野口悠紀雄のレビュー一覧
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ネタバレ仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎない 単行本(ソフトカバー) – 2014/6/6
インターネット登場に匹敵する社会変化を起こす可能性がある
2014年9月16日記述
野口悠紀雄さんの最新作。
ビットコインを取り巻く現在の状況と新技術の意義について述べている。
2014年2月に起こったビットコイン両替所であるマウントゴックスの破綻ではビットコイン=危険のような間違った認識が広がったという指摘はなるほどと思った。
一両替所が破綻した事と通貨の破綻は違うのであると。
むしろ中国政府はビットコインの規制に乗り出したし
何よりビットコインは恐るべき潜在性があることを認めたのだ。
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ネタバレブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現 単行本 – 2017/1/19
日本は否応なくこのパブリックブロックチェーン技術を最大限活用する以外に選択肢はない
2017年7月31日記述
野口悠紀雄氏による著作。
2017年1月18日 1版1刷。
野口氏は2014年に仮想通貨革命という書籍を記している。
その時にも解説はあったのだが、そのしくみの中にある
ブロックチェーンという技術がコアなのだ。
それは単に仮想通貨だけではなく広い分野に革命を起こす。
具体的には、土地登記をはじめとする公的な登記や登録への活用。
いくつかの国ですでに実施されたり実験が行われている。
宝石、貴金属、ブランド品 -
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ネタバレ世界経済入門 (講談社現代新書) 新書 – 2018/8/22
日本は新しい条件に合った新しい産業構造に転換しなければならない
2018年10月18日記述
野口悠紀雄氏による著作。
日本経済入門の姉妹本になる。
2018年8月20日第1刷発行。
現在、特に1990年代以降の世界がいかに変化してのか。
日本人が学校で習った事の先を解説している。
本書のコアメッセージは日本は新しい条件に合った新しい産業構造に転換しなければならないことである。
印象に残った点を列挙してみると
われわれは、地図を見るときに、無意識に国土の広さを見ています。
そして国土面積が広い国は大国であると考えています。 -
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ネタバレマネーの魔術史 :支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか (新潮選書) 単行本(ソフトカバー) – 2019/5/22
優れた為政者は、貨幣価値の向上を望む
2019年11月4日記述
野口悠紀雄氏による著作。
2019年5月20日発行。
本書は「週刊新潮」2016年31号~2017年32号、
「フォーサイト」2017年6月1日~2018年7月6日において
連載された「マネーの魔術史」に加筆修正をおこない、再編集したものです。
全体を通しての感想になるが、軍資金等の無い権力者がマネーを発行しすぎてインフレに襲われるということが繰り返されてきた。
今、日本社会ではイメージしにくいものの、マ -
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ネタバレ世界史を創ったビジネスモデル(新潮選書)2017/5/26
地方分権化と市場メカニズムの活用、寛容主義が日本に必要
2018年5月8日記述
野口悠紀雄氏による著作。
2017年5月25日発行。
本書は2014年6月から2016年8月にかけて週刊新潮に
連載した「世界史を創ったビジネスモデル」をまとめたものである。
はじめにでも著者が指摘しているのだけれども
それまでよく知られている歴史上の事実であっても、
別の分野の専門家がその分野の観点で見ると、
新しい歴史像が浮かび上がってくることを示している
というのが本書のコンセプトだ。
本書を読んでいて井沢元彦氏の逆説の日本史や
磯田道史氏の -
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コロナ禍で判明した日本のDigital敗戦の総括
野口先生らしい率直な物言い 実際の問題の根は深い
野口先生もGAFAに対抗する産業政策の問題=時価総額と指摘
しかし実際は日本社会の構造問題=1940年問題と繋がる発見は
コロナ禍のお陰だが、問題の深刻さはとてつもなく深い
2000年e-governance戦略以来何も進まず
エストニア・台湾はDigital先進国家へ この差はなぜ
日本の役所 ①紙②ハンコ③fax
企業も進まないテレワーク
→Digital化を拒む既得権益 レガシーシステム ベンダーと発注者
Digital化の本質「分権化」 中央集権の価値観と合わない!
