将棋の子

将棋の子

770円 (税込)

3pt

奨励会……。そこは将棋の天才少年たちがプロ棋士を目指して、しのぎを削る“トラの穴”だ。しかし大多数はわずか一手の差で、青春のすべてをかけた夢が叶わず退会していく。途方もない挫折の先に待ちかまえている厳しく非情な生活を、優しく温かく見守る感動の1冊。第23回講談社ノンフィクション賞受賞作(講談社文庫)

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将棋の子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月20日

    燃え尽き症候群の人、人生失敗した、って思ってる人、読んでください。

    どうしてもうまくいってる(ように見える)人が目について、自分はそうなれなかったからもうダメだ死んだ方がマシだって思ってました。成功が期待されてたのに成功できなかった人、劇的なドラマティックな展開にならなかった人たちの話なのに、いや...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月11日

    「成田英二」という人をはじめとする羽生善治と同世代の人間が、夢に敗れながらも奨励会で切磋琢磨した思い出を糧に残りの人生を生きていく物語。
    羽生善治といった「本当にすごい人」ばかりが有名になるが、その裏で多くの人が、実力や運に恵まれず挫折する現実を突きつけられる。
    ノンフィクションならではのままならな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月23日

    全てをかけて打ち込むものがあるというのは
    素敵なことです。
    うまく行ってもうまくいかなくても
    それはそれで糧になるのだろうなぁ。

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    Posted by ブクログ 2022年08月11日

    私、将棋はルールを知ってる程度でほとんどの人に負けるレベルだと思います。

    「聖の青春」の著者、大崎善生さんの2作目。講談社ノンフィクション賞受賞作です。

    将棋の世界では三段と四段では天国と地獄ほどの違いがあるようで、三段は奨励会というプロへの登竜門、四段からはプロとなります。

    奨励会には26歳...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月23日

    奨励会の仕組みについては多少知っていたが、20を過ぎて挫折していった若者たちのことについて、深く思いを馳せたことはなかった。
    筆者の最後の主張・問題提起については共感できるものではなかったが(時代の流れ?)、退会していった者達のその後の人生と、その後彼らがどう将棋に向き合っているのかは、とても胸を打...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月24日

    三段リーグを抜けてプロになれるかどうかで大きく人生が変わっていく厳しい世界がまざまざと記されていた

    羽生や藤井といったニュースで見る一握りの天才に隠れて、多くの天才たちがいること、そこに厳しさだけでなく優しさも確かにあることが感じられた

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    Posted by ブクログ 2022年03月10日

    うー最高、何回も心が震えた…将棋を通して色んな人の人生を覗かせてもらった。将棋の世界かっこいい。人が生きるのって美しい…

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    Posted by ブクログ 2021年10月06日

    奨励会の人生の厳しさの面の話が続くが、最後の悟りが良い。ここで、一般人の人生にもつながるように思えて、あたたかい気分になる

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    Posted by ブクログ 2020年02月15日

    夢を目指し、叶った者、挫折した者、挫折して新たな夢を掴んだ者達。
    辿りつけずとも、その過程に意味はある。

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月28日

    ネットでノンフィクション本の名作としておすすめされていたから買ったけど、本当に名作だった。涙が止まらなかった。
    通常の「勝ち組」の方に焦点を当てるのではなく、表舞台に立つことなく、奨励会を去って行った「負け組」について掘り下げているところが良かった。プロになることがいかに難しく、また将棋のみに打ち込...続きを読む

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