荻原規子のレビュー一覧
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源氏物語、現代訳。
まずはなんといっても挿し絵を含む絵がすてき。
表紙には愛らしい紫の上(おそらく)と、周りの花々が
やさしく鮮やかに描かれていて。。
お話は和だけど、絵は少し洋風な感じも新しい。
今後、ニ、三と出版されるようなので、
手に取るのが楽しみです。
源氏物語自体、知ってはいても読もうと思うとっかかりもなくて。
なので、こうして読みやすい現代訳はうれしいです。
光源氏。
容姿はすばらしいけれど、
中身はけっこう普通の、悩める男子なんだなぁ。
とっかえひっかえというイメージがありましたが、
一度関わりを持った女性にはわりかし手厚く、
それほど不誠実な印象がなくなりました。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ源氏の君…どうしようもないやつだな…!大和和紀さんの「あさきゆめみし」を読んでいた高校生の頃よりも、源氏の君のダメ男っぷりが際だって感じられたのは、年を重ねたせいでしょうか。「あさきゆめみし」を読んでいたときから、源氏の君より、友達の頭中将とかの方が好きだったけど。
宮中で行われいていた風習や四季折々の描写が細やかで、ほんとうに美しい。原作に出来る限り忠実に読み下しているらしいのですが、美しさや人物描写が充分現代にも通じるというのが、不思議でもあり、人間である限り本質は変わらないのかなと思わされたり。
折々に詠まれる歌もすてきだなぁと思った。歌を詠むことで、四季や花鳥風月をより敏感に感じられる -
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Posted by ブクログ
原作のほうはまだ最終巻を読んでいないのだけれど
(ちょっと今、活字疲れしているので漫画に走っています)
原作も面白いので、成り行きは安心していられる♪
原作の泉水子ちゃんはなんだかウジウジしててヤだなぁ……という印象だったけれど、こちらは暗さがなく世間ずれしなさすぎの健気な和泉子ちゃんに仕上がっている。
深行くんのツンケン具合(と二面性)が怖いけれど!(笑
確かに最初の二人の出会いは最悪で、深行くんの態度は冷たかったよねぇ……となつかしくもある。それがどんなふうに変化するのか、ビジュアル的に楽しめそう。
ほぼ原作1巻と同じ進行具合。和宮におっかけられて……!なところで次巻へ続く。
読み出し -