荻原規子のレビュー一覧

  • 源氏物語 紫の結び 三

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    この巻はけっこうドロドロしてました。
    現代でもありそうな事件なので、
    なんかこわいな~と思いながら。。

    光源氏が、
    一度思った人には手厚い、っていうようなことを
    一巻を読んだ時に思ったんだけど、
    それは3巻でも同じで、
    逆にそれがちょっと重すぎて
    なんか思われてる人にとってはきつそう。。って
    思ってしまった。
    もういい加減、忘れさせて、って思ってるのに
    手放そうとしないところが。。
    なんかちょいうっとおしいw
    それがほんとに大好きすぎて、っていうのとは
    ちょっと違ってても手放そうとしないのが
    怖い。

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    2014年04月07日
  • 源氏物語 紫の結び 三

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    (No.14-8) 荻原規子さんの源氏物語。一~三をまとめて書きます。

    源氏物語が長すぎるので、読みかけて途中脱落する人が多い。だからともかく全部読んでもらうために、荻原さんは枝葉を取っ払って幹だけにしたこの本を書いたとのことです。

    長くて読みきれない人が多いらしいとは聞いていたけど、私にはそれほど長いとは思えないの。
    何十年か前なら確かに長い小説と言えたかもしれないけど、今は何巻にもなる小説が当たり前にあるもの。特にファンタジー小説は長いのが多い。
    私も、原作はとても全部は読めてないけど、翻訳したのなら何種類も何度も読んでいて、これが何で長いんだ?と不思議な気がしてます。
    まあこの短いバ

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    2014年03月24日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    作者が意図しただけあって、
    展開に流れがあって、物語に惹き込まれ易い。
    大胆な巻の省略が上手く機能している。

    絵合わせ、香比べ、書比べと、
    優美で典雅な世界に魅了されつつ、
    そこに潜む人間批評のスリルにドキドキする。

    しかし、自分の愛しい人が他の女の話をする。
    それってどんな気持ちだろうか。
    今とは持っている感覚が、常識が違うとは言え、
    人が抱く想いにそう違いがあるとは思えない。

    平安時代ですら、古の方が良いものがあるという考えがあったことに驚いた。
    永遠に人が持ちうる感覚なのかなあ。

    言葉の少ない原文に近いこの文章は、
    想像する余白が多い。
    文章に、物語に集中しないと読み進めない。

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    2014年03月18日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    1巻に続いて挿絵がすてき。
    光源氏の30歳代の様子を描いた2巻。

    お話の方は、けっこう読みやすいです。が、、、
    平安の言葉?(裳着→もぎ、とか)
    をすぐに忘れてしまって、
    「えーーーっと、なんだっけ?」みたいに
    前のページに戻ること数え切れず。。

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    2014年04月07日
  • 西の善き魔女4 世界のかなたの森

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    これは愛かしら?家族的な、友としての愛なのかしら?…とモヤモヤする気持ちにやっぱり「好き!」とハッキリ終止符が打てた、よかったー。
    なんて、終われない。世界の全貌がようやく見え始めてきたような、またまだ序盤のようです。
    少しだれてきた感じがします。

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    2014年02月28日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    荻原規子の源氏、ちょっと期待しすぎたか。
    意外なほどに、古文に忠実なのではないだろうか。
    読みやすいとは思うけれど、彼女らしい物語性は感じられなかった。

    淡々と綴られていく物語は、多くを説明せず、語らない。
    そこは読者側の読解力、想像力にかかっている。
    試されている気がして、ちょっと息苦しい。
    まさに古典の世界。
    真摯に向き合うのも悪くはない。続きも読もうと思う。

    しかし、女性が作り出した人物なのに、
    光源氏の心理、行動は不可解だ。
    式部は理解していたのだろうか。

    なんで紫の上を思いながら、明石の君に会いに行けるのか。
    そして、様々な女性にかけ続ける情け。
    それは、優しさなんかじゃなく未

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    2014年01月29日
  • 西の善き魔女3 薔薇の名前

