大崎善生のレビュー一覧

  • ロックンロール

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    大崎善生の恋愛小説は主人公の設定など、どことなく似通っていると思うのは、自分だけだろうか・・・?小説単体として見た場合は、良質な恋愛作品に仕上がっています。ロックンロールを口ずさみながら、恋は転がってゆきます。

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    2009年10月04日
  • ロックンロール

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    大崎さんは読者にとって結構好き嫌いが激しい作家さんだと思います。
    シチュエーションや雰囲気の綺麗さ切なさは素晴らしいのですが、そこに行き着くまでの必然性や登場人物の心理の変遷には納得できない所が多い。前者を強く評価する人は好きで、後者が気になる人は嫌いなのではないかと思っています。そして私は前者だったのですが、本作は。。。
    劇的なシチュエーションは減少し、一方でなんだかんだと説明が多いのです。不確かな比喩というべきか。なんだかウダウダしていて乗り切れない。そんな感じがします。一方で妙にユーモリスティックで思わずニヤリとしてしまう所が随所に有るのも今までの作品に無かった傾向です。
    全体としては「

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    2016年08月16日
  • パイロットフィッシュ

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    前々から表紙の透明感とタイトルのバランスの良さが本屋でも目に入って読んでみたかった作品です。

    物語の冒頭の一行
    「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない」

    一度人の中に染み付いた「記憶」は奥底に隠れていようとも決して消えることはなく一緒に行き続けるんだってこと。
    無意識のまま昔愛した人のために生きていることもあるんだってこと。
    この広い世界の中で人と巡り会うことの大切さがとてもわかりやすく伝わってくる作品でした。

    文体は何だかゆらゆら浮いている感じ。
    そうですね、現実感があまりなく、感情移入できなかったかなぁ。
    ここに出てくるような物分りのいい大人で素敵な女

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    2022年08月04日
  • 別れの後の静かな午後

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    よく『ノルウェイの森』に似た雰囲気を持った作品と言われている。大崎善生の文体がそれに近いものがあるのかもしれない。「別れ」について書かれた短編集。ただ孤独感や悲壮感漂うものではなく、心温まる作品ばかり。

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    2009年10月04日
  • 別れの後の静かな午後

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    ・サッポロの光
      ・球運、北へ
      ・別れの後の静かな午後
      ・空っぽのバケツ
      ・ディスカスの記憶
      ・悲しまない時計        の6つの短編


    どの物語でも、人と人のうえに同じように変わらずに流れつづける時間のやさしさを感じさせられる。
    ことに、表題作でもある「別れの後の静かな午後」では、別れ別れになった二人に思いもかけない長い長い静かな午後の時が流れつづけている。

    激しく流れる時間も、停滞するかに見える緩やかな時間も、その時その人々にとって必要な時の形なのだと静かに想う。

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    2009年10月07日