【感想・ネタバレ】樹上のゆりかごのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2009年10月04日

ノスタルジィ。もし自分が今の思考を持ったまま高校生になったらどんな感じなんだろう? とか思った。でも高校生の時の自分って世間知らずであったが故に無駄にパワーあったような気がする。今となっては恥ずかしいだけの記憶ですけど。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

大好き。高校学園もので男女の人間関係中心なれど恋愛色が強くなくて良い。いやあるんだけど主人公のスタンスがいい。『これは王国のかぎ』の続編でもあるからそっちファンとしては簡単に恋愛してほしくないしw

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購入済み

Posted by 読むコレ 2015年06月25日

自分を振り返るための1冊

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Posted by ブクログ 2012年08月08日

私が初めて触れた荻原先生の作品「これは王国のかぎ」の主人公、上田ひろみをまたまた主人公に書かれた学園ミステリー。これかぎから二年後のお話。つまりひろみは高校二年生。

これかぎを最後に読んでから時間が経っているからか、この主人公があの主人公と同一人物とはなかなか受け入れられませんでした。それだけに印...続きを読む象が違っていたのです。作品の雰囲気も。作者は意図してそうしたかも知れませんが、最愛とも言えるこれかぎの続編として手に取った身には少なからず淋しくも感ぜられました。しかし思春期の中にあっては特に、人は変わっていくものです。新たな気持ちで読むとしましょう。

学校行事を中心に書かれているのですが、学校を出てより強く思う、学生時代特有の思い入れだったり、暗黙のルールだったり人間関係のあれこれが実に丁寧に書かれていて、当時のことなど振り返り、なんとも言えず不思議な心地がしました。

まるでリアリティに欠ける昼ドラのようなやり取りを交わし、悩みを抱えて、年を経た今思えば、そんな役柄をそれぞれが真面目くさって演じていたようでもあり。しかし当の本人たちにとっては全てが大問題で。

そんな学生の日常を瑞々しく書き出す筆者は化け物のようです。当時の感じ方を今になってそのままに読者に伝えると言うのは難題です。

そして伏線とその回収が気持ち良い。考える余白を残して尚且つその真相はすとんと落ちる。「いやでももしかして」を残してくれる親切。ミステリーにはとりわけ重要ですよね。かと言って真相が突拍子もないものでも読み手はムッとするだけで納得できません。

荻原先生はそのさじ加減が絶妙だと思うのです。

そしてやはり先生の作品にはときめきがあります。共感があります。自分の中にモヤモヤ漠然としていた何かを「こう言う気持ちってない?こんな時にこう感じたことない?」と的確な言葉で表現してくれるのです。孫の手のように。

これかぎに思い入れが強過ぎると少し切ない部分もありますが、作品としては好きです。

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Posted by ブクログ 2011年11月08日

ハードカバーで読みましたが、うちにあるのは新書版です。
ひろみ嬢の言葉の感覚を身につけたい……
やんちゃな少年夏郎くんが裏表紙にいますが、
私の中のイメージによれば、彼はなぜか丸坊主。

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Posted by ブクログ 2011年10月25日

荻原規子さんの作品「これは王国のかぎ」のヒロインひろみが高校生になったお話です。
「これは王国のかぎ」って読んだのが昔過ぎて詳しく覚えていないのですが、
確かドナルドダックとアラビアンナイトのお話って記憶が(笑)
C★NOVELSだし、ジャンルとしてはファンタジーになるんだろうけど、
荻原さんのお話...続きを読むって、私の中ではなぜか児童書にカテゴライズされます。もちろんいい意味で。
たぶん、私が小学校の図書室で本を読み漁ってたときに出会いたいお話だからだと思うんです。

ただ、西の善き魔女シリーズは少女小説っぽい感じがしますけどねぇ。

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Posted by ブクログ 2011年04月24日

進学校でなんとなく執行部にたずさわることになった主人公。

合唱祭、演劇コンクール、体育祭と過ごす中でちょっとした事件が怒って行く。

爽やかな青春ものだと思って読んでたら、女の執念って怖いなと思ったり…

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Posted by ブクログ 2010年03月21日

きっかけは、ほんのなりゆきだった。巻きこまれるようにしてかかわることになった生徒会執行部の活動。合唱祭、演劇コンクールに体育祭、そして、あの事件――。高校2年生の上田ひろみが出会った、学校に巣くう「名前のない顔のないもの」とは?
友人たちと過ごす「ゆりかご」の中の不安定な季節を、夏の日差しとともに切...続きを読むり取った、ミステリアスな物語。



「これは王国のかぎ」の主人公が高校生になって学校生活の中で事件に遭遇する。
一見普通の学園ものの小説のように思うかも知れないけど、恩田陸さんの小説のような不気味っぽさがあって、それでいて恋や学校行事もあったりと楽しめる作品だと思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

前作?を読まずに読んでしまったけど一応大丈夫。
学園祭、こういう盛んなとこで参加してたら楽しかったかもしれない。
少しミステリテイストの、学園もの。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

懐かしい高校時代を思い出したりしたなぁ。重なる思いもあるけれど、ミステリーっぽくもあり。恋愛色は薄くてサラリとしたお話。

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Posted by ブクログ 2014年10月04日

20141001
王国のかぎの続編だけど、
そんなに結びつきはないタイプ。

話にあまり入れなかったのもあって、
全体としてぼやけたイメージしか持てなかった。
でも登場人物がみんなとても印象に残るし、
エピソードやセリフも印象強く、
たしかに荻原作品だなぁとしみじみした。

マザーグースもサロメも大...続きを読む好物なので、そこらへん、すごく楽しかった。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

女子が全校生徒の3分の1しかいない伝統のある高校で、様々な思いをかかえる女の子。そして数々の行事の中で起こる不審な事故。来年は受験で様々な行事を満喫しようとする2年生。閉鎖的な空間にくすぶるもの。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

サロメにマザーグース、これで読まない訳がない。同世代である彼女らは感情移入しにくい特別な雰囲気を漂わせていたり、居そうなのに居ない曖昧なラインにいたり、けれど高校生らしいその人も居るのだから現実と非現実の境を楽しめる。私が通っているのは定時制なのでこんな大掛かりなのは文化祭以外ない、からちょっと羨ま...続きを読むしかったり。こういうのはきっと、続いていくんだろうなあと(後書きでなくなったみたいなことを書かれてたけど、それでもまた復活してもおかしくないんじゃないかって思う)。ちょっと遠い世界であることには間違いないけども、読めるから問題なし。主人公は別の話からの繋がりがあるってことを今レビュー読んでしったけど、特に違和感はなかったように思う。結構すきだった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

勾玉シリーズや、西の善き魔女シリーズで有名な作者の、隠れた名作だと思う。『これは王国のかぎ』の続編にあたるが、前作を未読でも十分に堪能できる。学校という閉鎖的な空間の中の、「男」と「女」。あやういバランスの不思議な空間を、こういう視点で見る新鮮さは必読。

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