明野照葉のレビュー一覧

  • 魔家族

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    魔家族ってすごいタイトルだなーって思いながら久しぶりの明野照葉でした。
    まさしくタイトルどおりだしすごいエロドロ!
    ストーリーも登場人物もぶっ飛んでてイッキ読みでした。
    恭平と温子もなかなかの魔だったけどそれよりも二人の血を引く梨子がこれからどんな大人になっていくのか、、めっちゃ気になるー!

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    2022年11月01日
  • 誰?

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    ネタバレ

    三人の共通点は孤独。
    そこにスッと入ってくる一人の女性、晴美。

    最初は孤独じゃなくなったこと、誰かと食事をし、会話をする、約束をして会う、彼女との日々を大切に、日々を過ごし楽しかったのだが…。

    そんななかで、少しずつ彼女の言っていることに齟齬が。そんなはずはないと思いながらも、疑ってしまう気持ちが止められない。それでも孤独よりは…と思う者、真実、本当が知りたいと動きだす者。


    晴美の淀みなく出てくる嘘、もう逃げられないんじゃないかと思っても、次から次へと嘘をつく晴美。

    彼女が最終的にどう三人と向き合うのか逃げるのか、どうなるのか気になって一気読み。

    彼女が瑞枝に語った「本当の話」が最

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    2022年10月28日
  • 感染夢

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    じわじわと日常に侵食していく様子は日本的?なホラー小説だなと感じる。

    夢というのは夢占い等古典の時代から重要視されていたことではあるが、この小説では夢がきっかけとなり日常が変化していっている。
    人は寝なければ生きていけないし、必要な行動であるため強く日常に根ざしている。そこから少しずつ変化していく様はまさしくホラーだと思う。

    終わり方は何となく「あぁ〜」という感じであった。

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    2022年09月09日
  • 新装版 汝の名

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     「この世は舞台、人はみな役者」という劇作家シェークスピアの言葉を地で行く作品。もう誰の何を信じていいのか、全く分からない。人は生きていく限り、TPOに合わせた何枚もの仮面を被っている。もはや本当の自分は誰にも見えていないのかもしれない。
     他人を利用し、利用され、いわゆるマウント合戦とも言える構図が全面に張り巡らされている。現代社会においても、この構図はあらゆる場面であることなので、つい共感してしまうことも多い。「負けたくない」「誰かに必要とされていたい」など様々な欲望が渦巻く人間関係の闇を描き出しているように感じる。本当に、人間は怖い。

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    2022年08月15日
  • 四階の女

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    確かに、横の音より上の階の音のほうが響く。
    それに加えて聴力がずば抜けて良かったら、あれこれ想像しちゃうな。
    同一人物だったのが驚きだったけど。

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    2022年06月22日
  • 新装版 汝の名

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    容姿の全く違う2人は、親友のようで違う。頼り合っているようで利用しあい、そして憎み合う。本当は友情はあったら良いのに。精神的、思考回路が似ている2人。スルスルと読め楽しめる作品。
    ご近所同士、ママ友、友人との女同士の内面を見たようなおもしろさ。

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    2022年06月16日
  • 新装版 汝の名

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    仕返しからの仕返しみたいな展開で面白かった。
    優しい老人を騙すシーンは胸が痛んだし、あまりいい気はしなかったけれどそれ以外はとっても面白かった。姉妹だと思っていた二人が姉妹じゃないし、名前も違うしで読者を騙す展開がいっぱいあった。

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    2022年05月18日
  • 新装版 汝の名

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    ネタバレ

    もっと凄い展開を久恵には期待してました 笑
    まぁ結果そのストッパーになってしまったのは
    紛れもなく陶子。
    でもあのオチは笑いました。
    人はイヤミスと言うのでしょうが
    私はそれでこそ陶子!お見事!と
    思ってしまいました。
    陶子は一流の女優で仕事人と思っている様ですが
    二流の結局駒でしかない使い捨ての女って
    ところでしょうか。
    でもその二流の女優がバチコーーン‼️と
    やり返してるのには爽快でした。
    今はドラマ見て楽しんでます^^

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    2022年04月20日
  • 新装版 汝の名

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    本屋でおすすめされてて気になったのがきっかけ。
    更にドラマ化して、早く読まなきゃと焦って買った。

    話のピークは、めっちゃ面白い展開だと思って楽しめた。特に終盤は終わりまでずっと面白い。

    ピークに達するまでが長く、話の展開が掴めなくて疲れてしまう。
    展開は面白かったけど、流石にオチはがっつりイヤミスで、言葉を失った。

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    2022年04月16日
  • 嘘

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    優しくて聡明で美しかった自慢の姉が、結婚直前に突然ひとり旅に出て帰ってきたらまるで別人のように豹変していた話。振り回されて困惑する妹と婚約者が真相を探る。

    途中からなんとなくもう真相がわかってしまい、ちょっと残念。だよね、やっぱりね、という感じ。でも豹変した姉も「そんなことしなくても…」という行動も多く、面白かったけど…という感じ。

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    2022年03月02日
  • 誰?

