【感想・ネタバレ】RDG レッドデータガール はじめてのお使いのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年05月07日


中学生くらいの時に読んだ以来、久しぶりに目に留まって手に取りました。

一巻はまだ山から出ず臆病な女の子が自分の不思議に気づき始める話であるけれど、
この先のワクワクするような物語を思い出すとページを捲る手が止まりませんでした。

和風ファンタジーで1番好きな作品です。

0
ネタバレ購入済み

2022年08月19日

アニメから入ったクチなのですが、原作を読んでみれば、心情の描かれ方がこまやかで繊細で、もう圧倒的な世界観にひきこまれました。
深行が泉水子に対して異常に手酷く辛辣な言葉対応をしていたのも、私はちょっと納得できてしまったから自分にも驚きました。
ただでさえ深行の生い立ちってちょっとネグレクトっぽく...続きを読むて複雑ですし、自立して成長せざるを得なかった人からみると、箱入り娘で大切に育てられすぎている泉水子を羨ましさ反面見下してしまうのも無理ないな〜と…
だからといって許されるわけないのですが、言いすぎた時には、すぐに謝罪する潔さもあるので、憎めなかったです。
逆に泉水子のキャラの入りは、成績も芳しくなく、家の手伝いもしなくて良い環境で、送り迎えもしてもらって、おどおど言葉数が少なくて、見た目もパッとしない、、と主人公ながらすごい。
でもいざって時はピシャリと威厳をもって制することができたり、楽な道をとってはいけない、今の自分のままではいけないと律することができたり、誠意がもの凄くて、真っ直ぐに育ってこられて…泣 と最後は謎に母目線になりました。
そして最後の神楽舞で深行は自覚なしにおちたんでしょうか?
何にもできないと思っていた女の子がとんでもないものを持っていた驚き、その場に立ち会えた高揚、眩しさみたいな?!
とにかく描写が丁寧でこんなに感情移入することはないというほどのめり込みました。

0

Posted by ブクログ 2018年10月17日

全6巻再読
最後が駆け足ぎみで世界遺産だとか姫神などの諸設定が消化不良のようではあるが
『西の善き魔女』の「迷走」に比べれば明らかに評価できる
なんといっても現代のライトノベルとしても少女小説として
違和感なく描き切られているのが大変価値ある一品

2013/11/7
多くない文章量で流石の表現力
...続きを読む話の筋が単純でありながら隅々まできっちり読ませて
凡百のライトノベルと隔絶した出来映え
続巻も面白そうなことに確信持てるので読むのがもったいない

0

Posted by ブクログ 2017年10月20日

和ものファンタジーの名作に・・・なるかも?な、
和泉子の成長の物語。
滅茶苦茶箱入り娘な和泉子が深行との関わりから、
外界へ出ることになるが、それを阻む存在あり、
外界では狙う存在ありと、ミステリアス。
しかも姫神が内にいるという、
常でない自分の存在。
あちこちに布石があって面白いです。

0

Posted by ブクログ 2017年10月16日

こんな感じの世界観が好き♡
設定がしっかりしてあって、話にどっぷりとつかることができる。それであって、謎な感じもあるので、読んでいて飽きないし、続きが気になる。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月22日

当然であるけれど主人公なのだから、何か特異なことがあると思いながら読み進めるのだけれど…本当に何もできない女の子のまま進んでいく。むしろ周囲がそんな女の子にしていた。

どちらかというと奔放に育てられた深行と相性が悪いのも頷ける。
けれど泉水子はそんな殻を打ち破ろうと果敢にも外に出ていく。そこには深...続きを読む行と距離をおきたいという強い意志があったのだろうけれど。

最後には姫神をおろせる特殊な血筋であることも判明し、守られてるだけではなく外へと飛び出して成長が必要だと自覚するタイトル通り「はじめてのお使い」が実感できるお話。

まだまだわからないことだらけなので、このあと泉水子がどうなるのか、深行とどんな関係を深めるのか……気になります。

0

Posted by ブクログ 2023年12月22日

ファンタジー系はあまり読まないけれど
これは読み進めるにつれハマっていった作品。

なんだかわからないものが迫ってくる感じは
ドキドキした。。そして豹変した和宮が怖かった。。

続編があるようなのでそちらもチェックしたい。

0

Posted by ブクログ 2023年09月03日

再読。
初めて読んだ時も深行は意地悪だなぁと思ったけれど今回読み返してみたら思った以上に意地悪だったし、こんなに何も深行は知らなかったけ?と初めて読んだときと印象が変わりました。
物語の最初の頃と終わりでは泉水子の考え方も変わっていてこんなに変わるものなんだなぁと。
ファンタジーが読みたいときにはお...続きを読むすすめの作品です。

