荻原規子のレビュー一覧
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荻原規子の源氏、ちょっと期待しすぎたか。
意外なほどに、古文に忠実なのではないだろうか。
読みやすいとは思うけれど、彼女らしい物語性は感じられなかった。
淡々と綴られていく物語は、多くを説明せず、語らない。
そこは読者側の読解力、想像力にかかっている。
試されている気がして、ちょっと息苦しい。
まさに古典の世界。
真摯に向き合うのも悪くはない。続きも読もうと思う。
しかし、女性が作り出した人物なのに、
光源氏の心理、行動は不可解だ。
式部は理解していたのだろうか。
なんで紫の上を思いながら、明石の君に会いに行けるのか。
そして、様々な女性にかけ続ける情け。
それは、優しさなんかじゃなく未 -
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Posted by ブクログ
感想を書いたらうっかり間違えて全部消えてしまった。
ので要点。
・再文庫化(出版社違い)
・表紙が微妙(女の子の人形立ちで全巻くるならちょっと嫌)(2巻は絵的にいいシーンがいっぱいあるのに…)
・腐女子(という言葉は当時はなかったよね)
・最近RDGに慣れていたのでルーンのわかりやすさにホッとする
3巻くらいまでならこの表紙(女の子が棒立ちしているだけ)でも許容範囲だけど、全巻これだったら中公版の方がよっぽどイメージ合ってんじゃん、なんで出し直したの?って感じになる気がする。絵を描いている人自体はおとぎ話っぽくて淡い色合いですごく好きなんだけど。ほんとデザインがいまいち。 -
Posted by ブクログ
本編の4、5巻の時間軸ですね。
女王候補アデイルが主役の話です。
が、どちらかと言うと、筆者も言っている通り、本作ゲストキャラの方が目立っていましたね。色々期待させてくれる人物でした。
アデイルの恋心は既に発覚しているため、この巻からロマンスへ、と言うことは無いな、とわかっていながら期待してしまう辺りが俗物ですね。でもやはり残念です。
砂漠が登場したことで、「これは王国のかぎ」を重ねずにはいられませんでした。が、全く別物です。勿論。
本筋は狩るか狩られるかの本編につながる政治的抗争が描かれているわけですが、それに伴い、日本にいるとつい鈍くなる宗教問題について作者なりの視点と見解で書いて -
Posted by ブクログ
いよいよ大詰め。
ここへ来て世界の神秘に触れるわけですが、いや~、最終巻を目前にして更に謎が深まるとは思いも寄りませんでした。
しかし中間点を過ぎたわけで、あとは昇る一方と言う空気感が気持ちよく、やはり自分は“ハッピー”好きなのだと痛感。
そんなバカな!
と思えるような出逢い、再会、ハプニング・・・ファンタジー小説の醍醐味を網羅した一冊に仕上がっていると思います。
ひねくれた見方をしてしまえば“そんなバカな”で終わりですが、よくよく考えてみれば、ドラマチックだからこそ小説になったと言うわけで。
主人公ばっかりが運が良いのでは無く、嘘みたいに運が良いから主人公になれたのです。
当たり前に -
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二作目とはまた打って変わって、今回は王宮編。外伝を除けば全五巻の本作。ぐんと核心に迫ってきた感があります。
王宮ですから勿論栄華を極める描写ではありますが、いやはやしかし華やかさで言えば学園編の方が勝るやも知れません。王宮と言うところはそれだけ“現実的”な場所のようです。どこか雑然殺伐としているのですね。
公式の場と言うものはそんなものなのかも知れません。
前作までのようなついニヤニヤしてしまうような気楽なムードは薄れ、ストーリーもシリアスになってきます。荻原先生の本領発揮とも思える深み、重厚感が漂ってきました。
登場人物たちのキラキラ眩しいような大活劇は見られないにせよ、じりじりとし -
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Posted by ブクログ
副題「ファンタジーに見る動物たち」とありますが、20の動物、幻獣を取り上げています。ただ、それらの生態を掘り下げたような内容ではなく、荻原さんの読書遍歴や子供のころのエピソードを踏まえお話となっていて、ファンの私は興味深く読むことができました^^
作曲家の菅野よう子さんとの交流がある話があり、菅野さんが勾玉のイメージソングとか作ってくれら素敵な曲ができそう、勝手に妄想しまいました(笑)
巻末の方に、荻原さんのお母様は空想をあまり解さない人で、そのせいか空想より読書にのめりこんだということが書かれていて、私とちょっと似てるなぁと親近感がわきましたw