あらすじ
女王の座をレアンドラと争うアデイルは、帝国の動向を探るためトルバート国へ潜入する。だがそこには巧妙に張り巡らされた罠が待っていた。事件の黒幕とは…!?幻の短編「彼女のユニコーン、彼女の猫」を収録!
※本書は、二〇〇五年六月、中公文庫より刊行された『西の善き魔女V 銀の鳥プラチナの鳥』に、二〇〇七年十一月、中央公論新社刊行の『C★N25──C★NOVELS創刊25周年アンソロジー』に掲載された「彼女のユニコーン、彼女の猫」を追加収録し角川文庫化したものが底本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アデイルとヴィンセントの回。
ルーンの出自の謎がちょっとだけわかる。
いつかティガと出会って欲しいけど、全然違う2人すぎてどうなるのかな。
ティガにぐらぐらきそうだけど、ユーシス一筋なアデイルもよかった。わたしならティガがいいです。
星を見上げるアデイルの画があまりに詩的でたまらない。ありがとう……
Posted by ブクログ
フィリエル達が南に行っている間に、東に旅立ったアデイルが主人公の巻。フィリエルも魅力的だけど、アデイルはもっと好き。冷静に立ち回る印象があったのだけれど、意外に衝動的に動くし、大人びているところと、幼い部分が同居していて、可愛いくって、ヴィンセントとのコンビでの会話が楽しい。星女神をめぐる神話についての話も出てくる。元はこの話は5巻の前にあったという。読む順番が変わると、印象も変わったかなぁと思う。(どちらが先がいいかわからないけど。)
Posted by ブクログ
あーたまらんなぁ、たまらん。
毎度荻原さんの作品を読む度に同じ感想を言ってる気がするけど、でも申し訳ないが、たまらんのだ。
この女の子の夢物語を完璧に語りつつ、何故か冷めずに自分も物語の中に落ちていってしまう凄さは本当に心地いい。
アデイルとユーシスがじれったくってじれったくって、激しく身悶えする。
早くくっつけ馬鹿野郎と思いつつ、いやでもあのままがいいよなとも思ってしまってまたもどかしい気持ちになる。
Posted by ブクログ
亡国の王子と女王候補の姫君……絶対に結ばれないからこそ、いい……。
正直なところ、アデイルがユーシスをこれほど一途に慕っていなければ、ぜひともティガとロマンスを進めてほしかった。最後の短編でようやくユーシスの成長が見られたけれど、その調子だと、成長したティガにかっさらわれそうだぞ……もっとがんばれユーシス。
Posted by ブクログ
シリーズ7作目。
今回はフィリエルとルーンはほぼ出てこず、アデイルが中心になったストーリー。
お姫様が外に出て、色々危険な経験や出会いをして身も心も強くなる…という展開。ヴィンセントとの友情も良かったし、何よりティガが素敵な人物だった。
Posted by ブクログ
めくるめく宮廷ロマンスもいいけど
こういう路線も大好物です…
お願いだからその先を!もう少しその先を!!
というところで終わってしまうのが
口惜しいというかうまいというか…
帝国の動きを知るために
トルバートへ向かったアデイルが
亡国のプリンスと繰り広げる冒険譚
ユーシスのような魂までキリッとした騎士はもちろん素晴らしいけど
ティガのしなやかで悠々とした姿もまた尊い…
はぁ…選べない…←
でも自分はやはり砂漠暮らしは出来ないかな…
セシリアがどうなったのか気になる…
ルセルもイケメンだった…選べない…
Posted by ブクログ
ティガがかっこいい!
お兄様もいいけど私はこっちのほうがええわ
1〜7まで一気に読み切ったけど、
ほんと恋愛要素が多く、少女漫画ってかんじだったな
中学生くらいの頃に読んだらもっとはまったかも。
Posted by ブクログ
アデイルが主人公の話。
フェリエル主人公で進んでいた本編の裏側が描かれていて、番外編といえど読みごたえがある作品だった。
その後のユーシスとのお話も良かった。
まだまだ続きが読みたい二人だった。