荻原規子のレビュー一覧

  • 西の善き魔女 外伝3 真昼の星迷走

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    本編の少し先の話なので、これが事実上最終巻、と言うところでしょうか。

    本編登場時から私が興味を惹かれていた吟遊詩人を軸にしたお話で、これでついに謎が解けた気がします。それでもまだまだミステリアスではありますけれど。

    メインの世界観は所謂王族、貴族、幌馬車などが登場するおとぎの国、童話の世界、ファンタジー、なのですが、それを包んでいる真実はどちらか言えばSFの世界なんですね。

    そのギャップがなかなかに面白いと思います。

    個人的に吟遊詩人のような飄々とした人物は好きなので、世界の真実を知らない人たちが彼に敵愾心を向けるのにはイライラしましたが、それは当然ですね。読者は裏の裏まで見ているわけ

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    2012年08月27日
  • 西の善き魔女2 秘密の花園

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    前作よりも更にノベルス的、と言えると思います。

    良く言えば読みやすく、悪く言えば俗っぽいとも。

    本作はとにかくタイトル通りの内容ですね。主人公が女学校に編入することになるのですが、若い読者の思う「女学校ならあんなことこんなこと」が全て叶えられていると言っても過言ではありませんね。痒いところに手が届く、言ってしまえばベタな展開が待ち受けているのですが。

    そんなベタな展開にゾクゾクとしてしまう私もばっちり俗物ですね。

    桃、百合、薔薇、一応全て網羅していると言えなくもないです。

    内容としてはそんなわけで意外とベタなのですが、それでもやはり荻原先生の手にかかればドキドキわくわくファンタジーな

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    2012年08月16日
  • 樹上のゆりかご

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    私が初めて触れた荻原先生の作品「これは王国のかぎ」の主人公、上田ひろみをまたまた主人公に書かれた学園ミステリー。これかぎから二年後のお話。つまりひろみは高校二年生。

    これかぎを最後に読んでから時間が経っているからか、この主人公があの主人公と同一人物とはなかなか受け入れられませんでした。それだけに印象が違っていたのです。作品の雰囲気も。作者は意図してそうしたかも知れませんが、最愛とも言えるこれかぎの続編として手に取った身には少なからず淋しくも感ぜられました。しかし思春期の中にあっては特に、人は変わっていくものです。新たな気持ちで読むとしましょう。

    学校行事を中心に書かれているのですが、学校を

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    2012年08月08日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

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    作家の萩原規子さんが、ファンタジーの本の中に登場する動物たちのことを書いたエッセイのような児童書でした。

    犬やクマ、猫、ライオン、イノシシ、ネズミなど、身近な動物の話に混じって、ドラゴンやユニコーン、グリフィンといった、ファンタジーでおなじみの架空の動物も登場する本の紹介をされています。

    動物好きの私は、なんだかここに紹介されている本を全部読んでみたくなりました。もちろん、神話や伝説の話からもとっているので、知っている本もありましたが、知らない話もたくさんありましたので。

    知っているのでは、まず、「ライオン」の章の『ナルニア国物語』の解説。映画のワンシーンが鮮やかによみがえってきます。こ

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    2017年11月09日
  • これは王国のかぎ

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    荻原さんらしい胸キュンと一歩を踏み出す少女小説。
    自分を嫌い抜いてファンタジーの世界に逃げ込むが、経験と学びで現実世界で歩みだす。ファンタジーの住人も紡ぐ人もそして現実の自分も全て自分自身。物語の住人もそれぞれの主であり、語り手の枠を飛び出してしまうことがある。なんだか物語を紡ぐのにも重なった。

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    2012年05月20日
  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界

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    空色のスピンオフ目当てに購入した1冊
    スピンオフの作品は面白かったデス

