あらすじ
北の高地で暮らすフィリエルは、舞踏会の日、母の形見の首飾りを渡される。この日から少女の運命は大きく動きだす。出生の謎、父の消失、女王の後継争い。RDGシリーズ荻原規子の新世界ファンタジー開幕!
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Posted by ブクログ
最高!!!!!!!
萩原規子作品の長編、スロースタートなイメージだったけど、これは一作目から飛ばしまくり。
ファンタジーはこうでなくちゃ。年末の楽しみができた。
田舎で育った孤独な少女が、自らの出自の謎と、異端の研究の謎、守りたい幼なじみの謎を紐解きながらも運命を切りひらいていく物語。
フィリエルもルーンも、アデイルもおばさんも、登場人物まるっと全員愛おしくなるところが、荻原作品のすごいところ。最高!続きが楽しみ!!
Posted by ブクログ
小学校中学年から高学年の時に読んだ思い出。
一巻だけで読みやめてしまったかと思ったが
全巻読むとしっかりと記憶がよみがえってきた。
フィリエルとルーンの
他人→家族→親友→大切な人
と変わっていく関係性が素敵で
最後にはお対いなくではだめな存在にまで
なっているのが胸が苦しくなるほどキュンとした。
最高な世界観のファンタジーだし、
何より文章が本当に読みやすい。
あとは、私が外国の田舎の暮らしや
食事などの描写が大好きなので
その描写がたくさんあって読んでいて本当に楽しかった。
恋愛、政治、闘い、学園生活、魔法
ファンタジーが好きな人なら
きっとこれは刺さると思う。
異世界を舞台にしたジュブナイル小説。萩原先生の小説は10代で読んでも大人になって読んでも面白い。読後感は、その時々で変わるのだけれど。
Posted by ブクログ
荻原規子のファンタジー長編小説。
相変わらず恋愛要素が強く、どきどきはらはらしながら読み勧めることが出来る。
ただの童話ではなく、ひねりを入れて、
謎がのこっているのも魅力。
この方の話は、主人公達がイロイロな出来事にかかわりながら
少しずつ関係性が変わっていったり、
成長や考え方が丁寧に見れるので、とても好きです。
続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
高校2か3のときに初めて読んで、いつか全巻集めるんだ…と誓っていた小説。
当時と同じようにハアアアアフィリエルかっこいい…となりつつルーンがかわいすぎて頭打ちつけた。
もうどこをとってもルーンかわいいんだけど「フィリエルに……言わないでくれ」が一巻最高潮だった…
あと「〜だよ」が反則だとおもう。かわいすぎる。口調柔らかいのやばい。いうこと鋭いのにしゃべり方かわいい。しゃべり方優しい少年萌え拗らせたのルーンのせいです!もー!!
@買った
Posted by ブクログ
読んでみたいと思いつつ、延ばし延ばしだったシリーズ。
でも、角川さんから新しく刊行される装丁がかわいくて
これを機に買おうっ!と、やっと購入。
グラール最北端、辺境の地セラフィールドで
生まれ育った少女フィリエル。
舞踏会へ出かける資格を得る15歳になったフィリエル。
念願の舞踏会に父である天文台で研究を続ける
ディー博士からもらった青く美しい石のペンダントを身に付け
喜んで出かけた舞踏会をきっかけに、大切な人たちが消え、
慣れ親しんできた数々が様相をひるがえしていく。
過酷な運命と戦いながら、新しい出会い、
深まっていく謎、解き明かしたい真実、
血の繋がりなんて関係ない、大切な人たちへの想い。
たくさんの知らなかったことと真正面から向き合うと
未来を見据えたフィリエルの覚悟。
登場人物もみんな魅力的で、物語のドキドキする展開も
奥深さもほんとに素晴らしくて、早く続きが読みたいっ!
2巻までは購入しているけど、3巻は10月とか…。
でもこの装丁で買い揃えたいので、これからの発売が待ち遠しい。
角川さん、最近素敵なシリーズの再発をたくさんしてくれてうれしい♡
Posted by ブクログ
ハードブックで読んだ西の善き魔女が単行本になっているではないか!!!と、最高にテンションが上がって買った本。
ハードブックで買おうかどうしようか悩んでいたから凄く嬉しい!
