【感想・ネタバレ】聖の青春のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年12月22日

村山くんに対しての愛情が計り知れないほど深く、また彼自身の命を懸けた将棋への情熱・・・我慢していても涙が絞り出てきます。

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購入済み

生きるって厳しい

2022年06月26日

村山聖、何となく見たことあるかもなぁ位の朧げな記憶がある。でも彼が亡くなった時は第一子妊娠中で数日後に出産し、初めての育児に追われる日々で世事に疎くなっていたので悲報の覚えがありません。こんなに一生懸命生きていた人がこんなに近くに同世代でいたのだと心が震えました。

#切ない #感動する #泣ける

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Posted by ブクログ 2022年03月24日

通勤電車の中で少しずつ読んでたけど、ついに読み終わってしまった。かなしい。めちゃくちゃかっこいい生き様を見させてもらった。。

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Posted by ブクログ 2021年11月28日

★書くべき人物に巡り合った幸福なノンフィクション★何度目かの再読。ネフローゼを契機にして走ることもままならない身体を抱える村山聖。無頼派としか言いようがない将棋以外は何も気を配らない生き方は、当時でさえ時代に取り残されていただろう。村山が住んでいたアパートと通っていた食堂を見に行くと、20年経ってい...続きを読むても規模の小ささがさらに世界の濃密さを際立たせる。

実際に触れあっていた人間が書いただけに熱量が全く異なる。当初は別の人物が書く予定だったというのが逆に驚きだ。

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Posted by ブクログ 2020年12月27日

これほど純粋に人は生きる事ができるのだろうか。出会えて良かった本です。挫けそうなとき、また読みたい。生きるという事。

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Posted by ブクログ 2019年11月12日

まさに太く短くの生き方が感動的です。
自分の好きな世界に全勢力をかけて取り組み、
正面なら向き合い、必死に輝く。
なかなか出来ない生き方が凄い。
ひたむきで、まっすぐな生き方が勉強になります。

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購入済み

多分

2019年09月24日

多分二度と書けない、そういう奇跡の出会いの物語

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Posted by ブクログ 2019年08月15日

この夏一番の出来事は、この小説との出会い。


こんなにもノンフィクション小説に心が揺さぶられるとは。

限られた命であることは長短あれど誰もが同じである。1番のポイントは、人生に目標があるかないかで、ここまで人生の濃さは変わるということ。カッコいい。

そして、もうひとつ。貪欲さ。

限られた体力...続きを読むと人生の時間を自覚しているからこそ、なにごとにも貪欲である。遊びも趣味も。

その姿勢はすぐにでも学ばなければいけない。

そして、魅力的な人間、村山聖さん。

ユーモラスでいることがいかに周りを幸せにするか。
好かれる、愛される。とても眩しい。

フォスター制度で支援していたことにも、感銘を受けた。


イメージが壊れては嫌だから映画はすぐには見たくないと思った。

でも、冷静に考えれば、映像で見ることでまた違う角度で村山聖さんの人生を追体験できるかもしれないので、やはり見たい気もする。

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Posted by ブクログ 2019年07月09日

過去にも読んだが、文庫をもらったので再読。傷ましく不器用にも突き進む純粋さに胸をつかれる。本人のことはもとより、彼を受け止める周りの人々もまた素晴らしい。

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Posted by ブクログ 2018年12月02日

重い腎臓病を抱えながら、将棋の世界で名人にあと一歩まで登りつめた村山聖についてのノンフィクション。29歳で逝去するまでの、天才棋士の物語。

常に体調の不安を抱え、限られた命と知るからこそ、将棋に真剣に取り組む姿は恐ろしいほどに純粋だった。谷川名人に勝つことを目標に、羽生名人とは同世代だった村山棋士...続きを読む。一日一日を大切に、真剣に生きるということを、考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2018年07月07日