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    特別短編でのユーシスとロットの仮装ネタがブルース・ブラザーズであるとこで、初めて親近感が湧く。

    本編はここまでくると最後どういうオチがつくのかを確かめるためにあとは惰性で読み切るかなぁ

    主人公が王家の血を引いていたり、女王の後継争いに巻き込まれたり、本当に好きな人とはなかなかうまく行かずにそれ以外の人には想われたり、でも基本、坊ちゃんお嬢ちゃんなとこがライトノベルチックであたくしにはちとハードルが高い。

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    2014年01月02日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    購入済み

    一見ぱっとしない女の子が、自分の秘めた能力に翻弄されながらも、突如現れた使いの身であるイケメン親子の助けを受けて、成長していく、てなお話。
    面白かったけど、自分はバキバキの少年漫画スキーだったので、荒事の少なめのストーリーは若干物足りなさを感じました。
    ただ、次回以降が非常に気になりますね!自分の殻を破れず、安全の中でしか生きられなかった少女が、ついにその枠を飛び越える。頼れるのは、優秀だけどちょっと冷たい、使いの少年のみ!
    期待できそうな気がしてきた!

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    2013年12月27日
  • 西の善き魔女3 薔薇の名前

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    ネタバレ

    フィリエルとルーンの気持ちに今一つついていけない。突然盛り上がっている感じがするというか、フィリエルとルーンの幼い時の関係性とかが描かれていないので、お互いの存在の大事さがあまり伝わってこない感じ。この辺は後で補完されるのかなぁ。どちらかというとアデイルとユーシスの関係の方が気になる。
    物語の展開としては大きく動き出したので、これからどういう風に話が向かっていくのか未知数で楽しみ。
    表紙のルーンが繊細で風変わりな美少年と言う感じでイメージにぴったり。

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    2013年11月10日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    古典としては読みやすいですが、いつもの荻原さんの文章のような読みやすさを期待するとちょっと読みづらいかと思います。 もう少し意訳して、荻原さんの文章にしてしまってもよかったのではないかと思いました。

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    2013年11月03日
  • RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日

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    そろそろ終盤。
    うっかりアニメを見ちゃったのでストーリーは解ってたけど、原作の方が圧倒的に丁寧でしっかりした作り。
    次巻が楽しみ

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    2013年10月30日
  • RDG レッドデータガール(2)

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    20131021
    駆け足だけどテンポはいいし、読んででさほど違和感ないので良かったです。
    絵もかわいい。
    このままそこそこの長さで最後まで続けて欲しいなー
    アニメがちょっと早かったので。

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    2013年10月21日
  • RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日

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    勾玉三部作は大好きなのですが、どうやらこの作品はちょっと苦手なようです。やっぱりどうしても主人公の泉水子ちゃんがはっきりしなさすぎて好きになれない。山伏や陰陽師などを学園モノに使っているのは面白いし、古事記をもってくるところも大好きですが、学園生活の日常シーンで時代を感じてしまう表現がたまにあります。これって女子高生の日常なのか?と感じることが多々……異世界と日常とをもっとしっかり色分けしてほしかったな。世界観設定よりもそっちの方が入り込めない原因かも。

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    2013年10月16日
  • 西の善き魔女2 秘密の花園

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    感想を書いたらうっかり間違えて全部消えてしまった。
    ので要点。

    ・再文庫化(出版社違い)
    ・表紙が微妙(女の子の人形立ちで全巻くるならちょっと嫌)(2巻は絵的にいいシーンがいっぱいあるのに…)
    ・腐女子(という言葉は当時はなかったよね)
    ・最近RDGに慣れていたのでルーンのわかりやすさにホッとする

