あらすじ
この男に魅せられたら、もう逃げられない……。生真面目な父を持つ志穂子は、その反動からか仕事に恋に奔放な日々を送っていた。ある日、以前バンドのボーカルをしていて、今は不動産業を営む晃と出会う。この男は危険だと周囲の忠告を受けながらも、晃に惹かれていくことを止められない志穂子。しかし、晃は徐々にその正体を表し始める……。一人の女性が「魔性」を持つ男に絡め取られ、転落していく心理を鮮烈に描き出す、戦慄のサスペンス。
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Posted by ブクログ
主人公の志穂子が有名大を卒業してるとは思えないほど軽薄
で浅はか、でも晃と関わって転落していく様が小気味いいのか、なぜか憎めない
平成後期から令和初期の設定だけどどこかバブル期を思わせるお話でした
Posted by ブクログ
汝の名ぶりに読んだ。
ダメだと思えば思うほど惹かれるものなのか。
本当の悪とはなんなのか。
表面だけではなくその人の本質を知るとはどう言う事なんだろう。
続きがあれば読みたい。
ベッドの中で3時間も熱中してしまった。
Posted by ブクログ
著者新作。
生真面目な父を持つ志穂子は、その反動からか仕事に恋に奔放な日々を送っていた。
ある日、以前バンドのボーカルをしていて、今は不動産業を営む晃と出会う。この男は危険だと周囲の忠告を受けながらも、晃に惹かれていくことを止められない志穂子。しかし、晃は徐々にその正体を表し始める。
面白かった!!
かつての明野照葉さんが帰ってきた感じ。
よくあるストーリーだが面白い、出来過ぎのラストも今回はとても良かった。
Posted by ブクログ
男に溺れてしまうことは理解できても、それに伴う女の行動がバカすぎて読んでいて疲れた
魅力的な男って自分のことしか考えてないから目が合わない感じがする、でもなぜかどんどん知りたくなって沼に浸かっていく、不思議だなあと改めて考えた
P399 永山は、ひたすら自分を愛するばかりで、本当に女性を愛することのない男です
Posted by ブクログ
明野照葉さんの文庫書き下ろし作品。
タイトルから魔性=女性をイメージしていたが本作は魔性の男・永山晃に惹かれ落ちて行く女性・志穂子の物語。
うーむ。
元バンドのボーカルで、今は不動産業を営む晃。ちょっとばかり顔と声が良いだけで魔性の要素が全く感じられないのが残念。
怪し過ぎる言動に加え、どこからどう見てもクズ男。
周囲の反対を押し切りこんな男に惹かれる志穂子の気持ちが全く理解出来ない。
プロローグで昭和23年の東京が描かれているのでオチは想像出来たが、ラストでスッキリ繋がった。
サスペンスから最後は家族小説の様な趣に。
Posted by ブクログ
思ってるサイコパスとは違ったし、魔性という感じでもなかった。一昔前の暴君とかヤクザくずれとか外道というのがしっくりくる。
ちょっと古い本なのかと思いきや令和も出てくる新しい話でビックリした!笑
レイヴン。。。
まさかのお父さん!?笑
展開が凄すぎて逆に面白かった!
Posted by ブクログ
恋愛モノ、男女モノはあまり読みませんが、けっこう怖い話ならいいなぁと思って読んでみました(笑)
サイコパス男性に見の破滅に追いやられていく女性・・・
最初の章にぜんぜん違う時代の話があったので、なにかつながっていくんだろうなとは推測がつきますが、それも含めて作品としてまとまっていました。
男性のサイコパスぶりがこわい。。。。
まあ本当にヤバい人じゃないと、実際こんなふうにはならないだろうけど、サイコパスは世の中に多いと思うので、気をつけましょう!
・・っていってもなかなか難しいだろうけど、、出会っちゃったらね~。
そんなお話でした!