正直言うと腎ネフローゼという病気もよく知らないし、棋士村山聖の事も、ニュースか何かで目にした事がある程度で、将棋に特別な興味があるわけでも無い。それなのに何故この本を手に取ったのだったか。生きる事に必死になった一人の人生を味わいたかったからだ。それこそがドラマだと思うし、数時間でその人の一生を体験で...続きを読むきる読書の味わいの一つだと思うのだ。死ぬかも知れないという恐怖は誰しも感じはするが、迫り来る死の影に追われるような日々を将棋のような特殊な世界にのめり込んで過ごした青春。誰よりも生きる力を感じさせ、しかし、若くして尽きた一流棋士。生き様から、そしてその素直さからは、学ぶ事が多い。また、彼を導いた師匠森信雄や作家本人である大崎善生との出会い。見所はたっぷりある。

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Posted by ブクログ 2018年02月04日

フィクションということで感情移入しやすかったのか、初めて本を読んで泣いた。
師匠との関係がとても温かく描かれていてじーんときた。
今まで読んだ中でBest3に入るくらいのよい本。

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Posted by ブクログ 2017年10月29日

作者は『将棋の子』でお馴染の大崎善生。
この人は将棋会館の職員の上に、村山聖の東京での後見人だったことをこの本で知った。

最後がわかっているだけに終始切ない気分で、最後はやはり涙してしまった。
彼にとって将棋は人生そのもので、勝敗に対する尋常でない執着心は鬼気迫るものがああった。
それでいて愛嬌が...続きを読むあり、後輩棋士にも慕われ、特に師匠の森六段(当時)との交流は本当にほのぼのしておりという感じ。
森にとっても一番弟子で気苦労が絶えなかったみたいだし、その後弟子の1人が阪神淡路大震災で亡くなったりと色々あったけど、前後するけど結婚もして良かった。
一方で谷川や羽生や生涯の目標であると同時に、特に羽生は尊敬できる同志という感じ。
A級から1度はB1に降級しながら、ガン治療で膀胱摘出してからも1年でA級に返り咲いたのに、直後にガン再発で休業とはさぞや無念だっただろう。
休業決めてからも5戦全勝。

ストーリー的なことは既にご存知だと思うので、以下個人的に気になったトピック。

・書籍だけでアマ3段に。
・奨励会時代のライバルは杉本昌隆。
 杉本、畠山鎮、後に奨励会退会時に殴り合いのケンカをする加藤昌彦(現記者)とは研究会を開いていた。
・師匠の森はと本当に実の親子みたいな仲。
 ただし、彼の結婚は距離を置いてた時で、新聞を通じて知った。
・東京では先崎学、郷田真隆、田村康介、近藤正和、鈴木大介らが仲良しだった。
 また、師匠の兄弟子である滝誠一郎(南口門下)ともよくつるんでいた(滝は人望厚い人みたいです)。

他にも色々あるけど、とりあえずこの辺で。

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Posted by ブクログ 2018年02月04日

5歳のときに発覚した重い腎臓病と闘いながら、29年という若さで亡くなった天才棋士・村山聖の生涯を描く。

本来は兄や友達と全力で外を走り回っていたはずの時期を、病院のベッドで過ごさなくてはならなかった少年のもどかしさや苛立ちは言葉には出来ません。病床で偶然手に取った将棋の本が彼の人生を決定付けます。...続きを読む水を得た魚のように将棋の技巧を会得していく聖少年。
その後は将棋界の階段を字の如く駆け上がっていきますが、見事な功績の背景には常に体の不調が取り巻いていました。彼の意見を尊重し支え続けた家族や、特に献身的に彼を世話した師匠の存在が際立ちます。
命を削るように最期まで将棋に打ち込む――全力投球の生き方、命の使い方の例を見せてもらいました。これがノンフィクションというのだから本の重みが一層増します。

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Posted by ブクログ 2022年08月20日

今まだご健在だったら・・・と思わずにはいられません。
「将棋の子」で筆者と棋士の距離感を少しイメージできた上で読めたのは良かった。この距離感だからこその名著だなと思います。

