消してもう一度読みたいと思えるような本です。

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    美しい水槽で輝きを放ち、群れを成して泳ぐパイロットフィッシュ。心地良いビートルズナンバー…どこか切なく、透明感ある筆致に心を引かれる。吉川英治文学新人賞受賞作品。

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    いつこの本を読んだんだっけな。20代の、一人暮らしの部屋、そして大学の近くのカフェ。記憶があいまいで、記憶のそこに手を伸ばすように、インターネットで検索した。なんとかフィッシュ、、タイトルが出てこない。そして、大崎善生の本作品を探し当てて、読んだ。なぜか、この本が記憶に残り、そして今なんとなく読むべきだと思った。本とは本当に不思議なものだ。
    読み始めてすぐ、この本の本質、つまり出だしにびっくりした。体の中に記憶を沈めておく湖のようなものがあり、時としてその記憶に手を伸ばし、こぼれ落ちてしまう。まるで水をすくっているような感覚で記憶をとらえて、その記憶は決して戻らないこともある。本作は、こうした過去の記憶を手ですくって、こぼれ落ちていく中でも、記憶と共に生きていくしかない人間を描いているものだからだ。
     田舎から出てきた主人公の男、小さなエロ雑誌の出版社で雑誌、週刊エレクトの編集者になった彼には、川上由紀子という女性との出会い、孤独を埋めてくれた存在だった。大学一年生とは、そういう絶望的に感傷的な時期だったのかもしれない。川底から出てください。私とあなたがあった意味、付き合った意味は、そういう何か自分の中に起こるケミストリー、心臓を鷲掴みにするような感覚、失った時に呆然とぽっかりと穴が開く感じ。そして、愛が本当だったら、またどこかで出会える。そういう話だった。記憶を剥がせないシールと表現するように、ビタッと張り付いて剥がすことができないもの、忘れたくても忘れられないもの。アクアリウムの中と、部屋の中の自分、その対比の中に、記憶の水の底と船の上の自分をリンクさせている。
    風俗嬢の取材を通して、痩せてしまって精神的にも追い詰められた、自分の部屋に飛び込んできた可奈ちゃんを、2週間介抱して、彼女が出て行った時に置いて行ったのが、ドッグフードとアジアンタム。アジアンタムブルーという次作にも繋がるくだりがあったりして、改めて2度目か3度目かの読書だけれど、改めて心を抉っていくような鋭さと優しさと透明感を持っていると思う。

    0
    2025年04月01日

    Posted by ブクログ

    自分にとって手放しで褒めれる1冊。一度出会った人とは二度と別れることは出来ない という言葉、人は人に影響を与え、影響を与えられ続けていく言わば相互補完的な役割で構成されているということを気付かされる一節やった。
    他にも、飲食店でやっていくにはタダで出す水こそ大事 みたいな言葉が本質を突いているなと思った。
    煙草酒女音楽の盛り合わせでたしかに一昔前の村上春樹みたいやった

    0
    2025年03月02日

    Posted by ブクログ

    村上春樹さんの『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読み終えて、村上春樹さ?に似た作風の別の作者の小説を読んでみようと思い、見つけたのが本書でした。
    私は村上春樹作品とは大分別のものだなと思いましたが、出会いと別れを繰り返す人生のやり切れなさやそこに灯る微かな光明のようなものが物凄く丁寧に描かれていると感じました。
    読み終わった後には寂しい気持ちと優しい気持ちが同時に湧いてくるような、不思議な感覚になりました。

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    素晴らしい。

    愛読書にしたい。
    何度も読み返したい。

    アジアンタムブルーも読破したので、エンプティスター、いきます。

    0
    2023年12月19日

    Posted by ブクログ

    なんとなくタイトルとジャケットに惹かれて手にした初読みの作家さんでしたが、全体が村上春樹作品に似ている感じで、それをライトにした印象というか雰囲気でした。ライトだから読んでいてもしんどくない。そして読んだあとの感覚も程よくいい。
    なんか、とてもよかった。

    0
    2023年06月02日

    Posted by ブクログ

    最近読んだ中で一番のヒット。ストーリーは、主人公がエロ雑誌の編集者という時点でアダルトな部分も多いが、表現や話の進み方や、登場人物の発する言葉など、とても自分の好みだった。他の作品も読みたい。

    0
    2023年03月01日

    Posted by ブクログ

    きれいな話。けど風俗嬢の描き方が嘘すぎる。
    誰かが死んでも心の中でいつでも会える、みたいなのをもっとロジカルにした感じでその調子は面白かった。

    0
    2026年01月30日

    Posted by ブクログ

    良い
    プロットの面白さと言葉の美しさを兼ね備えている。

    前後する時間軸の中で、大学生時代から社会人19年目までの長い人生と彼らの内面が描かれている

    絶望している時の水の底から水面を眺めているという描写に独特な味わいがある 否定も肯定もしていない

    記憶と共に生きること、思考の中ではなく現実に生きるということ、迷い、立ち止まりながら生きること。

    0
    2026年01月06日

パイロットフィッシュ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    パイロットフィッシュ
  • タイトルID
    :
    135314
  • 電子版発売日
    :
    2012年08月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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