明野照葉のレビュー一覧

  • 廃墟のとき

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    ネタバレ

    うーん、もっと悪女のような女子になって、世の中や男をめちゃくちゃにするのでは、っていう期待があったんだけどな。あの百田さんの本のような。でも彼女くらいの自殺願望での変身くらいでは、そこまで破滅的なキャラにはならないのかもしれないね。結局男女の中で溺れる程度で、どうしようもなくなって逃げる、みたいな。殺さなくても何もかも捨てて逃げれる立場なのになーと思った。

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    2016年01月15日
  • 宿敵

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    ネタバレ

    女の心理のドロッとしたところがうまい。
    そこまでイヤミス過ぎないので、さらりと読める短編集。
    「在星邦女」が面白かった。
    「NOBODY」もほっこりしてて好き。

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    2016年01月15日
  • 冷ややかな肌

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    30代女性の闇というか、男女共に遭遇する苦悩がリアルに描かれており、30代後半以上の人間であれば引き込まれる。

    ミステリー要素が後半強くなるのだが、最後はリアリティを重視して終わる所が良い。

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    2015年12月17日
  • そっと覗いてみてごらん

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    すごく怖かったー。
    途中からは続きが気になって気になってやめられない、イッキ読みでした。

    最初から最後まで日和にはイライラしっぱなし。
    ピヨピヨブログの言葉の使い方にイライラ、運が良いことをひけらかすのにもイライラ、そんなネーミングじゃバレバレなのにもイライラ、世間知らずというかなんというか、、みんなに言われたとおり馬鹿なんだよなー。

    だけど、けっこうリアリティがあったので、ホント読んでて怖くなりました。

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    2015年06月11日
  • 聖域 調査員・森山環

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    2015.5.20-28
    柚実と樹一の過去の問題は非常に重く、環と啓太の問題も絡んで読み応えはあるものの、もう少し深く描いて欲しいところ。また泰彦の人間性が余りに完璧過ぎるのは少々馴染めない。

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    2015年05月21日
  • その妻

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    2015.5.19-27
    全く面白味がないとは言えないものの、駄目夫を選んでしまった女の意地には共感も得られず・・。

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    2015年05月19日
  • 澪(みお)つくし

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    これもあげます本からゲット。どのお話も読後は粛々とした気持ちになるよなぁ。あの世界とこの世界はそんなにも近かったのか、と思う。家を買う時は、本当その土地を調べないとだめだな、って思った。短編集ってたいてい私読んだそばからよほど印象が強くないと忘れてしまうけれども、読後タイトルを見て「あぁいうお話だった・・・」と思い出せる印象の強さがある。

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    2015年02月26日
  • そっと覗いてみてごらん

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    2015.1.11-2
    ネットの怖さはよく書かれているし、女の心情としては分からないでもないけれど、前半が少々退屈。

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    2015年01月11日
  • その妻

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    ネタバレ

    著者の作品を読むのは初めて。融也の不倫により愛情が憎しみに変わる聡乃の心理描写が、こういう風に考えてもおかしくないなと納得でき、とにかく怖かった。

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    2014年12月18日
  • 契約

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    女性的視点で、男性作家とは少し違った薄ら怖さがありますね。
    終盤に向けて冷たい憎悪を加速させ、最後まで一途に貫いた構成は、
    寄り道せず本質を突き切った感じで、面白かったです。

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    2014年11月24日
  • 宿敵

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    1996年オール讀物推理小説新人賞最終候補作「在星邦女」の他、雑誌に掲載された中短編3編、書き下ろし一編。
    「在星邦女」は不条理な結末ながら一番面白かった。
    すっきりしない話もあり、この作家は長編のほうが断然面白い。

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    2014年10月03日
  • 憑流(hyoryu)

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    2014.9.17ー69
    憑きもの、輪廻。詰まらなくはないけれど、こう都合よく次々に死んでは却って興醒めの感あり。

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    2014年09月18日
  • 家族トランプ

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    どこでホラーになるのかしら?なんて勝手に考えて読み進めましたが、全然違いました。
    主人公の窓子ちゃんの立場とか気持ちに共感するトコが多かったです。

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    2014年05月18日
  • さえずる舌

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    いいねいいね!どろどろ!女の嫌な部分出てる!さあもっと悪意を!って盛り上がった前半に比べてラストががっかり。前半だけなら★4です。
    嘘は恐ろしいものですね。

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    2014年04月26日
  • 契約

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    私が南欧子さんの立場だったら、やっぱり契約しちゃったかも。
    万が一騙されてたとしても損はなさそうに見えたし。
    でも世の中、上手い話はそうそうないってことですね。
    契約書はよく読もうと思います。

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    2014年04月17日
  • 家族トランプ

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    ええ?えええ?っていう展開…というか着地点。間違いなく共感できるのは、私も品川の港南口は嫌いやわ。そこだけはすごいリアリティ!

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    2014年03月24日
  • さえずる舌

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    おもしろかったけど、最後が急な展開なのと、全体的に浅い感があった。芽衣の側の気持ちがもっとあっても良かったかなぁと。

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    2014年02月02日
  • その妻

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    旦那が余命幾ばくもない女の元へ死を看取るために出てったけどなんか女元気にフルコース食べてるしその上旦那の子を妊娠してるしで妻がブチ切れる話。

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    2014年02月01日
  • さえずる舌

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    美人で頭がよくてお洒落、性格もよくて仕事も出来る。。。と思ってた部下が実は敵だった、ってだけで結構怖いのに、その相手がモンスター(SF的な意味じゃなく)だったとは!

    ただ、そのモンスターとも思えるようなコがあれくらいで睡眠薬飲んで自殺未遂ってちょっと納得できなかったけど。

    後味はあまり良くなかったけど、悪意、善意ってなんだろう、とかいろいろ考えさせられる本でした。

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    2014年01月31日
  • さえずる舌

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    【フレーズメモ帳】
    「他人の心は、ある程度推し量ることはできても、その奥底までを覗き見ることはできない。けれども、自分の心は、目を瞑っていても奥底まで見える。見ずにやり過ごそうと思っても見えてしまう。」
    「冷え込み、凍えかけているのは、真帆の身であり心だった。人という人が恐ろしいなどいうのも誤魔化しだ。今、真帆が最も恐れているのは、自分自身の心だった。芽衣がさえずらなくても、真帆の心が勝手にさえずる。」

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    2014年01月11日