荻原規子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
八百万の神が宿るパピヨン・モノクロとの奇妙な二人(?)暮らしを始めた美綾。
夏休みを祖母の家で過ごすことにした美綾は、従弟の家庭教師で、神官の娘だという弓月に出会う。彼女に誘われ、夜の神社に詣でた美綾は、美しい蛇体の何かを見る。
その時の様子から、美綾が何らかの力を持つのだと考えた弓月と、やはり宮司の息子だという飛葉から、自分たちのように"能力"を持つ仲間を探す計画に加わらないかと誘われるが…
一巻は、薄味な軽い物語に感じたが、ここにきて、古代の神々や神仏習合などが絡んできて、面白くなってきた。
自分の個性、進路、自立などを模索する美綾の戸惑いも、青春そのもの。
けど -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語の舞台の辰川高校のモデルである立川高校と同じ学校群だった高校の出身のためもあってか、旧制中学以来の伝統を誇る辰高に反発を感じた(特に女子を祭り上げる一方実事にコミットさせないところ)。最初主人公の親友に見える夢乃がボーイッシュな外見と裏腹にそうした性差別的構造をマイノリティ側から支えるタイプなのだが、途中から勝手にすねて後景に退き、代ってそうした学校の在り方にプロテストする近衛有理が主人公と親しくなるので、反発を感じるのは物語的にも順当な反応なのだと思いきや、結局有理が犯罪者で自殺未遂をはかるという結末(ではないか。ミステリ要素における結末)で、ものすごくモヤモヤした。しかも、途中、有理は