ブロックチェーン -
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ブロックチェーン技術の出現で何が変わるのか
「仮想通貨」。ビットコイン。ブロックチェーン。
一度は聞いたことがあり、興味を持ったことがあるだろう。では、これらは一体どういった代物なのか。これらの発明で一体どういった意味があるのか。説明できるだろうか。乱高下するビットコイン相場に怯えるだけで良いのだろうか。
本書では、著者の専門であるファイナンス理論から、豊富な情報量で今どういった動きがあり、ブロックチェーン技術の何が革命的なのかを解説している。
ビットコインの入門書などで基礎的な知識を得た後ならば、刺激的に読み進めることができる。
今後、金融だけでなく、政治、司法、福祉など、様々な領域で革命が -
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2021/02/24野口悠紀雄「リープフロッグ」カエル跳び
コンパクトながら国家の盛衰論 滅び行く日本への檄 野口悠紀雄先生渾身の一書
「成功のジレンマ」
成功をもたらした、人材・設備・社会制度・体制は固定化・硬直化する
産業革命後の英国 蒸気→電気 大資本 労働組合
「Digital敗戦」コロナで判明した日本の後進性 江戸幕府の黒船と全く同じ
情報・知識としてはあるが、全く対応できていない 小手先で抜本改革手付かず
「企業家精神」
「国を解体 道州制で自己責任体制を構築」 売り家と唐様で書く三代目
借金1,000兆円を持続可能な仕組みに体制を再構築
収支に責任を取る「道州制」に分 -
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1.コロナショック 金融の本質を学ぶ
「米国ドル覇権」の行方
トランプ政権は土俵際 うっちゃるか 押し出されるか
「通貨のシニョリッジ」
2.スペインの覇権 無敵艦隊 銀鉱の発見
フィリペⅡ 1550-1600 貨幣改悪・通貨発行増
3.江戸幕府 小さい財政 分権国家・非軍事国家
重商は積極 重農は堅実
4.ローモデル 国債の貨幣化 MMT?
不換紙幣は信頼により成立 信頼を失うと✖
現代の金融緩和にも通じる普遍原理
5.米国南北戦争
国家と中央銀行で財政を分離 健全性の明確化
中央銀行と一体はどんぶり勘定 財政破綻へ
歴史の知恵
現代はその一線を踏み越えつつある
「コロナ戦争」として支 -
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世界レベルの知識が必要な時代 日本経済理解のためにも
日本の地位低下と、中国の地位向上が対照をなす 製造業・輸出の役割交替
日本は新たな戦略ポジションを見つけられないまま漂流している 戦略不在
菅総理のもと、デジタルとグリーンが新たな戦略構想だが 掘り下げが必要
1.GDP 1人当たり 貿易 対外純資産 成長のテコは
2.貿易 日本の対外資産1,000兆円 米国双子の大赤字
3.リカード「比較生産費の理論」世界的水平分業の時代→コロナで変わるか?
4.実効為替レート
5.アメリカ経済 高賃金の成長 低賃金労働は移民 製造業からITへ
6.中国 投資主導40%日本20% ルイスの転換点 BAT -
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2020/11/24 野口悠紀雄 コロナ経済
「経験なき経済危機」
コロナ渦中にあって最良の書
体系立てて理解し、対策を講じるのが大事
Go To・・・ だけでは営業だけの経営と同じで倒産する
1.コロナの打撃 GDP 経済政策
特定の業種・雇用者に打撃が集中 3割
「労働力調査」「法人企業統計」
失業者180万人微増 休業者600万人+420万人 就業者Δ500万人
失業率2.9% 雇用調整助成金 ⇒実態12.5%?
2.政治の迷走 財政と金融
「悪魔の戦略」高齢者を見捨てる
exトリアージ(大阪知事11/23)
財源は国債 戦時と同じ非常時対応
いまはMoneyが不可欠マネタリ -
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2020/11/22廣文館
●アイデアはグーグルドライブに記録
・3階層のファイルで管理
①ルート情報(先生はこの4つのみを設定)
・アイディア
・保存すべき記録
・メタインデックス
・画像
②インデックス・ファイル
・メタ情報のイメージ
③コメント
・②のインデックスの行に、グーグルドキュメントのコメントを使って記述
●ある程度のアイデアが固まったら、専用ファイルを作成し、そこに記述
●細切れ情報は、noteで公開
・ひと目にさらされることでのブラッシュアップ
・先生のnoteを見ると、新聞記事に関するかんたんなコメントもnoteに記述している -
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2020/11/22廣文館
●アイデアはグーグルドライブに記録
・3階層のファイルで管理
?ルート情報(先生はこの4つのみを設定)
・アイディア
・保存すべき記録
・メタインデックス
・画像
?インデックス・ファイル
・メタ情報のイメージ
?コメント
・?のインデックスの行に、グーグルドキュメントのコメントを使って記述
●ある程度のアイデアが固まったら、専用ファイルを作成し、そこに記述
●細切れ情報は、noteで公開
・ひと目にさらされることでのブラッシュアップ
・先生のnoteを見ると、新聞記事に関するかんたんなコメントもnoteに記述している -
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独学でいいんだ!
60歳を過ぎてから学生時代に第二外国語で選択していたスペイン語を勉強し始めました。40年間全く触れていなかったのですが、動詞の活用とか結構覚えていて独学で勉強を再開しました。検定試験にも挑戦したり結構楽しんでいます。独学に限界を感じ語学教室に通いネイティブの先生から教わり、更に楽しくなっていた矢先にコロナ禍で学校は休校、また独学を余儀なくされています。そんな中、この書物を見つけ勇気づけられました。これからも独学頑張ります。でもコロナ禍が治まったらまたネイティブの先生に習いたいです。