荻原規子のレビュー一覧

  • RDG レッドデータガール 全6冊合本版

    購入済み

    いつの時代も愛は地球を救う

    一言で言えば山伏と陰陽師と忍者の霊能学園バトル。
    漫画の原作になりそうだな、と思ったらなってるんですね。

    山伏やら陰陽師やら戸隠やらが出て来て、表に裏に駆け引きを重ねていくのが基本基軸になってますが、そこに日本のそういった密教の歴史が豆知識のように出てくるのが面白いですね。

    ストーリーり尻上がりに盛り上がっていきます。優柔不断な主人公にイライラさせられる部分はあるものの、周りの仲間と共に少しずつ成長していくのを見るのも面白いものです。そして最後は大体途中から読めてくるとは思いますが、愛は地球を救うものなんですかね。やっぱり。

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    2014年11月12日
  • 西の善き魔女 外伝1 金の糸紡げば

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    西魔女、外伝ですが、最後まで読めば6とも
    言えるお話でした。
    あとがきで書かれていますが、この本のお話は短編では
    絶対無理と思います。
    1年かけて紡がれる「金の糸」。
    フィリエルの変化にもルーンの変化にもホロリとしますが、
    当初のフィリエルの偉そうなしゃべりが何でかに気が付くと
    凄くほっこりしました。
    1番身近な人の言葉遣いですね(笑)。この彼女が「わたくし」を
    使いこなす子になろうとは…

    断章はもう泣けました。何より断章はこの人がいなければ始まらなかった、
    ホーリーのだんなさんがいないことに…
    そういう意味でもディー博士にはどこかで生きていて
    ほしいなぁ。
    フィリエルとルーンの生命力が彼譲

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    2015年06月21日
  • RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた

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    3巻目は、主に戸隠が舞台でした。
    今回の話は、真響と真夏と真澄の3人の秘密が明らかになりました。
    読んでいて、内容がイマイチつかめないところもあったのですが、何回も読み直してみると理解できました。

    また、泉水子のお母さんの存在と姫神の関係性もわかりました。
    これから、泉水子と深行の周りでどのようなことが起きるのかが楽しみです。
    この話は、話の展開がおもしろくてすぐに読んでしまいます。
    私的には、和宮がたびたび出てくるのでそこが気になります!

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    2017年09月24日
  • 西の善き魔女5 闇の左手

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    西魔女、本編最終巻。
    皆のそれぞれの動きが収束し、怒涛の最終巻でした。
    が、何となく80%というかな消化不良の感があるのは、
    続刊があるのと、主人公なのに!これまでで1番
    フィリエルの出番が少ない巻でもあったからかな。

    壮大な予感だけを残し、少年少女で幕を閉じる部分も
    後の「RDG」と似てますね。
    タイトルを知った時に「あれ?」と思った元ネタについても
    あとがきで書かれてました。
    元ネタが好きな人は皆思ったのではと思います。

    フィリエルとアデイルについては、彼女たちの「居場所」
    には決着をみた感じですが、もう1人の主人公・レアンドラ様は
    もうひと暴れほしいところ。
    そのあたりも、外伝で見れ

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    2014年10月19日
  • 西の善き魔女1 セラフィールドの少女

    購入済み

    展開が早くて面白い。グイグイ読んでしまいました。
    少女向けだけど、所々に作者の年代がわかる最後の短編。ちょっとふざけています。B.Bなんて40代以上の人しかわからないでしょう。中年読者も忘れないサービスに思わず笑ってしまいました。
    それにしても人の気持ちをぎゅっとつかめる作家さんなんですね。筆が乗ってくると一緒に走っている感じ。
    とても素敵な話だと思います。

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    2014年10月20日
  • 西の善き魔女4 世界のかなたの森

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    面白くなってきました。
    やっとフィリエルがフィリエルらしく暴れ始めるので、なかなか痛快です。
    加えて思わぬ人物がこんなに暴れてくれるとは。
    彼女は好きだったので嬉しい。