そして久しぶりに読みかえしてみたらこれまたやっぱり最高に面白い!
さすが荻原クオリティ、日本物だろうが西洋物だろが変わらず面白い。
久しぶりに読むとなんだか初めて読んだ時よりもルーンが格好良いなとしみじみ思った。
あーー、早く早く続きを出しておくれ!!
Posted by ブクログ
中世ヨーロッパの田舎?のような世界で生き抜いていこうとする少女。
か弱そうで強い、頑固だけど優しい。十年一日の暮らしから放り出されたフィリエルが果敢に過ごすその生き方が気に入ってます。
早く続きを読みたい!
Posted by ブクログ
実際に読んだのは合本版だったけど
久々に読んだら、すごく面白くて、すごいすごいと感動しながら読んだ。
1巻はまだ謎だらけだけど、ダンスパーティー、その後の超急展開にずーっと鼓動が早まってしまう。
めちゃくちゃ怖い話だな。でもギャグぽいとこもある。
昔から、あまりルーンにピンとこない。
どちらかといえば、ユーシスかな…。
Posted by ブクログ
多分初めて読む作家さん。
普通の田舎の女の子だと思っていた主人公が、実は王家の血を引いていた、というわくわくする物語の始まり。
お城や舞踏会や景色の描写も豊かで、ファンタジーらしい。女の子のトキメキが詰まった様なストーリーだと思う。
まだまだ始まったばかりで、これからどうなるか想像もつかないけれど、フィリエルやルーンやアデイルの今後に幸あれと願う。
Posted by ブクログ
自分が十代のころなら、夢中になって読んだのかなあ。
中年になってくると、荒野で育った少女が実は王家の血を引いていて…というのが、何か面はゆい。
でも、十代のころの自分なら、精霊の守り人シリーズより、こちらの方を好んだ気がする。
フィリエルのみりょくが、まだ今一つつかめない。
勇気があり、賢い少女のようだが、ギスギスした感じがする。
もちろん、きっとこれから成長を遂げていくんkだろうけれど。
むしろ伯爵令嬢アデイルが面白い。
完全無欠のお上品なお嬢様かとおもったら、中盤以降、文学少女で、幾分腐女子臭を放っている。
Posted by ブクログ
昔読んだ時にはそれほど夢中になれなかったのだが、今読むと面白い❗
ルーンの良さが分かったからかな?
角川文庫になって、文字が読みやすくなったのも大きいかと。
Posted by ブクログ
思っていた荻原規子作品と違った。
古代日本の独自のファンタジー世界から中世ヨーロッパ的なファンタジー。
フィリエルとアディル。そこにルーン、ユーシス。
魅力的な登場人物達。
そして、謎めいた青い石から出生の秘密、王国の謎が絡み急展開。
フィリエルは、芯が強くしっかりした女の子。でもとても優しい。アディルも頭がよく、王女候補。
二人の魅力的な少女とちょっと独特な、でも可愛い、好きな人は好きだろうなルーン。女の子の憧れユーシス。
好きな人にはたまらない人物設定で、物語もわくわく。
また、1つ新しいファンタジーを読む楽しみができました。
どんな冒険物語があるのか、そして少女達の成長が楽しみで、2巻以降はじっくり読みます。
プレゼントでいただいた本です。
いつも楽しい本をありがとう。
展開が早くて面白い。グイグイ読んでしまいました。
少女向けだけど、所々に作者の年代がわかる最後の短編。ちょっとふざけています。B.Bなんて40代以上の人しかわからないでしょう。中年読者も忘れないサービスに思わず笑ってしまいました。
それにしても人の気持ちをぎゅっとつかめる作家さんなんですね。筆が乗ってくると一緒に走っている感じ。
とても素敵な話だと思います。
Posted by ブクログ
辺境のうら寂しい天文台で育った少女、フィリエルの初めての舞踏会
目もくらむばかりの絢爛さの中
凛々しい貴公子との出会いから
少女の秘められた過去が明らかになっていく——
素晴らしいほどの王道!
ビバ西洋ファンタジー!
