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歴史ある高校の学祭で起きる事件の数々…、学校に巣くう「名前も顔もないもの」とは? 人気作家の学園サスペンス。思わず自分の高校時代を思い出す、みずみずしい感覚の物語。
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Posted by ブクログ
最近は、中高生が主人公の本を読んでも「面白かったけど、中学生のときに読みたかったな〜」という感想で終わることが多いのですが、これは!この本は!ただ素直に「面白かった〜!」と読み終えることができました。 久々に、読んでいる間(この1週間くらい)は、ずっと本の世界が右肩の上に乗っているような感じで、高...続きを読む校時代の楽しいような哀しいような気持ちを思い出していました。この“読書中(読んでいないときも)ぼんやりと世界がついてくる”感覚が味わえるのは、文章の相性が合う作家さんのとき限定のスペシャル特典ですね。 読み終わるのがもったいない……と思ったのも久しぶり。脳内で、鳴海クンのイメージは『花に染む』(くらもちふさこ)の陽大くんでした。
ずっと心に残っている本。初めて読んだ中学生のとき、ここに描かれている高校の雰囲気がまぶしかった。そして、近衛有理さんの考え方・言動、ひろみとの会話の内容がとても新鮮で、刺激的だった。今でも少し憧れている。
すごく面白かった!不穏な学園ミステリ!荻原作品の登場人物たちはみな、それぞれに賢く逞しく魅力的なのだ。そこが好きなのだ。
誤解を恐れずに書き記せば、所謂「名門」「進学校」と世間で認知されている高校に通った経験がある大人には、非常に刺さる小説ではないかと思う。所謂学園ものとは、ひと味違う。
2002年に単行本で読んで、2014年に中公文庫で読んで、今回は後日談もある角川文庫。 「クン」付けの違和感を今回も感じてしまって、そんな自分がおかしくもある。 そして上田ひろみの葛藤はいつもやはり初々しい。 円紫さんとわたし、も彷彿とさせるなぁ。 あとがきを読んで気づいたのだけれど、携帯電話っ...続きを読むて使っていたっけ。2002年頃だと普及率は60%弱くらいか。
″RDG″シリーズに通底する、学友との交流を満喫しながらも学園生活に潜む「異物」に触発される主人公たちの言動を見守る。「王国のかぎ」で魔神となって波瀾万丈の活躍をした経験を秘めていることと思うと、一見引っ込み思案な上田ひろみの胸の内を想像するとなかなか興味深いものがある。
わたしの通っていた高校は男女比3:2、進学校、自由な校風、イベント重視、と共通点が多く懐かしい気持ちになれました。そこに上手く馴染めなかった自分とひろみを重ねてみたり…… 「これは王国のかぎ」は確かに忘れられない初恋になる。
「これは王国のかぎ」を読んだあとすぐ読みました。主人公が同じだし、違う話だよーと書いてあっても、それなりに同じ空気感かなーと思ったら、全然違ってた。 なんか、毎回本当上手く表現できないんですが、この人の感情表現の視点が独特で、面白いです。うーん、本人の感情なのに、客観的?とうか、視線が自分自身じゃ...続きを読むなくて、むしろ人工物でもない、空から来る?みたいな? ……すみません。 よくわからないですね。 うん。取りあえず、すごい高校の話でした。
20160809 第一印象は普通という感じだったのだけど、なんだか気になって再読するうちに、かなり好きになってた。 夏郎とひろみの一年後、という続編の短編が収録されているというので購入したのだけど。 また買ってるということは、やっぱり萩原作品の中でも好きみたい。スルメ的な…? 再読しても、やっぱりサ...続きを読むロメ講釈が好きだなぁと思った。 もっとこういう話を友達と話しておけば良かったなぁ、など。 これほど深くはないけど好きだったなーと。 短編は短いけどニヤニヤできたので良かったです。 夏郎がんばれー ネタバレだけど、短編を読み返して思ったこと。 淡白な関係性になったのは惜しいなぁって思ってたんだけど、なんだかんだ、らしいなぁと思った。作者らしいというよりひろみらしいというのかな。 彼らは密度が濃かったけど、ひろみ本人はそこに深く関わってはいなかったんだよなぁ… なんだろ、外部刺激みたいな? そんで、密すぎると離れるのもあっという間的な。
これは王国のかぎが自分的に拍子抜けだったので、この作品はどうかなと不安げに読み始めた。 結果ラストまで止まらず読めた。 ひろみと夏郎な関係がどうなるのか気になって一気読みだった。 荻原作品で好きな作品の上位に入るな。 この二人がどうなっていくのか気になる。
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