    それはそうと、ルーンの性格のせいでこんなに回り道
    してるんだよな…彼がやっとフィリエルに白旗をあげたので(大笑)、
    次巻、大筋のクライマックスへなだれこむ模様。

    まぁ、外伝が3冊出ていて、ここまで読んでやっと完結の
    ようなので、やっと折り返しといえば折り返し。
    まだまだ楽しみです。

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    2014年10月17日
  • RDG レッドデータガール(5)

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    原作5巻で終わっちゃった…
    さみしい…
    しかも詰め込みだったけど、楽しかったので大丈夫です。
    かわいいねぇ。
    原作とアニメとの中間な感じかな。

    しかし原作6巻のみゆきが楽しいのに、マンガでみてみたいのに、とか思いつつ。
    一緒に勉強するとことかね!
    横浜とかね!ココアとかね!
    書き下ろしで単行本だけでも出してくれないかなぁ。

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    2015年09月07日
  • 西の善き魔女3 薔薇の名前

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    西魔女3巻目。一気に物語が動き出しました。
    ルーンとフィリエルが見事に正反対で苦笑ものです。
    二人のとる行動の片鱗は1巻で既に出てましたが、
    大切だから自分から離そうとするルーンと、
    大切だから側にいようとするフィリエル。
    次巻以降では、どう動くかな?

    ロウランド兄妹の行方とともに、楽しみであります。
    しかしながら裏表の激しそうな大人が多い中、
    メリング医師はほっとしますねぇ。

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    2014年10月11日
  • 西の善き魔女1 セラフィールドの少女

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    RDGが面白かったので、こちらも読んでみました。
    田舎に隔離?されていた運命の少女な主人公、パートナーに
    なりそうな幼馴染、引っ張ってくれそうな美少女と
    共通する部分も感じますが、泉水子ちゃんと今回の
    フィリエルは性格が全く違いますね。
    フィリエルと共に物語が動きだしたらぐいぐい惹きこまれました。

    今回は起承転結の起ですが、次巻も気になります。
    フィリエルと共にもう一人の主人公とも言える幼馴染の
    ルーンも気になります。

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    2014年10月11日
  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界

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    【再読】作者と中沢新一、作者と上橋菜穂子の二大対談、未収録短編・エッセイ、2010年までの全著書、書き下ろし短編空色勾玉スピンオフと盛りだくさんの一冊。
    対談は特に読み応えがあったのだけども、私の頭では内容についていけなかった(苦笑
    とはいえわからないなりに興味深く読みました。
    空色勾玉のスピンオフを読んで懐かしくなったのでまた空色勾玉を一から読みたい。

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    2014年09月29日
  • 西の善き魔女1 セラフィールドの少女

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    辺境のうら寂しい天文台で育った少女、フィリエルの初めての舞踏会
    目もくらむばかりの絢爛さの中
    凛々しい貴公子との出会いから
    少女の秘められた過去が明らかになっていく——


    素晴らしいほどの王道!
    ビバ西洋ファンタジー!
    清々しいほどに自身の思惑通りの話が進み、
    それでもなお飽きずにページを繰る手が止まらないあたり、
    荻原さんの書く文章、登場人物の持つ引力が感じられた
    出て来る人たちみんな愛らしい…!

    フィリエル以上に貴公子の振る舞いにキャッキャしながら一気に読み終えた

    王道のストーリーの中に
    当然ながらオリジナルの、
    今後の展開が気になるような「世界の謎」を含ませていて
    次巻が待ちきれな

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    2014年09月18日
  • グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~

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    古典文学や現代文学で登場するクマ、馬、ニシキヘビ、ユニコーンなど、物語の重要な名脇役である動物・怪物たちに焦点を当て、その魅力に迫った本作。
    児童ファンタジー作家として有名な著者が、物語を違った角度で楽しませてくれます。

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    2014年08月28日
  • RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女

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    姫神の由来や深行と和泉子の関係性などおもしろくなってきたな~
    真響は和泉子のこと本当に友達と思ってるのかな、利害関係が一致した相手には良い顔できそうだけど、合理的に。女友達は少なさそう。

    あと学園祭頑張りすぎ…!