清々しいほどに自身の思惑通りの話が進み、
それでもなお飽きずにページを繰る手が止まらないあたり、
荻原さんの書く文章、登場人物の持つ引力が感じられた
出て来る人たちみんな愛らしい…!
フィリエル以上に貴公子の振る舞いにキャッキャしながら一気に読み終えた
王道のストーリーの中に
当然ながらオリジナルの、
今後の展開が気になるような「世界の謎」を含ませていて
次巻が待ちきれないので書店にダッシュしよう
Posted by ブクログ
高校か中学の時に読んで、どんな話かとか正直全然覚えていなかったけど、ルーーーーーン!!って、なった(笑)彼の名前が出るたびにとてつもなく切ない気持ちになる。脳みそは忘れていても心臓が覚えていたみたい。早く続きを読もう!!
Posted by ブクログ
まだ序盤なのでこれからどうなるか楽しみ。
フィリエルの伯爵家に対する態度はちょっと酷いなと思った。アデイルやユーシスは基本善意の人だと思うので、もうちょっと感謝しても良いのでは。
伯爵のした事も止むに止まれぬ措置だったのではないかなと思うのだけどなぁ。
荻原さんは少女の成長を書くのが上手なので、今後フィリエルがどうやって視野を広げ、成長していくのかが好きになれるかどうかの分かれ目だと思った。
Posted by ブクログ
西魔女は、新書で揃えてました。
ハードカバーで出たとき買い直すつもりだったのですが(挿画の人が好きだった)、当時の私にはお財布的にきつくて断念。その後文庫で出たときもなんとなく気が乗らずに買わないでいました。本屋に行くたびに手にはとるんだけど。
しかし、今回は購入しました。ハッケンくんストラップにつられて。
そしたら、なんと!フェアの対象外だったようです。犬神家のハッケンくんが欲しかった…。まあ、いい機会なので買い直そうと思っています。新書の挿画、嫌いじゃないけどいかんせん古すぎる…。
ちなみに、今回の表紙は個人的には可も無く不可も無く。ちょっとメルヘンすぎる気がしないでもないけど。フィリエルのイメージは、やっぱり最初の新書のイメージが強かったのかも。
もう何度も何度も読み返して身もだえした話なので、正直、真新しい感動というのはないのですが。
でもやっぱり、気付けば夢中になってました。
ちょっとね、思うのが、荻原さんの他の作品ほど児童文学っぽくないぶん、萌えが全面に出る前の時代のラノベを読んでいた物語を追うわくわく感や昔の姫だの嫁だの言い始める前のコバルト文庫のような身悶え、そういうのを余計に感じられるような気がします。RDGにも萌えさせていただきましたがそれはそれとして。
あまりはやりすたりに左右されない作風で、少女向けの、難しくなくて良質なSFだと思います。
一応10代向けなんでしょうが、少女漫画やファンタジー好きなら大人が読んでも充分楽しめるんじゃないかなと思います。だから、RDGが盛り上がっている今、角川の文庫化をしたのかも知れないなと思いました。
Posted by ブクログ
荒野の天文台に住むフィリエル。舞踏会に参加した日から全てが一変、という話。父の失踪に王家との繋がりに女王争い、まさにこれからどうなるかワクワクする序章。フィリエルが真っ直ぐな良い子で応援したくなる。
Posted by ブクログ
西の善き魔女第1作
発売後すぐ買ったくせに長らく積読のままだったが、ようやく解禁(笑)
ん? これファンタジーなの? と思うくらい、この巻はファンタジー感があまりないような。(しいて言うなら女王の試金石のところくらいか)
でも、佐藤多佳子さんのざっくりネタバレ解説を読むと、はー、続き面白そうだな……? と。
Posted by ブクログ
空色勾玉以来の荻原作品。
つくづくファンタジーに惹かれる
自分に苦笑する。
まだ長い物語の序章に過ぎず
その設定を詰め込むためなのか
筆を急ぎ過ぎているような気もする。
しかし多くの謎は
ファンタジー好きには
馴染みのものもあり
物語にはさらりと入りこめた。
ようやく物語の入口の重い扉を
押し開けたところ…だろうか。
2冊目は少し時間を置いて読むことにする。
私の中で この設定がこなれて
醸成されてくるのを待とう。