【感想・ネタバレ】西の善き魔女2 秘密の花園のレビュー

あらすじ

ルーンを「蛇の杖」から護るため伯爵と契約を交わしたフィリエルは修道院付属女学校に送り込まれた。だが、清楚な少女の園──と思われたこの地にこそグラール国の真実が隠されていたのだ。異分子としてはじき出され、孤立無援となった彼女は決断する。望みとは、闘い勝ち取るものであると。フィリエルの挑戦がはじまる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋で買うとき、表紙を出しても裏表紙を出しても恥ずかしい…でもどっちも好きな絵。

キャラがみんないとおしすぎる。筆がノリにノってて、とても楽しかった。

ルーンが、ルーンが、ルーンが…、という巻。
そして、あのお姉さまが…、アデイルの性癖(?)が…、ユーシスの王子様っぷりが…、といろいろ盛りだくさんだった。

何よりも印象に残ったのは、ヴィンセントとフィリエルが「鏡の間」で語る場面。
外交って、そういうこと…(汗)というのももちろんそうだけど、
「自覚しなければ魅力は生まれず、武器にすることもできないのだ」
自分の魅力、女の力をそういう風にとらえたことがなかったから、電撃が走ったみたいだった。

女であること、男であること、男から見た女である自分、女から見た自分、女としての自分から見た自分、などなど…いろいろ考えさせられた。思春期だった(笑)

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2013年03月08日

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個人的に、例のお嬢様が腐女子なのは素敵です

そして、ルーンって意外と「むっつりなんとか」なんですね

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2009年10月04日

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この刊は、副題の通りです。すっごいですよ・・・色々と。笑。一番強烈なのは、何といってもお姉さまですが。

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2009年10月04日

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西魔女第2作目。女学校へ入学するお話です。麗しのルーネットが出てきます!!ちょっとずつ変化が見られるフィリエルとルーンの関係が好き!

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2009年10月04日

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妖しい女学校編
表面上は清楚な女学生達、そして裏では陰謀と同人根性(笑)
凄いテンションの話です。
そして、荻原規子作品の『女装の呪い』が復活です!三部作でも一人づつ犠牲者を出した呪いが復活。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

前作よりも更にノベルス的、と言えると思います。

良く言えば読みやすく、悪く言えば俗っぽいとも。

本作はとにかくタイトル通りの内容ですね。主人公が女学校に編入することになるのですが、若い読者の思う「女学校ならあんなことこんなこと」が全て叶えられていると言っても過言ではありませんね。痒いところに手が届く、言ってしまえばベタな展開が待ち受けているのですが。

そんなベタな展開にゾクゾクとしてしまう私もばっちり俗物ですね。

桃、百合、薔薇、一応全て網羅していると言えなくもないです。

内容としてはそんなわけで意外とベタなのですが、それでもやはり荻原先生の手にかかればドキドキわくわくファンタジーなのです。そこが凄い。

他作品のような重厚感は無いにせよ、充分読み物として楽しめると思います。

やはり何よりも一作目に引き続き登場人物たちが魅力的ですね。主人公は勿論、敵役とも呼べる対立者までもが憎みきれないみずみずしさを放っているのです。

そして相変わらず女が強い!
爽快ですね。

白と黒とでははっきり区別できない問題が山とあってそこが良いところかと。

筆者にとっては初の学園ものだったそうで、筆者自身が楽しんで書いているのが伝わってくる作品でもあります。

私の中では親世代と子世代を比較して、その関係の類似性にニヤニヤ笑いが。こう言うちょっとした対比と言いますか、遊び心と言いますか、運命を思わせる描写、私は好きです。

一作目にも増してフランクで笑いどころ、ときめきどころ満載です。

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2012年08月16日

Posted by ブクログ

ドタバタと本の中を所狭しと駆け回るフィリエル。意外と怖い女学院。興味は天文学だけかと思いきや、女装してまでフィリエルを追ってくるむふふなルーン。少女マンガチックだけれど前巻よりワクワク感を倍増していて面白かった。確実に周囲を巻き込んで壮大なストーリーになりつつある。ファンタジー、やっぱりいいな。

