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  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~
    3.9
    児童書や古典の名作に欠かせない、魅力的な脇役である動物たち。「動物物語」と「ファンタジー」が共通して持っている、心を惹きつける要素とは…? ファンタジー作家として人気抜群、本の読み手としても一流の荻原規子が、動物をキーにさまざまな本を紹介し、自分自身についても語ります。徳間書店PR誌「本とも」で人気を博したエッセーに新原稿をプラス。荻原ファンはもちろんのこと、ファンタジーや児童文学の読書案内としてもオススメです。

ユーザーレビュー

  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

    Posted by ブクログ

    勾玉三部作などでお馴染みの荻原規子先生の〈動物物語〉を取り上げたエッセイ。
    その、めちゃくちゃいいですよ!!!
    やっぱり書くものは読んできたものに影響されるんだなと思うし、ほんとにファンタジーに対する造詣が深い。
    どの物語にも愛情と確かな分析があって読んでみたくなる。

    『樹上のゆりかご』が大好きなので、『山月記』のところは痺れたな。あの物語の舞台がこうやって出来上がったのかと思うとゾクゾクする。

    あの壮大で残酷で精緻な世界がこうやって作り上げられたんだなと分かる素敵なエッセイでした。

    0
    2026年04月08日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

    Posted by ブクログ

    『舌を切られたスズメは、本当は死んでいるのだろう。今なら、そう解釈する。』

    今の今まで思いつきもしていなかった。
    そのことにもびっくりしてしまった。

    おばあさんがスズメを憎む前に、おじいさんがスズメを失う前に、おばあさんが報いを受ける前に、おじいさんが伴侶を失う前に、できることはあったような気がするけれど。
    いつの世も、人はカラッとままならない。

    コロボックルシリーズを久しぶりに読み返したい。
    「ウォーターシップダウンのうさぎたち」は今度こそ読もう。

    0
    2026年01月15日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

    Posted by ブクログ

    ファンタジー作家の荻原規子さんのエッセイで、結構面白かったな。ファンタジーに出てくるいろいろな動物について、荻原さんの考えや感じたこと、小さい頃の思い出などが書かれていて、非常に示唆に富んでいるものだ。私は、どうしてもこの本からユングの思想が思い浮かばれて仕方がないのだが、荻原さん自身もユングについて触れている。要するに、人間には合理的なものだけでないものが潜んでいるし、なんかそれは重要としかいいようがないのである。動物がしゃべるのも、非人間的なものがなんか大切なんだよな。科学やキリスト教などの論理にひっかからないもの。
    中島敦の「山月記」もこの本ではファンタジーの部類に入っているが、確かにそ

    0
    2025年11月12日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

    Posted by ブクログ

    荻原さんの勾玉三部作にはまって以来、彼女のおすすめを道しるべに児童文学ファンタジーを読みあさってきました。

    ほぼ外れなく面白く読めました。豊かな読書体験をされてきたんだなぁと羨ましく思います。

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    2023年10月28日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

    Posted by ブクログ

    一章ごとに一つの動物を取り上げ、それぞれの動物にまつわるファンタジーについて語られている。

    ファンタジーの手引書としても軽い評論としても読める、まさに読む価値のある本である。

    クマやライオンなどの現実にある動物から始まり、「ライラの冒険」シリーズのダイモンで終わる心憎い構成。

    特に、佐藤さとるの「コロボックル」シリーズのマメイヌやダイアナ・ウィン・ジョーンズの『ダークホルムの闇の君』のグリフィンが出てくるところなど感涙ものであった。

    0
    2014年06月24日

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