    全体としては、対談が殆どでしたが
    対談であげられていた作品をほとんど知らないので、読んでいてもちっとも共感はできませんでしたw
    対談の内容が濃すぎて、実は購入してすぐの時に一度投げちゃったんですよね
    空色のスピンオフだけは読んだのですが…
    もう一個の、単行本未収録の短編は…うーん。これは王国の鍵・樹上のゆりかごと関係があるのかな…?
    私はあの2作品あんまり好きではないので、この短編も特には…うーん、という感じ

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    2012年04月13日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

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    ファンタジーに出てくる動物たちを、荻原規子の視点から回想した本。出てくる作品がみんな読みたくなる……。

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    2012年04月10日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

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    ネタバレ

    分類902

    空色勾玉シリーズやRDGの作者の 動物物語(架空生物を含む)のエッセイ。ファンタジーや神話や古典文学の中に登場する動物たちの随想。


    作者が好んだという本のラインナップを見て、私も好んで読んだものがあると嬉しいし、知らないものは読みたくなった。
    ケロちゃんの家のくだりは なんだか作者の少女時代を思って、親しみを覚えた。
    YAもしくは大人向け。先に作者の物語の本を読んでから、このエッセイを読んだようが楽しめるだろう。

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    2012年04月04日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

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    ファンタジー作品に登場する動物をお題に書かれたエッセイ。
    本の紹介としても熱があって面白かった。

    実はとても私的な本なのかもしれない。
    著者が作家という職業についたわけや、彼女の小説作法まで、ところどころに垣間見えるのが興味深かった。
    エッセイというのは、ある意味「わたしを理解して」っていってるようなところがある文章だからね。
    読書歴とか微妙に重なっているところがあるんだけど、感じ方が違う部分も多々あって、そこら辺がわたしが著者の本の愛読者になれない理由なんだろうなと思ったりもしました。
    (タイトルで「黒龍とお茶を」というマカヴォイのファンタジーを思い出した。続編、読みたいなー。ディズニーあ

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    2012年02月29日
  • 西の善き魔女2 秘密の花園

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    ドタバタと本の中を所狭しと駆け回るフィリエル。意外と怖い女学院。興味は天文学だけかと思いきや、女装してまでフィリエルを追ってくるむふふなルーン。少女マンガチックだけれど前巻よりワクワク感を倍増していて面白かった。確実に周囲を巻き込んで壮大なストーリーになりつつある。ファンタジー、やっぱりいいな。

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    2012年02月26日
  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界

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    『勾玉』シリーズで人気の、荻原規子さん読本。
    大学時代に(遅い?)『空色勾玉』に出会った時の衝撃は忘れられません。
    この本に収められている対談2つ、大変興味深く読みました。
    特に上橋菜穂子さんとの対談はとても嬉しかったです。

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    2011年12月12日
  • 樹上のゆりかご

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    ハードカバーで読みましたが、うちにあるのは新書版です。
    ひろみ嬢の言葉の感覚を身につけたい……
    やんちゃな少年夏郎くんが裏表紙にいますが、
    私の中のイメージによれば、彼はなぜか丸坊主。

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    2011年11月08日
  • 樹上のゆりかご

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    荻原規子さんの作品「これは王国のかぎ」のヒロインひろみが高校生になったお話です。
    「これは王国のかぎ」って読んだのが昔過ぎて詳しく覚えていないのですが、
    確かドナルドダックとアラビアンナイトのお話って記憶が(笑)
    C★NOVELSだし、ジャンルとしてはファンタジーになるんだろうけど、
    荻原さんのお話って、私の中ではなぜか児童書にカテゴライズされます。もちろんいい意味で。
    たぶん、私が小学校の図書室で本を読み漁ってたときに出会いたいお話だからだと思うんです。

    ただ、西の善き魔女シリーズは少女小説っぽい感じがしますけどねぇ。

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    2011年10月25日
  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界

