野口悠紀雄のレビュー一覧

  • 中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元

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    好きか嫌いかは抜きにして中国がアメリカを凌ぐ超大国になる可能性、いや危険性か、はかなり高い。
    民主主義国家ではなく中央官僚国家が世界の覇権国家となることについての危機感を感じる。
    「中国共産党が生き残ったのは、経済的な成功おおかげでもあるが、より本質的には強権的な手段のためである」と著者は述べている。
    そしてAIにより究極の独裁国家が誕生しようとしている。

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    2020年09月06日
  • 中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元

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    1.野口先生の関心が中国へ
    ①GDPシェア16%②コロナのインパクト③日本の依存ー輸出・観光客
    米中戦争の進展 貿易戦争ーハイテク戦争ー覇権戦争へ
    ハイテク①5G②衛星測位「北斗」35基>GPS31基③一帯一路政策
    仮想通貨 リブラvsデジタル人民元 基軸通貨・決済情報
    2.中国の復活 鄧小平1978「改革開放・現代化路線」⇒国家の威信回復ー習近平
    ①社会主義市場経済ー1992南巡講話ー1989天安門事件
    ②輸出産業育成 ✕輸入代替政策ではない コスト・価格上昇で失敗インド
    ③経済特区 1979深圳・珠海・汕頭・厦門
     経済技術開発区 上海・天津・広州・大連
    ④1984株式会社を設立←国営企業

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    2020年07月24日
  • だから古典は面白い

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    "古典"というよりも、何回も読むことに耐えられ、その世界を持っていることがその人が生きるうえでの糧となり、その人が豊かでいられる、そういう本を持っていて、それを楽しめることがなんとすばらしいことか!ということを訴えている本。作者のテンションが高いのが伝わってきて、読むのが楽しい。
    ただ、ひとつ言えるのは、そうした”豊か”な本は得てして長大で、若い時にしか没入して読み切れない、ということ。やはり若い時に”古典”を読む、ということは大事。もちろんいくつでも遅すぎる、ということはないので、いちばん若い”いま”に、思い立ったら読むべき。

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    2020年05月22日
  • 中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元

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    ネタバレ

    「デジタル人民元」
    個人的には怖いと思います。
    中国が世界の送金データや買い物履歴を握ることになります。
    これはFacebookの「リブラ」が新たなデジタル通貨圏を作るよりもっとリアルな怖さやと思います。

    おそらくもう直ぐ
    「中国人民銀行にプライバシーを握られるよりは自国の中央銀行に握られる方がまだまし」
    という究極の選択する時期が来るんやと思います。
    マイナンバーで個人情報が…とか言ってるレベルではないと思います。

    おそらく「デジタル人民元」が流通し出すと使い出す日本人も出てくるでしょう。
    だって中国人観光客はデジタル人民元を使うでしょうし受け取った企業や店は手数料の安さとか使い勝手の良

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    2020年05月17日
  • だから古典は面白い

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      テレビで観た勝手な推測だが、野口悠紀雄氏は対面会話ではあまり面白い方の様には思えない。上から目線的な所を感じてしまうし、かみ砕いて手取り足取り手引きしてくれる感じを受けない。

      ところが、著作(但し経済書を除く)においては、元々備わっている文章力にその性向が加わると非常に面白いものとなる。風貌と異なり、案外と感受性の強い面や涙もろい所も文章から読み取れる(というか、ハッキリ書いてある)。

      今回はロシアものなどの長編小説や、私が避けてきているSF小説も出てくる。これからの読書計画に高い壁が出来てしまった。

      彼の読書好きは学生時代からの様だが、彼の興味に火をつけた日比谷高校そし

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    2020年04月15日
  • AI時代の「超」発想法

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    2020/01蔦屋
    ①模倣なくして創造なし
    ②アイデアの組み替えは、頭の中
    ③データを頭に詰め込む作業•勉強が必要
    ④環境が発想を左右する
    ⑤強いモチベーションが必要

    灯のあるところを探せ→合理的考え

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    2020年03月18日
  • 年金崩壊後を生き抜く「超」現役論

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    客観的事実に基づきわかりやすく説明されていて腹に落ちる。
    自身にとり、自立しなさい!との警告の書でもあった。

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    2020年03月11日
  • AI時代の「超」発想法

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    2020/01蔦屋
    ?模倣なくして創造なし
    ?アイデアの組み替えは、頭の中
    ?データを頭に詰め込む作業?勉強が必要
    ?環境が発想を左右する
    ?強いモチベーションが必要

    灯のあるところを探せ→合理的考え

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    2023年03月22日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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    継続は力なり
    1 はっきりした目的を持つ
    2 強いインセンティブを持つ
    3 勉強の楽しさを活用する
    4 時間を確保する
    ロースクールに行ってたときは目的とインセンティブがなかったかなとσ^_^;
    「勉強して自分の社会的地位を向上させたい」という強烈なインセンティブがなかったです。
    やっぱり勉強するためには目的とインセンティブが必要やなあと思います。

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    2019年12月01日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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    野口先生の理論はいつも実践的で科学的だ。
    科学的とは、この通りにやれば再現できることだ。その先生が自学自習の意義と方法を説く。
    あとはやるかやらないかだ。

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    2019年07月16日
  • 「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す

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    2019/06/30蔦屋
    グーグルレンズ
    写真検索用のキーワードメモ
    句読点の関係から、検索は、グーグル音声認識、文章作成はSiri音声認識

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    2019年07月04日
  • 平成はなぜ失敗したのか 「失われた30年」の分析