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    2014年08月21日
  • 源氏物語 紫の結び ニ

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    あぁ、この人はもしかして夕霧がそんなに嫌いでないのでは。

    ということで、ちょっとダレる感のある「須磨」から帰ってからの「源氏物語」ですが、なかなか、魅力的にかかれていました。

    「宇治十帖」の楽しさは俵 万智に教えてもらったし、いろいろな人の「源氏物語」を読むもんだなぁと思いました。

    ただし、「若菜」が、上下にわかれているのはいいのですが、「若菜」の上の途中でこの本が終わっているのは、ちょっといただけないなぁ。

    そして、紫上と女三の宮が会っているのをいいことに、朧月夜の君に会いに行く光源氏。
    最低ですな。

    その最低さが、ほんとうに淡々と書いてあって面白いです。
    うーん。この淡泊な感じが

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    2014年07月28日
  • 西の善き魔女4 世界のかなたの森

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    女王の座をめぐる攻防が、世界の謎を追う旅の物語に変わった‼

    女王の試金石・竜、などのキーワードが、今後どんな物語になるのか楽しみ。

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    2014年07月09日
  • 西の善き魔女3 薔薇の名前

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    フェリエルの陽とルーンの陰が、はっきりと分かれてしまった巻。王宮の隠喩がよく解らないけれども。次回は、フェリエルは旅立つのだろうか?
    そういえば、竜の具体的な話が、まだ出てきてないな・・・。

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    2014年07月09日
  • 源氏物語 紫の結び 一

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    「源氏物語」のメインストーリーだけを抜き出した物語で、ものすごく読みやすいです。
    ある意味、今まで1番読みやすかった「あさきゆめみし」よりも、読みやすいかも。

    源氏物語には、作者複数説があって、特に、前半部と後半の宇治十帖の物語のことをいわれることが多いのですが、実は、前半部だけでも、「藤壺」-「葵の君」-「紫の上」-「朧月夜」-「明石の君」-「女三の宮」の貴種流離譚ラインと「空蝉」-「夕顔」-「玉鬘」の中の品の女ラインのお話で、作者が違うのではないかといわれたりしているようです。

    まぁ、作者が違うかどうかはわからないのですが、多分、書かれた順番は、メインの貴種流離譚ラインが書かれてから、

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    2014年06月18日
  • RDG レッドデータガール(4)

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    20140601
    巻末に原作者の短編入り。
    深行くん頑張ってるねっていう。

    戸隠編でした。
    三つ子の秘密?が明らかに。

    原作の最後までできますようにー

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    2014年06月02日
  • 西の善き魔女5 闇の左手

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    スタートから考えたときの若干の意外感と、それを感じさせない流れが読後の余韻を楽しませてくれる本な気がする。物語のラストスパートに飲み込まれてるうちに読み終わった一冊。

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    2014年05月10日
  • RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日

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    学園祭騒動もいよいよ大詰め!
    ミイラ取りがミイラになった? そんな感じの犬柳(笑)。
    真澄もなかなかのツワモノだったけど、やはり姫神を凌ぐ者はいないのかなぁ…?
    色恋沙汰とはちょっと違うのかもしれないけど、層の向こう側にいる泉水子に向かって「来いって言えよ。行くから」と言い放つ深行にちょっと胸キュンw

    アニメ版は丁度この巻で終ってたんだけど…原作は残りあと一冊で完結。
    って事は、2期って無いのかなぁ?
    何となく物足りない終わりだったんだけど…?

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    2014年05月07日