0

Posted by ブクログ 2023年03月26日

話の初めから物語に引き込まれ、読むほどに続きが気になり、、、あっという間の読破。見事に荻原沼にハマりました笑 話のテンポも良く、登場人物の気持ちを会話以外の行動など、合間にある一文で流れるように表現していて、情景が浮かびやすく、絶えず想像の映像が頭の中で流れた。素晴らしい作家に巡り会えて嬉しい!

0

Posted by ブクログ 2023年02月17日

自分が気づいていない超能力をもし持っていたとしたら…
登場人物もハイクラスな感じだからなのかちょっと普通とは変わってたり、ストーリー自体もいつのまにか展開が変わってたりして面白かった
後継に関わってくる(神社)の家柄に生まれるって、その人にとっては当たり前の人生だけど、ま、すごいよね

0

Posted by ブクログ 2022年12月19日

3回目ぐらいに読むけれど、面白い。一冊が短いから読みやすさがある。主人公がこれからどんな風に独り立ちをしていくのか、成長していくのか、深行との関係性の変化にもワクワクする。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月18日

シリーズ全体を通しての感想。
高校生ぶり(?)に再読。読むと戸隠神社に行きたくなる。
恋愛要素強めだと普段読めないけど、これは面白く読める。和風ファンタジーは少ないのでありがたい。
早川先輩好き

0

Posted by ブクログ 2021年09月21日

絶滅危惧少女……という題名に惹かれて購入した。両親の都合で、祖父が宮司を務める玉倉神社で生活する主人公・泉水子、中学三年生。普通の女の子の生活に憧れる彼女だが、イメージチェンジのため前髪を切ったのを契機に、泉水子の周りに不可思議なことが起こり始める。同い年の相楽深行が現れるが、最初は泉水子を敵視。そ...続きを読むれが修学旅行を機に、巫女と山伏という関係性に馴染むように変わっていく。長らく積読だったが、なかなか面白い展開になりそうだ。シリーズを追いかけてみようかな。

0

Posted by ブクログ 2021年05月30日

ほのめかしというか、1巻の段階ではわからないことばかりで、読んでいても「??」な部分が多い。けどやっぱり荻原さんの作品好きです。

0

Posted by ブクログ 2021年03月28日

導入部分では入り込めず、読むのをやめようかと思った程だったけれど、読み進めるうちに抜け出せなくなった。
深行が出てきてからは徐々にテンポが良くなり、途中からはあっという間だった。
2巻以降が楽しみ。

0

Posted by ブクログ 2020年01月29日

あれ?物語、全然はじまらないな?
と8割読むまでずっと思っていて。
でも、残りの2割で完全に持っていかれた。
正直、ここからの展開次第だなっていう終わり方。
泉水子の物語はここからはじまるんだ。
ずるい、ずるすぎる、ぜったいに続きを読みます。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月05日

山伏や神霊など、日本に古来からあると考えられている霊的なものをテーマとしたファンタジー作品シリーズの1作目です。
冒頭から中盤にかけては、物語の世界観や登場人物の人となりを描くことに重点が置かれていて、すぐには「面白い」と引き込まれる作品ではありませんでしたが、読み続けるうちに気づくと夢中になってい...続きを読むました。
設定こそライトノベルにありがちなものではありますが、文章としては軽薄な物ではなく、また登場人物の心情描写もしっかりとしていて読み応えもありました。泉水子が東京への修学旅行の際に感じるようになった、霊的なものについての描写も(私自身は感じられないので、この感想が的確なものかどうかはわかりませんが)リアルに描かれているように思いました。

運動も機会も苦手な主人公、泉水子(いずみこ)が山を出る決意をし、東京へと向かう次巻以降、どのような展開になるのか楽しみでもあります。

0

Posted by ブクログ 2019年05月18日

久しぶりに荻原規子の小説を読みました。

姫神という存在や、山伏、泉水子がどういう立場にあるのか、深行との関係、進学の話など、今後に続きそうな要素を丁寧に描いています。
まだまだ序盤で、この話がどう転ぶか全く見当がつきません。

