あらすじ
フィリエルは、砂漠を越えて進軍してくることは不可能なはずの帝国軍に出くわし捕らえられてしまう。竜騎士ユーシスは、十倍を超える帝国の兵団と壮絶な戦いへ……。ついに、この世界の秘密が語られる!
感情タグBEST3
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一応ここで大円団…ということらしい。
残りの3冊は外伝の立ち位置ということ?このまま読みます!
RDGもけっこうバタバタと終わった気がするけど、これもけっこうバタバタと畳み掛けるラストで最高だった。ダイアナウィンジョーンズのような。
ユーシスがあのタイミングで思い出したのがあの子のことだったとか、ルーンの参謀としての活躍とか、そしてそして王女争いの結末含めて、最高のオチだったと思う。
ただちょっと、博士…博士のところだけはもうちょっとください
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何をどう書いたらネタバレにならないか困るくらいの展開。物語をここで終わらせてもいいんじゃないの?って言うくらい色んなことがあって、この世界の成り立ちや女王の役割についても新事実が判明して、さらに3巻残っている。何が起きてもおかしくない状況。ところで、どうして「闇の左手」なんだろう。
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とりあえず完結なのかー。
すごい面白かった。
この世界の始まりが面白く壮大でなるほどとーいう感じだった。
それぞれがそれぞれを想い合い、答えを出し動いていく様が爽快だった。
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なんというフィナーレ!
立ち上がって拍手をしたい!
終わりが近くなって、この残りのページ量で間に合うのか?本当に収まるのか?と不安になったけど
なんの問題もなく大団円を迎えて清々しかった
ネタバレつけたので遠慮なく語るけども
微かにハイテクなにおいを感じてはいたが
まさかファンタジーではなくSFだったなんて!
宇宙船で移民する星を目指していた途中の、
不時着からの定着だったとあって、
それをここまでのファンタジー的土台と結びつけて1つの世界の在り方を造ってしまうのだから
偉そうな物言いだけど、あっぱれとしか!
試みに失敗しても、結局は救済されるようだとみて
本局の人たちやさしみ…と心強くもあり
箱庭世界だろうなという予想も外れていなかったけど
それでも円熟した世界観でもって成り立っていて
何よりも全てが生身だったことが良かったなぁと
内外での政治的やり取りも、竜騎士を中心とした軍の動き方も、場面のひとつひとつをとっても鮮やかで軽やかで
とても気持ちよく読み切ることができた
とりわけ最後に女王が言った、過去・現在・未来の3人の魔女が寄り集まって1つの西の善き魔女になる、といったくだりが
とても童話的、物語的でよい締めくくりだった…
ルーンとフィリエルもラブラブだし
ひょっとしたらユーシスとアデイルがくっつくのか?!という期待もあり
この王国がこの先も末長く明るいところであればいいなと
願わずにいられないラストだった
女王陛下の投げやりぶりも、まさかのあの場面での思い切りが
とてもよかった笑
あと3人娘!トーラスでは大変憎々しかったけど、いいキャラしてたなとても!彼女たちの活躍ぶりを小話でもいいからもう少し見たかった
ふぅ
さて、続刊を読もう…
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この時代にそぐわないものや言動が前からちらほらあると思っていたら、なるほどと納得される解決編です。これから三人で手を取り、とはまず難しいでしょうが、似た者同士頑張っていってほしいところです。
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SF!SF!SF!
世界の謎、はポカンとするほどあっけのないもので、もう進撃を体験したわたしにはうむ…そうね…という感想しか抱けなかったのだが、(いやはや…これは本当に。中学生時代に読みたかった!)
おもしろかった!本当にこの作家さん、表情、感情豊かなキャラクターの描き方…動かし方が本当に…良い…。
旅の末に迎えた、待ち望んだ口付けはそれはそれはこれでひとまずめでたしめでたし、という、波乱を前に満を持して迎えた一呼吸、大団円!でもあるんでしょう…きっとこのあとにまた、大波乱が…
気になっていた闇の左手、の副題は、ゲセンを、エクーメンを、そして片方でなく(それが歴史上ありえないことだとしても)両方をもち、両手を合わせた女性たちを思い起こさせ、ウガガー!(大号泣)(真っ二つになる推し)( ; ; )もうさ…思い出したくもないのに大好きすぎるんだよ…人生ベストブックなのよ…と、色々な古傷?を抉っていったのでした。
して、グラールは壮大な、星単位の実験施設だったわけだが。科学を争いと結びつけ異端とし排除すること、知識を特権とし独占すること、それこそが正義だと、独裁をしき一人の人間(魔女とは言い得て妙だ)が民草を導くこと、モニャモニャ主義を体現し結果独裁国家になってしまった彼の国を彷彿とさせ…そうして、女王に自らそれを語らせるとは…非常〜に面白い…(面白がるな〜!).
物語もひと段落ついて、この次の巻は短編集のよう。ということで、
ここらで一旦雪山を挟むとします。雪山…?雪山、舞台ですかね…?表紙は雪なんですが…次回!雪山?小説。
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シリーズ5作目。
フィリエル、ルーン、アデイル、レアンドラ、ユーシス…みんなそれぞれ大活躍。
グラールの建国の秘密も明かされる。
最後はまさかの3人で女王になる?!という終わり方で、ヘルメス党も異端として迫害されなそうな感じになって、なんとなく明るい方向に向かっていて嬉しい。
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まさかこんな展開になるとは、一巻の頃を思えば全然展開が読めなかった。
いろんな世界を見てきたフィリエルとルーン。
どうなるかハラハラドキドキして一気に読めた。
この本で物語はおしまいかな?とも思ったが、まだ番外編がある様子。
この世界にまだまだ浸れそう。
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スタートから考えたときの若干の意外感と、それを感じさせない流れが読後の余韻を楽しませてくれる本な気がする。物語のラストスパートに飲み込まれてるうちに読み終わった一冊。
Posted by ブクログ
また中公文庫版から、角川へ移る。
これにより、もしかすると読み飛ばした部分ができてしまったのかもしれない。
双子っていつの間に出てきたっけ?
ルーンを追ってたどり着いた地下組織、ヘルメス党。
そこは科学者の楽園だった―?
ルーンとフィリエルは竜の森の様子を調べに出かける。
すると、東のトルバート帝国が、大挙してグラール国に迫っている。
壁が緩んでいて、竜は続々と人間の領域に入ってくる。
レアンドラも、この機に乗じて、グラール国を軍事強国に変革しようという野心から進軍してくる。
緊迫した場面が連続する。
ルーンの奇策で、ユーシスたちは竜とトルバート国を追い払うことに成功する。
さて、では新女王は?
女王はもう死んでしまっているのではないかという疑念を晴らしに動いたのは、やはりフィリエル。
権力の中心で疲れ果てた女王が下した決断は、皮肉なもの。
これを痛快ととるか、肩透かしととるか。