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Posted by ブクログ 2022年01月18日

自分は最近読書をスタートしたが、文章もわかりやすくて、止まらなかったです。本を読んで初めて感動して少しうるっときました。

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Posted by ブクログ 2021年09月20日

確か「3月のライオン」で先崎さんが村山聖について話していたと思う。
ふと本屋の棚で見かけ、読むことにした。
難病と闘うとか、不屈の精神とか、出来合いの言葉では表現できない強烈な村山聖の一生。
読み始めたら最後、彼が死ぬところまで一気に連れて行かれた。

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Posted by ブクログ 2021年02月12日

5歳の頃からの病気で、いろんなことを諦めてきた少年。どうしても少年の母親の気持ちを思って涙してしまう。
聖少年は、将棋で名人になることを目標に前向きに生きていく。自分の死や病気のことも若いながらも客観的に冷静にみて判断していく。小さい頃から窮地に立たされ続けたことによって、あらゆる事の取捨選択が出来...続きを読むているのだと思った。
私は、将棋の棋譜も全くわからないけれど、この本を通して、彼の純粋でまっすぐな29年間の生き方にすごく元気をもらったような気がします、

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Posted by ブクログ 2021年02月08日


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重い腎臓病を抱えつつ将棋界に入門、名人を目指し最高峰リーグ「A級」で奮闘のさなか生涯を終えた天才棋士、村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の生涯を描く。第13回新潮学芸賞受賞。
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大崎善生が描くノン...続きを読むフィクション。
嗚咽するほど泣いた。

限られた時間の中で、目標を目指すこと。壮絶なまでのストイックさ。将棋に対してだけでなく、遊び、病気、人生そのものに真っ直ぐに向き合う姿が眩しい。少しくらい苦しみから逃げたってバチは当たらないのに、とも思う。
「その薬は名人への翼をも溶かしてしまう」
頑固で不器用な真っ直ぐさ。

森師匠をはじめ、周りの人々がとても素敵。たくさんの人達に愛されていたんだなと思う。愛想はよくなく、その振る舞いはわがままにさえ見えるが、何か周りを惹き付ける魅力がある人だったんだと思う。かわいくて、面白くて、純粋。

最後、両親にあれが食べたいこれが食べたいとわがままを言う聖の姿がグッとくる。愛される天才だな。

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Posted by ブクログ 2020年10月04日

重い腎臓病を一生抱えながら闘う、村山聖という棋聖の生き様を描いた作品。病弱な身体に鞭を打ち、様々な葛藤の中、将棋に命を捧げる姿をみて、生きるという事はこういう事なのか、と感銘を受けました。中盤以降棋譜が並んでいるページがあり、将棋の基本的なルールを知ってる方が読みやすいかと。

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Posted by ブクログ 2020年04月03日

村山聖という棋士にスポットを当てた実話。幼いころから難病と闘ってきたが故に身についた、凄みを感じさせる死生観など、彼の人間性に引き込まれる。

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Posted by ブクログ 2020年01月05日

名前だけは存じ上げていたが、こんな興味深い方だったとは。
たらればの話をするのは意味がないが、もし彼が生きていたなら今頃はなんて想像するだけでゾクゾクする。

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Posted by ブクログ 2019年10月12日

将棋のことは全くわからないけれど、ひとりの棋士が懸命に生き、そして将棋を指し続けたことが胸に響いた。
大崎さんの小説は非常に読みやすい。

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Posted by ブクログ 2019年08月30日

不覚にも夏風邪を引いて2日間も会社を休んでしまった。
大学生くらいに読んで再読しようと本棚にあった本書を読むことに。病床の中でうんうん、病気は辛いよなと思ったり、聖とは全然違うだろと突っ込んだり。
ノンフィクション小説。病気ながらも、将棋の魅力に取りつかれ、名人を目指す主人公聖。将棋に関心がない人で...続きを読むも知っている羽生名人や加藤一二三氏と戦い、羽生名人とも互角の戦いをする。入退院を繰り返し病気と戦いながらも将棋会で勝ち進むスガタガ心を打つ。師弟愛、若さゆえの葛藤、切磋琢磨だけでなく聖の人柄に引かれるライバルたちとの人間模様が読みどころ。