世界観の作り方は流石の手腕です。
山や神社の神秘性をうまく描いていて、...続きを読む日本独特の現代ファンタジーに仕上がっています。

引っ込み思案の泉水子の、その運命の巨大さに圧倒されそうになるのですが、少しだけ東京に出て成長した彼女が、今後どう変わるのかが楽しみです。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月28日

泉水子山から出る。

現代日本を舞台にした伝奇的な話かと思いきや、ぶっ飛んだキャクターがでてくるファンタジーでもある。
今巻ではひきこもり少女が社会と謎の組織と神霊の荒波に揉まれる話。

日本の神仏を扱う作品って、総じて地味で掴みどころが無く、種が明けても「え、あぁ、そうなんだ」くらいにしかならない...続きを読む
読む側の知識量を試される感じ。(西洋ファンタジーはわかりやすくていいんだけど。(^-^;))

とにかくこの物語も『得体のしれない何か』に振り回される予感。

0

Posted by ブクログ 2018年10月28日

名前だけはずっと前から知っていた本シリーズ。
意識して事前に一切情報を仕入れずに読み始めたところ、熊野、憑神、山伏などある意味オーソドックスな舞台設定かと思いきや、泉水子の両親が持つコンピュータ技術者と公安刑事という属性の意外さに期待が高まります。
中学生ぐらいから大丈夫そうな優しい文体でスイスイ読...続きを読むめます。
噂に違わず面白そうな出足なので、今後に期待しよう。

0

Posted by ブクログ 2018年04月06日

世界遺産に認定された熊野古道、玉倉山にある玉倉神社
そこの一人娘と、山伏見習いの少年の出会い。

泉水子は、自分自身に自信がなくひっこみじあんな女の子。
彼女には自分も知らない隠された力があった。
守られるべき存在。姫神。

シリーズ導入としては、なかなか面白かった。
続きが楽しみ

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月18日

評価は4.

内容(BOOKデーターベース)
世界遺産に認定された熊野古道、玉倉山にある玉倉神社。そこに住む泉水子は中学三年まで、麓の中学と家の往復だけの生活を送ってきた。しかし、高校進学は、幼なじみの深行とともに東京の鳳城学園へ入学するよう周囲に決められてしまう。互いに反発する二人だったが、修学旅...続きを読む行先の東京で、姫神と呼ばれる謎の存在が現れ、さらに恐ろしい事件が襲いかかる。一族には大きな秘密が―。現代ファンタジーの最高傑作、ついに文庫化。

0

Posted by ブクログ 2017年11月20日

荻原さんの文章は読みやすい。
和宮君のくだりはギョッとした…。なんだか大変な事になって行くような…でもゆったりとした感じもあって、読んでいて心地が良い。次巻が楽しみ。
あ、「はじめてのお使い」の「お使い」って、嗚呼!そういう事!か(笑)

0

Posted by ブクログ 2017年10月14日

シリーズ1作目。
確か深夜枠でアニメ化されていたなぁと思い出したので、
手に取ってみました。
主人公が中学生なのでどうかとも思いましたが、
擦れた大人でも面白く読めました。
中学生の初々しさがちょっと眩しくて、
気恥ずかしい感じがしないでもないですが・・・。


ヒトならざる者の話は元々大好きですし...続きを読む
読者を白けさせない描写の仕方というのか、
違和感無く入り込めました。
こういうのを説得力というのでしょうね。


話としてはまだまだ導入部といった処でしょうか。
何の疑問も持たずに平々凡々と暮らしていた筈の泉水子が、
深行という異分子が入り込んできたことで、
自分は何も見えていなかったと認識したところです。


それにしても「お使い」ってそっち?
副題から某テレビ番組の可愛らしいのを想像してました。
最後まで読んで初めて気が付きました。


意外と大掛かりな組織であるらしい山伏達の野望もそうですが、
泉水子には何か途方もない秘密があると窺えるので、
今後の展開に期待です。

0
購入済み

楽しめました。

2013年07月22日

あまり期待はしていなかったのですが、思わず最後まで読み通していました。
そして、シリーズを購入していました。
続きが楽しみです。

0

Posted by ブクログ 2023年07月09日

和歌山出身やから和歌山が舞台の小説と聞いて読み始めた。熊野古道の神社に住む中学生泉水子の成長物語。シリーズ1作目やから物語の序章やけど、既にこの世界観に惹かれるし、どんどん謎が出てきてこの先が気になる。絶滅危惧種少女、っていうタイトルも好き。

