荻原規子のレビュー一覧
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購入済み
ダメ押し続編って感じ?
「もっと続きを…」みたいなレビューがあったので、続編が始まったのかと思いましたが、短編小話でした。
一応「その後」を取り扱った話もあったけど、大きな流れの「その後」ではなくて、泉水子ちゃんというよりは宗田三姉弟の話でしたね。
これはこれで好きですが。
重さを期待してた分、なーんだ、という感じでした。 -
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外伝?が出ていたことを全然知らず、ようやく読んだがほぼ内容は忘れていた。
つまらないわけではないが、まあまあ。
真夏がいるから、読める。
ほかの連中はとても親しみを感じられる相手ではない。
とはいえ、さすが荻原さんで、スルスル読んでしまう。
短編3本と中編1本。
金持ちの変な学校のイベントはいろいろ意味不明で、80年代のアニメみたいだ。
本編では明かされない、シッカリ自分と周囲が見えている、如才無い高校生たちの心理に、感心する。
が、30代になった自分から見れば、子供がこんなことしなくてもいいんやで?となる。大変だねー。
しかし、キャラクターたちの心理は激しく動くわりに、ストーリーは地 -
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また中公文庫版から、角川へ移る。
これにより、もしかすると読み飛ばした部分ができてしまったのかもしれない。
双子っていつの間に出てきたっけ?
ルーンを追ってたどり着いた地下組織、ヘルメス党。
そこは科学者の楽園だった―?
ルーンとフィリエルは竜の森の様子を調べに出かける。
すると、東のトルバート帝国が、大挙してグラール国に迫っている。
壁が緩んでいて、竜は続々と人間の領域に入ってくる。
レアンドラも、この機に乗じて、グラール国を軍事強国に変革しようという野心から進軍してくる。
緊迫した場面が連続する。
ルーンの奇策で、ユーシスたちは竜とトルバート国を追い払うことに成功する。
さて、では新女 -
Posted by ブクログ
角川文庫版で読んだり、中公文庫版で読んだりしている。
もしかすると、少し内容が違っているのかもしれない。
フィリエルが、アデイルとともに(そしてマリエも)王宮に入る。
そこは権謀術数の渦巻く世界。
女王候補として、レアンドラとの姉妹対決が始まる。
フィリエルの両親、ディー博士とエディリーン王女の駆け落ちと、父の異端とされる研究の謎につながるリイズ公爵は、あっけなく暗殺される。
ラスボス的な存在のようだったのに?
案外生きていたりするのかなあ、とも思う。
かなり周到にプロットができているようだから。
急に蒸し暑くなって、早くも夏バテ気味。
ちょっとこういう話はめんどくさくなってきた。
作者 -
Posted by ブクログ
ネタバレ泉水子ではなく、深行視点での本編中の補完話や、真響視点での後日談というのに驚きました。
泉水子は今回は最初から最後まで主役にならず。
活躍はしますけど、彼女視点では描かれない。
他の人から泉水子がどう見えていたのか分かって興味深かったです。
深行視点も嬉しいサービスでした。
泉水子と離れている時の話でしたから余計に。
後日談は宗田家が中心の話だったから、泉水子や深行はサブキャラ扱いでしたけど、ゆったりとですが何だかんだで仲良くしてるようでよかったです。
泉水子の言動に一喜一憂してるげな深行が見られただけでもよかった。
振り回されてるのは彼の方の模様。
二人揃って「ココア」で動揺するのも可愛かっ -
Posted by ブクログ
ネタバレRDGシリーズの一作目。壮大な物語の序章という感じがした。
普通でいたい女の子に、様々なトラブルが降りかかる。学校のパソコンが全て壊れたり、ヘリコプターでのお迎えが来たり、てんやわんやに物語が進む。その中で「ゆれ」「女神」「封印」など、小さな謎が飽きの来ない間隔で随所に散りばめられており、期待が膨らんでいった。同時に、表は優等生、裏では泉水子を見下す、そんな二面性のある深行に歯噛みする思いだった。
修学旅行にて、いよいよ謎の核心に迫る部分は、得体の知れない追手の恐怖感から手に汗を握った。泉水子の正体が姫神の器であると分かり、周りの人達が大切に扱っていることに納得した。未来をも見通すとい