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    荻原 規子の特集本。

    <勾玉>の世界ということで、対談は、割とファンタジーよりの話をしていますが、小説は、「潮もかなひぬ」以外は、上田ひろみシリーズです。

    うーん、わたしが読んだ上田ひろみシリーズは、「これは王国のかぎ」だけです。これは、他の荻原作品に比べると、ちょっと、鬱々としたものがある感じです。
    で、今回入っている上田ひろみシリーズは、その習作みたいな短編です。「これは王国のかぎ」よりも、さらに鬱々としていて、微妙な感じ。
    あまりにも、現実に近すぎるのかなぁ。昇華し切れていないものが残っているような気がします。

    でも、基本的に、インタビューとか対談は、好きなんです。どこから、物語が

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    2011年07月10日
  • 西の善き魔女2 秘密の花園

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    ネタバレ

     さて、西の善き魔女二巻でございます。
     要約すると、男の娘で百合薔薇咲き乱れる秘密の花園、と言ったところでしょうか。

     何といっても登場人物がいい。
     一巻はどっちかというとアデイルとユーシスの紹介で、今回は対照的にルーンとレアンドラの活躍回といった感じでしょうか。
     ヴィンセントにしてもイグレインにしても少女というには美しすぎて、自分が何者であるか、何を為さねばならぬかをしっかりと自覚しています。最近のかっこいい女の子というのはどうも男の子の劣化コピーみたいで、見ていて少し痛々しかったりもするのですが、彼女たちは違います。決して殿方からお株を奪ったりはしない。でも守られているだけでは決し

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    2011年06月04日
  • 西の善き魔女1 セラフィールドの少女

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    ネタバレ

     ずっとずっと気になってたシリーズをやっと読み始めました。
     魔女、と付くからには王道の「剣と魔法と騎士と」みたいなのを想像していたのですが、魔法ものではないようですね。王宮とかの権力闘争も楽しめる本格ファンタジーの予感です。

     「物語の醍醐味が十二分に詰め込まれた極上のストーリ」と銘打ってるだけあって、最初から怒涛の展開に引き込まれました。世界観も独特で、まだまだ開かされていない部分も多いのですが、するすると読めます。この辺の安定感はさすが荻原さんと言ったところw和風だけでなく西洋ファンタジーもこんなにお上手なのだなぁと。

     フィリエル含め登場人物がとても魅力的ですね。
     逆境でも決して

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    2011年04月30日
  • 樹上のゆりかご

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    進学校でなんとなく執行部にたずさわることになった主人公。

    合唱祭、演劇コンクール、体育祭と過ごす中でちょっとした事件が怒って行く。

    爽やかな青春ものだと思って読んでたら、女の執念って怖いなと思ったり…

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    2011年04月24日
  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界

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    まさしく荻原規子ファンの為の一冊。佐藤多佳子さんとの対談、勾玉シリーズの根底を考察する対談に加えて、「これは王国のかぎ」に連なる3つの短編と「空色勾玉」のスピンオフ等とにかく贅沢な一冊でした。「空色勾玉」のスピンオフは柾と奈津女が中心の話。本編では悲しい結末を迎えた二人だけど、その二人の想いをすくうことの出来た一編だったと思います。

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    2011年03月26日
  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界

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    和製ファンタジー読者にはたまらない荻原規子×上橋菜穂子の対談が載っている! 「ファンタジーのDNA」もあわせて読むと更に良いかも。

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    2011年01月31日
  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界

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    〈勾玉三部作〉文庫化を記念して、日本のファンタジー作家の第一人者として読者の支持を受け続ける荻原規子の魅力に迫る一冊。『空色勾玉』スピンオフの書下し短篇「潮もかなひぬ」掲載!
    その他、日本人の宗教観、神話とファンタジーについて語る中沢新一氏との対談、互いの読書体験を通してファンタジーの魅力を伝える上橋菜穂子氏との対談、単行本未収録のエッセイと短篇、全著作リストを収録。

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    2013年08月08日