0

Posted by ブクログ 2021年03月22日

表紙が酒井駒子だったので、内容のSFというか伝奇的な内容にびっくり。どちらかというと陰陽師な感じですね。山伏とか出てきているし。
地味な主人公が実は大きな力を持っているというのは、漫画でもアニメでも定番ですよね。
この先どういう風に話を持っていくのかは興味あるけれど・・・。

0

Posted by ブクログ 2020年11月22日

何きっかけかわからないけど、とにかくシリーズ読破。面白かった気もするんだけど、いまひとつ入り込めなかった気も。

0

Posted by ブクログ 2019年07月29日

もっとアクションっぽいかと思ったら、意外と精神的な話だった。
和歌山を舞台にしているあたりが設定として面白いと思う。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月15日

 RDGシリーズの一作目。壮大な物語の序章という感じがした。
 普通でいたい女の子に、様々なトラブルが降りかかる。学校のパソコンが全て壊れたり、ヘリコプターでのお迎えが来たり、てんやわんやに物語が進む。その中で「ゆれ」「女神」「封印」など、小さな謎が飽きの来ない間隔で随所に散りばめられており、期待が...続きを読む膨らんでいった。同時に、表は優等生、裏では泉水子を見下す、そんな二面性のある深行に歯噛みする思いだった。

 修学旅行にて、いよいよ謎の核心に迫る部分は、得体の知れない追手の恐怖感から手に汗を握った。泉水子の正体が姫神の器であると分かり、周りの人達が大切に扱っていることに納得した。未来をも見通すという強大な力は、今後どうなっていくのか。泉水子と深行の関係も含めて、二作目以降も読んでみたい。

 四章の「和宮」は背筋がぞっとするような存在で、クラスメイトの使役や正体を現した時の口調から、ひしひしとそれが伝わってきて良かった。

0

Posted by ブクログ 2017年11月28日

巫女がいて
山伏がいて
八百万の神がいる
和風ファンタジー
面白かったです。

アニメの内容をだいぶ忘れて
しまっていたので
新鮮な気持ちで本の世界に
入れました。

泉水子、深行という自分物の
謎がちょっとずつ明らかになり
今後が楽しみです。

0
購入済み

Posted by 読むコレ 2013年12月27日

一見ぱっとしない女の子が、自分の秘めた能力に翻弄されながらも、突如現れた使いの身であるイケメン親子の助けを受けて、成長していく、てなお話。
面白かったけど、自分はバキバキの少年漫画スキーだったので、荒事の少なめのストーリーは若干物足りなさを感じました。
ただ、次回以降が非常に気になりますね!自分...続きを読むの殻を破れず、安全の中でしか生きられなかった少女が、ついにその枠を飛び越える。頼れるのは、優秀だけどちょっと冷たい、使いの少年のみ!
期待できそうな気がしてきた!

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年08月23日

荻原規子さんが好きなので、基本的には評価を甘くしてしまいそう。けれども、好きだからこその厳しくみて、星3つ。
まだ一作目で導入部。設定やキャラクターを紹介していくだけで、話がどんどん進んでいく印象。少々鼻につくくらい個性あふれるキャラクター同士の人間関係が、これからどう描かれていくかが見物。

20...続きを読む18/8/22、再読。
初めてのときよりは面白く読めた。その後、続編が刊行されていったので、その1冊目ならこんなものだろうと期待せずに読めたからかもしれない。荻原さんは起承転結の結を支える登場人物の心情を描くのがうまい。本作でいえば、泉水子が和宮に舞を所望される場面がそうだ。「特別に意識する必要はないのだ。 わざわざ意図しなくても、泉水子がきちんと理解さえすれば、和宮には感謝の心ばえとして受けとってもらえる。」ここが丁寧に描かれているからこそ、転に説得力が生まれる。6年越しだが、先を読みたくなった。

0

「SF・ファンタジー」ランキング