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    孤独な人の心にスッと入り込むのが晴美だ。
    妻を失くして独り暮らしの年配男性や子育ても終わり子供は独り立ちして寂しさを抱えた主婦など…
    晴美にかかれば朝飯前だ。
    自分も孤独で、病気持ちのか弱い女性。
    恐ろしい…
    現代社会に潜む、孤独な人たちには多い。
    そこに漬け込む人たちも多い。
    そんな怖さが詰め込まれている。

    2022.2.13

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    2022年02月13日
  • 契約

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    普段、契約書の細部まで確認せず「ここにサインして下さい」と言われれば、ついサインしているが、とても恐ろしい事だな…。

    2人の女性が登場するが、残念ながらどちらも幸せには見えないし、感情も理解できないものだった。知らず知らずに恨みを買わないよう、気をつけねば。そして、うまい話にも。

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    2022年01月25日
  • 人殺し(新装版)

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    弓恵も妹も愛にくるってる。。。
    ただやすしが結局1番くるってるかも。
    やすしが主人公なのにまったく感情移入できなくて、みんなくるってる話でした。
    人殺しはダメょ。

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    2021年11月27日
  • 誰?

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    終わりが見えないドキドキ感。

    途中、嘘ついて騙してまた嘘ついて…の流れに
    飽きちゃったけど、最後まで誰?って感じでした。

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    2021年10月23日
  • 嘘

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    ネタバレ

    老舗画廊勤務の中田由紀と妹の美久は幼い頃電車事故で両親を亡くし、それいらい2人で仲良く暮らしていた。
    この度、由紀が悠介と婚約しその前にと、突然1人旅に12日ほど行った。
    旅のことは何も聞かないでほしいし、話さないと美久に言っていた。
    今までこんなことはなかったのに、と不思議に思いながらも姉を送り出す。
    旅行から帰ってきた姉はこれまで穏やかだった性格が豹変し、暴言、暴力を振るうようになる。持っていたものも捨てて全く趣味が変わり、飲み歩くようになり、知らない友達と付き合うようになる
    それが何ヶ月と続き、豹変ぶりに困った美久と悠介は密談をするようになり、同じ境遇にいる2人は由紀をどうすればいいか相

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    2021年09月20日
  • チャコズガーデン

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    隣の芝生はいつも青く見えるのだ。

    ハラハラする程の事件が起きるわけでも、登場人物の壮絶な人生というけでもない。
    他人からしたら「大変ね」いう程度のことでも、本人からしたら人生変わっちゃう位の一大事だったりするもんで、何事も外から見ただけでは絶対にわからない。大切なのは、人との程よい距離感と自分の心の持ち用かもしれない。

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    2021年09月07日
  • 魔性

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    ネタバレ

    思ってるサイコパスとは違ったし、魔性という感じでもなかった。一昔前の暴君とかヤクザくずれとか外道というのがしっくりくる。
    ちょっと古い本なのかと思いきや令和も出てくる新しい話でビックリした!笑

    レイヴン。。。
    まさかのお父さん!?笑
    展開が凄すぎて逆に面白かった!

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    2021年08月30日
  • 新装版 汝の名

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    新宿駅構内の書店でプッシュされていたので購入。
    ストーリーとしては先が読めてしまうものの、中毒性とイヤな爽快感があり、楽しめた。
    薬の作用で上手く思考がまとまらない描写が特に技術の高さを感じた。

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    2021年07月10日
  • 新装版 汝の名

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    若くして人材派遣会社の社長である『姉』の麻生陶子は、結婚寸前までいった男性を後輩の女性に奪われ、精神を病んで製薬会社を辞めた『妹』の久恵と二人暮らしをしている。
    表参道にある会社からほど近いマンションに住み、高級ブランド品を身につけ、それに相応しい容姿を持つ陶子に対して、童顔で背が低く、愚鈍な雰囲気の久恵。陶子はそんな久恵をまるで家政婦のように扱い、ときには感情に任せて暴力さえ振るっていた。そこには人生の勝者と敗者としての力関係が、あからさまに存在していた。
    それでも久恵は美しい陶子が好きだった。加えて彼女には生活の面でも面倒をみてもらっていたから、久恵は陶子から離れることはできない。陶子にと

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    2021年06月14日
  • 魔家族

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    異質な人達

    明野照葉さんのは何度が読みましたが、なんか1番イヤミスなかんじでした。ネオテニー?というのも初めて知る。でも価値観が全く異質な人達って確かにいて、そういう人は魅力的に見える事がある気持ち悪さを実感しました。

    #エモい #ドロドロ #怖い

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    2021年05月27日