    3巻くらいまでならこの表紙(女の子が棒立ちしているだけ)でも許容範囲だけど、全巻これだったら中公版の方がよっぽどイメージ合ってんじゃん、なんで出し直したの?って感じになる気がする。絵を描いている人自体はおとぎ話っぽくて淡い色合いですごく好きなんだけど。ほんとデザインがいまいち。

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    2013年08月01日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い(スニーカー文庫)

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    アニメがよく分からなかったので原作を読んでみようと思って買ってみました。
    1巻の内容についてはアニメはちゃんと再現していますね。

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    2013年06月21日
  • RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧(スニーカー文庫)

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    娘にせがまれて買うことにしましたが、思いたって自分が初めに読んでみました(^ ^) ふむ、結構ます面白い^^;

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    2013年03月04日
  • RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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    ネタバレ

    荻原規子さんが好きなので、基本的には評価を甘くしてしまいそう。けれども、好きだからこその厳しくみて、星3つ。
    まだ一作目で導入部。設定やキャラクターを紹介していくだけで、話がどんどん進んでいく印象。少々鼻につくくらい個性あふれるキャラクター同士の人間関係が、これからどう描かれていくかが見物。

    2018/8/22、再読。
    初めてのときよりは面白く読めた。その後、続編が刊行されていったので、その1冊目ならこんなものだろうと期待せずに読めたからかもしれない。荻原さんは起承転結の結を支える登場人物の心情を描くのがうまい。本作でいえば、泉水子が和宮に舞を所望される場面がそうだ。「特別に意識する必要はな

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    2018年08月23日
  • 西の善き魔女 外伝2 銀の鳥 プラチナの鳥

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    本編の4、5巻の時間軸ですね。
    女王候補アデイルが主役の話です。

    が、どちらかと言うと、筆者も言っている通り、本作ゲストキャラの方が目立っていましたね。色々期待させてくれる人物でした。

    アデイルの恋心は既に発覚しているため、この巻からロマンスへ、と言うことは無いな、とわかっていながら期待してしまう辺りが俗物ですね。でもやはり残念です。

    砂漠が登場したことで、「これは王国のかぎ」を重ねずにはいられませんでした。が、全く別物です。勿論。

    本筋は狩るか狩られるかの本編につながる政治的抗争が描かれているわけですが、それに伴い、日本にいるとつい鈍くなる宗教問題について作者なりの視点と見解で書いて

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    2012年08月27日
  • 西の善き魔女4 世界のかなたの森

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    いよいよ大詰め。
    ここへ来て世界の神秘に触れるわけですが、いや~、最終巻を目前にして更に謎が深まるとは思いも寄りませんでした。

    しかし中間点を過ぎたわけで、あとは昇る一方と言う空気感が気持ちよく、やはり自分は“ハッピー”好きなのだと痛感。

    そんなバカな!
    と思えるような出逢い、再会、ハプニング・・・ファンタジー小説の醍醐味を網羅した一冊に仕上がっていると思います。

    ひねくれた見方をしてしまえば“そんなバカな”で終わりですが、よくよく考えてみれば、ドラマチックだからこそ小説になったと言うわけで。
    主人公ばっかりが運が良いのでは無く、嘘みたいに運が良いから主人公になれたのです。

    当たり前に

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    2012年08月16日
  • 西の善き魔女3 薔薇の名前

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    二作目とはまた打って変わって、今回は王宮編。外伝を除けば全五巻の本作。ぐんと核心に迫ってきた感があります。

    王宮ですから勿論栄華を極める描写ではありますが、いやはやしかし華やかさで言えば学園編の方が勝るやも知れません。王宮と言うところはそれだけ“現実的”な場所のようです。どこか雑然殺伐としているのですね。

    公式の場と言うものはそんなものなのかも知れません。

    前作までのようなついニヤニヤしてしまうような気楽なムードは薄れ、ストーリーもシリアスになってきます。荻原先生の本領発揮とも思える深み、重厚感が漂ってきました。

    登場人物たちのキラキラ眩しいような大活劇は見られないにせよ、じりじりとし

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    2012年08月16日