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偏屈な天文学者ディー博士から母の形見の首飾りを渡されたとき、フィリエルの世界は一変した。退屈で平和な日々は去り、謀略のただ中に放り込まれたのだ。やがて、彼女は気づかされる。大切なものを守るのは、己の小さな手だけだと言うことに──。物語の醍醐味が十二分に詰め込まれた、極上のストーリーがここに始まる。
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Posted by ブクログ
かなり前から、何度も読み返している大好きなシリーズです。 この作家さんの本は色々読んでいますが、西の善き魔女シリーズが1番好き。 ファンタジーが好きなら、是非オススメしたいシリーズです。
ずっと読もう読もうと思いつつ、その機会を持たずにいた作品です。 荻原先生のファンタジー。毎回世界設定は違えど、やはりその世界観と言いますか、ファンタジー愛好家を魅了して止まないものがありますね! 本作は筆者初のノベルスとのことで、どの辺が違うのだろう、と読んでいたのですが、勾玉三部作、これかぎシ...続きを読むリーズと比べ、肩の力を抜いて尚且つのめり込める感がありますね。 文庫サイズなのもあるかと思いますが、他作品は読む前に気合いと言いますか、“よし!これからこれを読むぞ!”と言うのが必要なんですね。 でもこちらは取りかかりやすいと言いますか。するっと入れます。 だからって内容が薄いと言うことも無く、本当に主人公と共にハラハラさせられ、疑問を抱き、哀しみ、喜び、学べる作品です。読み進めれば読み進めるほどワクワクドキドキが増します。 またやはり登場人物が魅力的! 誰をとっても愛おしいのです。人間臭さがあるんですよね。貴族でも実に素朴な面を持ち合わせていたり、どこかしら共感できる部分があり、完璧でないところ、どこか欠けているところが良いと思います。 中でも女性陣の賢さ、強さ、柔軟性は読んでいて気持ちが良いほど。 本作を読んで一番に考えたのが、“柔軟に器用に生きる”と言うこと。建て前だプライドだ立場だ・・・そんなものに雁字搦めになって好きに生きられないのは損だなあ、とシミジミ。確かに時には頑固なくらいが美徳とも思えますが、臨機応変に頭をやわらかくしてみれば見いだせる光も少なくないのも確かですよね。 実に勉強になります。 効率と意地とのせめぎ合いですね。 ノベルス、と言うものの性質かはわかりませんが、重くなりすぎず、コミカルな描写もチョコチョコあって読みやすいと思います。女王候補とBL小説の関係、とか。 割とフランクです(笑) まだシリーズのプロローグ部分ですから、まだ先がたっぷりあると思うと嬉しくなりますね(^o^) 遅読の私が一晩で一冊読めたので、興味のある方は構えず気楽に手にしてみてください! 因みに“ちょーシリーズ”がお好きでしたら是非オススメしたいです♪むしろあちらが本作にインスピレーションを得た作品やも知れませんね!
このシリーズは、最後まで読まなくちゃ意味がないですね。色々アブノーマルな要素も出てきますが・・・ノベライズの特権?お財布への打撃が強すぎ、ちょっとずつ購入していたのがあだとなりました・・・挿絵が変わっちゃったよう;; 一巻の見どころと言ったら、やはりユーシスとのダンスシーンでしょうかねぇ...だいぶ...続きを読む偏ってますが。笑。
フィリエルの「守るお姫様」的キャラが大好きで、見ていて爽快!フィリエルのいざという時のガッツはすごい。ルーンもメガネっ子だけどかっこいい!(でもヘタレにしか見えない…)有り得そうで有りえなかった、ぶっ飛んでなさそうで実はぶっとんでる物語がいい。女性陣は一歩間違えるとみんな姐さんにしか見えないです。
「西魔女」の第1作目。まだまだ発展途上で鈍感娘のフィリエルの成長が楽しみになる本です。新装版よりも古い本の方の挿絵の方が好きでした。
ハリポタも 良いですけど 私個人 "足元にも及ばない"と思っています。 ものすごく ひっぱられる 感じがしました。 もう 先へ先へと 続いて 2巻へ
童話風味ファンタジー 荻原さんの作品は勾玉から読み始めていたのでどんな風かと興味心身でした。(旧版の初めの挿絵を見て「女の子二人の話」とか思っちゃったのは内緒です) 当たり前の少女だったフィリエルが困難にぶち当たってどんどん替わっていくのが印象的です。それを近くで見ているルーンも。
辺境に住む田舎娘だったはずの主人公は、じつは王女さまで… 「空色勾玉」以来の萩原作品。1日で読み終わった。 「西の善き魔女」とはSF女王、ル・グィンの異称。 実は彼女の代表作の一つ「闇の左手」のタイトルがついている5巻まで読破するのが目標。
RDGが面白かったので、こちらも読んでみました。 田舎に隔離?されていた運命の少女な主人公、パートナーに なりそうな幼馴染、引っ張ってくれそうな美少女と 共通する部分も感じますが、泉水子ちゃんと今回の フィリエルは性格が全く違いますね。 フィリエルと共に物語が動きだしたらぐいぐい惹きこまれました。 ...続きを読む 今回は起承転結の起ですが、次巻も気になります。 フィリエルと共にもう一人の主人公とも言える幼馴染の ルーンも気になります。
古いほうの挿絵の本がほしくて、某古本屋を周りまくって発見した時は泣きそうなほどうれしかったです。 これはどこに向かっていくの~。と思いながら読み続けるお話。 荻原さんのお話っぽく、女の子がみんなたくましい!
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