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2012年02月26日

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ネタバレ

 さて、西の善き魔女二巻でございます。
 要約すると、男の娘で百合薔薇咲き乱れる秘密の花園、と言ったところでしょうか。

 何といっても登場人物がいい。
 一巻はどっちかというとアデイルとユーシスの紹介で、今回は対照的にルーンとレアンドラの活躍回といった感じでしょうか。
 ヴィンセントにしてもイグレインにしても少女というには美しすぎて、自分が何者であるか、何を為さねばならぬかをしっかりと自覚しています。最近のかっこいい女の子というのはどうも男の子の劣化コピーみたいで、見ていて少し痛々しかったりもするのですが、彼女たちは違います。決して殿方からお株を奪ったりはしない。でも守られているだけでは決してない。あくまで女のまま、女の仕事をするのです。そこがたまらなくかっこよくて魅力的なんですよねw
 そして女の子がかっこいいとどうしても相対的に野郎は残念になってしまうものですが(笑)、ルーンもすごくかっこよかったですね。まあどう考えてもむっつりなんとやらですけれども(ぁ
 なんやかんやフィリエルが大好きですし、そのためなら女装することもいとわない献身ぶり。積極的ではないけれど、時々押し倒しちゃうwんでもって美形の天才児。いやはやどすごいイケメソで、今後の活躍がますます期待されますね。
 鈍感姫フィリエルも素敵でしたね。彼女は自分を知ってこれからもっと美しくなっていくのだろうと思います。伯爵のトーラスへ送り込むという目的は見事成功してしまったわけですwwwでもそろそろルーンのことも男の子だと気付いてあげて(ぁ

そんなこんなで三巻からの宮廷編もすごく楽しみです。みんな一緒に乗り込むだなんて波乱の予感しかしませんね!

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2011年06月04日

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ルーンを「蛇の杖」から護るため伯爵と契約を交わしたフェリエルは、修道院付属女学校に送り込まれた。だが、清楚な少女の園−−−と思われたこの地にこそグラール国の真実が隠されていたのだ。
異分子としてはじき出され、孤立無援となった彼女は決断する。
望みとは、闘い勝ち取るものであると。
フィリエルの挑戦がはじまる!

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2009年10月04日

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多くの方のレビューを読ませて頂いて、BL要素に覚悟して読んでみました。本当にBLの組み合わせがいたかというとそうではなく、小説内でのある人物による創作なのですが、一巻からノーマルな小説だと読み進めていた私には少し読みづらさを感じた場面はあります。
感想はだいたい一巻の感想と同じで、面白いか測るきとができていないけど、続きは気になる。と、いったころ。

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2012年04月01日

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ネタバレ

 ルーンを守る為に、伯爵と契約を交わしたフェリエルは、女学院に送り込まれます。
 そこで、淑女の振る舞いを身につけるのが目的だった訳ですが……。
「平等」をうたい文句にしている割には、差別が行き届いていて(苦笑)
 淑女とは名ばかりな現状でフェリエルはいったいどうすればよいのか……?

 という状況での話だったんですが。

 そんな女学院に今度は、ルーンが転入してくる……。

「ちょ……ルーンは男の子ですよ!」という戸惑いはさておき。
 それなりにうまく行っていたんですが。

 あっさり明かされてしまう。
「僕のユーナは決めている」というルーンの一言。

 ああああああ……

 そして、フェリエルの気持ちもどんどんそっち側に傾いているのが、端から見ているとよくわかる。
 もう、お兄様いいとこなし!

 実に! 実にもうちょっと頑張って欲しい所だわ! と、ちょっとばかしふんがいしていたんですが。

 最後のオチが素晴らしかったように思います(苦笑)

 そっち!? みたいな。
 まぁ、ここで起こった出来事全てをはぐらかしてしまうのには、その方が都合がよかったのかもしれませんが。
 こういうネタを混ぜてしまう辺りが、その世界はそんなに市民権をもう既に得てしまっているのか(涙)というかんじもしなくもない(苦笑)
 いや、まぁ、嫌いじゃないです。僕はw

 ただ、お兄様のこれからには是非とも期待したい所なんですが!
 まぁ、もうダメそうな気がする。
 フラグが既に立ちすぎていて、これを覆すのも、もしかしたら覆せるかも! という期待を持つのも。
 難しそう……orz

 こんなに早くまとまってしまうとはちっとも思ってなかったので、かなーり残念です(´・ω・`)ションボリ

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2015年12月09日

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