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Posted by ブクログ 2019年06月05日

小説で泣いたことは何度もあるけど、この小説は命の儚さとか、その中でもがくことへの賞賛の気持ちではなく、村山の将棋に対する情熱、泥臭さ全てに心を動かされた。切なさではなく、熱い気持ちに尊さと憧れを感じて泣いた。
良い意味で少年漫画のような印象を受けた。

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Posted by ブクログ 2018年10月08日

東の天才7冠羽生善治に、西の怪童村山聖/ 写真など見ていてもかわいらしく良い笑顔で写っている/ 愛嬌もあり将棋も強い/ 二十歳まで生きられたことを人に言いたくなるほど喜び、三十歳目前に逝去/ ただただ泣ける/ 一生懸命生きなきゃならんのですよ、と/ ベッドの上でつぶやいたアニメのセリフとはなんだった...続きを読むのだろうか/ 最後に諳んじた符号とはなんだったのだろうか/ 本当に小池重明に勝ったのだろうか/

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Posted by ブクログ 2017年10月30日

最近嵌っている大崎氏のデビュー作品です。
ノンフィクション、しかも将棋(私は出来ません)の話と言うことで、手を出す気は無かったのですが、本を鞄に入れ忘れた日に駅のコンビニで発見し、購入しました。
良かったです。いつもの大崎作品とは随分違いますが、これはこれで。
強烈な個性をもった主人公です。自...続きを読む分の命の短さを痛切に感じつつ、名人位と言う一点に目標を絞り生きた”純粋で強情でユーモラスで、わがままで優しく強くてそして弱かった”村山聖。作品中でも随所で紹介されるその我儘、傲慢ともいえる態度の一方で多くの人に愛されたという矛盾。特に師匠・森との本能的ともいえる師弟愛。
思わず、自分も何かしなけりゃと考え込ませる作品でした。

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Posted by ブクログ 2017年10月22日

健康な人が人生を歩む時、自分に残された人生の時間に思いを馳せるのは、どれくらい歳を重ねた頃なんだろうか。
ただの1日も無駄に出来ない村山聖は、並外れた将棋の才能を、命を使って削り磨き上げながらも、常に死と向かい合っている。
時には体調を壊すほどに苦悩する将棋は、彼を救ってくれたのか分からないが、将棋...続きを読むによって出逢った師匠や、友人達はきっと村山聖の心を救ってくれたんだと思う。
村山聖の苦悩と、師匠や将棋仲間を通して感じる事が出来る彼の愛嬌が、痛いほどに伝わる一冊。
いつか子供に読ませたい。

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Posted by ブクログ 2023年11月07日

感想
苦しんでももう一度人間に生まれたい。自分から苦悩の世界へ飛び込む。本当の昏さを知らなければ夜明けの明るさには気がつけない。

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Posted by ブクログ 2020年01月28日

先に同著者の「将棋の子」を読んですごく面白かったので、こちらも購入。こちらはその後映画化されるなど将棋の子より有名に。
ただ、一人の半生の話なので、少し退屈してしまった。個人的には断然「将棋の子」の方が面白かった。

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Posted by ブクログ 2019年06月27日

決して文書は巧いとは思わないが、伝わるものはあった。死を傍らに感じるが故、生が強烈に浮き彫りになって、ここまで激しく濃密な将棋人生を歩めたんでしょうが、神様のされることは時に残酷です。

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Posted by ブクログ 2018年08月25日

将棋読書シリーズ、超有名本。病気との付き合いかたに関してはもっとやりようがあった気がしなくもないけれど、でもやっぱり村山聖にはこの生き方しか出来なかったんだろうなぁ。何かを成す人は根本的に継続して努力家勉強家なんだと改めて思う。

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