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     バブル時代から現在までの平成の経済をコンパクトにまとめ、今後の指針も示した。
     著者の個人史も面白い。

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    2019年04月20日
  • 平成はなぜ失敗したのか 「失われた30年」の分析

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    ネタバレ

    平成の時代に何が起こったのかというと「新興国の工業化とIT革命」である。平成が停滞した30年になったのはこの変化に日本が対応できなかったこと。野口先生の言葉でいえば「脱工業化を図り、産業構造を大変換」すべきだったのにそれができなかったということ。新興国が工業化するということは、製造業において「垂直統合から水平分業へ」という動きが起きたことに他ならない。具体的には、中国が大量生産分野を担当して生産を行なうことで、工業製品の価格は世界的に下落。  日本の製造業が中国メーカーと製造過程でのコスト競争を行なっても、消耗するだけ。一方英国は、金融業で復活。

    日本企業が世界経済の変化に対応できなかったの

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    2019年02月16日
  • 平成はなぜ失敗したのか 「失われた30年」の分析

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    190210野口悠紀雄 平成はなぜ失敗したのか
    「失われた30年」としての「平成敗戦記」 
    78歳になる野口先生 憂国の書であるが
    自身の主張が現実化しないことへの諦めも見える

    工業立国からの転換、高度サービス国家への転換を訴える
    国内の既得権益体制は現状維持
    金融サービス、情報サービス、健康サービスである
     ソフトウェア・インターネット・eコマース・金融・ヘルスケア
    米国は金融・IT分野について日本の自立を許容するのか
    むしろ終わった産業の受け皿 製造業・原子力発電

    日本は「人口減少・高齢化」の問題に直面する
    国家としての戦略明確化が不可欠と思うが
    社会保障・財政・経済政策いずれもが目先

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    2019年02月10日
  • AI入門講座 人工知能の可能性・限界・脅威を知る

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    文系ビジネスマンにいちばんおすすめできるAI解説書だと思う。わけわからない夢みたいなことは書いてないし、現在実用的な技術の概略をわかりやすく説明してくれている。現状できることと今後の展望もごく自然で納得できる。
    地に足をつけてAIを理解し、きちんとビジネスに取り込んでいかないと、もう今後はアメリカか中国の企業にまったく太刀打ちできなくなるだろう。その、地に足をつけたAIの理解のための第一歩としてたいへんおすすめ。

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    2019年01月11日
  • 経済危機のルーツ モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか

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    2007年からの経済危機・金融危機に至る世界経済変遷の基点を1970年代に置き、世界経済全体の流れを俯瞰的に捉えながら日本経済が抱えている問題の本質を論じた一冊。
    通俗的なものの見方を覆す視点が刺激的な良著です。

    備忘も兼ねて、本著で論じられている流れの要点を以下記しておきます。

    70年代に起こったニクソン・ショックと石油ショックにより、現在の世界経済の仕組みを形作られた。
    第二次大戦後、ゼロからのスタートとなった敗戦国、日本と西ドイツが驚異的な経済成長を実現し、アメリカ、イギリスという戦勝国の経済的地位が相対的に低下したことにより固定相場制を維持することが不可能になる。
    そして、石油ショ

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    2019年01月06日
  • 世界は数字でできている―数の「超」活用法―(新潮文庫)

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    数字ってすごい。様々な報道で数字のトリックに騙されそうになるのを予防してくれる1冊でした。文系人間だけど、面白く読めました。こういう面白い数学だったら良いのに。

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    2018年12月23日
  • 「超」勉強法

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    読み易く、参考になる。基礎からも大事であるが、まずは全体を見通す為にとりあえず進みきる。ということも非常に大事である。外国語は耳から覚える。文章で記憶。数学も暗記である等、具体例が挙げられており良い。1995年出版の作品であるが現在でも通じると感じる。

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    2018年11月23日
  • 入門 ビットコインとブロックチェーン

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    名著 「ブロックチェーンの革命性」が本著の言わんとするところ
    野口先生にはいつも勉強させられる

    1.ビットコイン
     処理スピード遅い
     途上国 銀行店舗ネットを超えて、ビットコイン決済システムへ
         電話網が、優先ネットを超えて、無線電話への移行と似ている
    2.ブロックチェーンの革命性
     (1)経済価値を送る
     (2)信頼を確立する

    3.インターネットとの比較「情報のインターネット」
     情報を地球上どこへでも「コストゼロ」で送ることを可能にした
     ブロックチェーンは「価値のインターネット」
     
    4.ITにおける第三の革命
     (1)大型コンピュータからPCへの変革
     (2)電話からイン

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    2018年11月11日
  • 異次元緩和の終焉 金融緩和政策からの出口はあるのか

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    20171031野口悠紀夫 異次元緩和の終焉-2
    金融市場の異常→持続可能とは思えない
     国債市場は管理市場 金利という体温計は機能停止
     株式市場はETF(上場投資信託)依存 株価も実態経済と乖離
     日銀当座預金 残高の急増 マイナス金利により銀行収益の悪化
    金利上昇のリスク
     日銀保有国債の損失 +3%で69兆円の損失! 
     国債の支払金利急増により財政が破綻
     コントロール不可能なインフレ ハイパーインフレ (当局は待っている)

    20171031野口悠紀夫 異次元緩和の終焉-1 一貫して安部政権の経済政策を否定してきた。根本は、金融政策・財政政策は短期のカンフル剤常態化は麻薬と同じにな

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    2018年11月10日