あらすじ
【挿絵あり】熊野古道で暮らす中学3年生の泉水子は、ある日昔会ったきりの幼なじみ・深行と再会する。泉水子を守る宿命にあるという彼は「どうしてこんなのが、女神だって言えるんだ」と反発していて!? 戸惑う泉水子だったが、修学旅行で訪れた東京で彼女の秘密が明らかになり……。現代ファンタジーの最高傑作が、アニメ版キャラクター原案を手がけた岸田メル描き下ろしイラスト満載で登場。世界の命運を左右する少女の物語が、いま始まる!!
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Posted by ブクログ
気になっていたので読んでみました。
一見好き嫌いが分かれそうな印象だったので、迷いましたが…
素晴らしかった。
設定とかはどちらかといえばやや苦手なのですが、話よりも
作者様の文章力というかに感動しました。
自分も「M属性」があるので(笑)、主人公・泉水子にはとても感情移入
出来、まぁヒーロー?の深行には本気でイラっとしました。
が、読めば彼にも感情移入できるし、理屈っぽくなく
徐々に2人の言動が変化していってるさまには唸りました。
今後の展開も楽しみですね。泉水子の望む「普通の女の子」とは
むしろ恋バナとかをすることではなくちゃんと自分の想いを
話せる子になることこそと思います。
彼女の身の上からして、そうなれるかが彼女の人生にも
かかっているといってもよいと思うので、
どうなるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
1巻はまだまだ序の口という感じで、主人公の泉水子や周囲の人々の正体の核心だとか、世界観の具体的なところは掴み切れていませんが、現代を舞台にした和風伝奇ファンタジーといった雰囲気が、なかなか面白そうです。
これもまた、子供が読むかなと思って買ったものなので、文章は気になるところですが、しっかりしていて好印象。カテゴリはライトノベルで合っているのかしらん。
深行との今後の関係性も気になるところではありますが、あまり恋愛方面に行って欲しくもないような。あと、先行きが気になるのは雪政さんかな。ちょっと危うい感じが何とも。
今後の展開が気になります。
Posted by ブクログ
アニメから入って、原作を読む。
物語としては、好きなお話だし、
文体も読みやすくてスイスイ読める。
ただ、引っ込み思案でうじうじしたところのある
主人公に対して、なんだかなあという気持ちは
少し感じてしまった。
設定が設定だけに、なんでお前なんかがと思う
深行の方に共感してしまう。
Posted by ブクログ
現代が舞台のファンタジー。でも十二国記と比べるとファンタジー要素は薄く、人間ドラマに注力している感じかな。
最近わりと濃密な小説ばかり読んでたからか本作は薄いというかあっさりした感じ。悪い意味ではなく、気軽に読むにはこれがちょうどいい。そういう意味ではまさにライトノベル。
話的にはシリーズの序章でしかない感じで、この巻単体だとなんとも言えないところはあるが、とりあえず深行くん眺めてニヤニヤしとけばいいんですかね?
スニーカー版って「Another」の件があったからどうせ表紙とピンナップだけでしょ?って思ってたので挿絵が普通にあったのは嬉しい誤算。
さすがの文章力
中学3年生という多感な年頃の少年少女が描かれているので、時に息苦しいような気持ちで読みました。
引っ込み思案の泉水子の性格は自分に通じるところもあり、いわゆる陽キャのクラスメイトとのやりとりなど懐かしくもキツかったです。
まだ謎が明かされていない導入部分で疑問しかありませんが、泉水子の成長が楽しみになるような終わり方でした。
まだ面白さが分かりませんが、次巻以降に期待します。