明野照葉のレビュー一覧

  • 人殺し(新装版)

    Posted by ブクログ

    新刊だと思って読んだのですが、2009年にひとごろしという平仮名の題名で発行されていたもののリニューアル版だったのですね。愛情や家族愛を肯定的に書くのを得意としている作家のイメージがありますが、逆の作品でした。世の中の人間は、皆、見方によっては狂ってるのかな、なんて一瞬思わされました。

    0
    2022年04月27日
  • 誰?

    Posted by ブクログ

    人の弱味に隙入りウソを重ねて注目を集め詐欺をする。ウソがバレたら拠点を変える日々の晴美。
    小さい頃から嘘をついて周りに迷惑をかけていたとあるので筋金入りなのだろう。晴美のウソに騙されていた人は気づいていたけど気づいた時には晴美をほかってはおけない気持ちになっていた。


    騙された人の心理状態と晴美の騙す一生懸命さ、側から見たら騙されてるから関わらない方がいいと思うが相互に必要な関係性になっている。相手をもっと知りたい欲求というのは誰にでもあるんだなぁ。

    0
    2022年03月08日
  • 新装版 汝の名

    Posted by ブクログ

    2人の姉妹のドロドロした関係が強く出てる小説。
    私は姉のスパっとした行動力が気持ちよくて好きです。最後にはどんでん返しがあるので、楽しめます。

    0
    2021年11月20日
  • 禁断

    Posted by ブクログ

    大好きな明野先生の作品。
    ゾワゾワしました!

    後半どのように展開するか、は
    案外と普通な流れでしたが
    それまでの描写は
    なんとも言えず、次が気になる感じ。

    本は通勤途中に読むことが多いのですが
    最後が気になって、下車してもホームで
    読んじゃいました

    0
    2021年10月15日
  • 新装版 汝の名

    Posted by ブクログ

    最後のエピローグまでどんでん返しで面白かった。
    女性の騙し合い系のお話はすごくはまる。珍しくあとがきまで読んだけど今の自分と照らし合わせてゾクってなった。

    0
    2021年09月10日
  • その妻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    背表紙の紹介文に「予期せぬラスト」とあったので、何だろう実はプロローグの私は聡乃じゃないとか? 聡乃の推測が実はみんな外れていて、あっと驚く真相が…などと思いながら読んでしまったので、スカッとしそこねました。「大胆不敵な罠」とか、書くべきではないのでは。せっかく作者が行間紙背で匂わせているものを…。
    先入観なしで読んでいたら、バカ夫とバカ女にチョロいと思われてノーマークだった妻が腹くくって二人を破滅させる、ブラボー!! なお話です。それでも旦那のこと好きなの? 人が良すぎない? という読者のもやもやを一気に晴らしてくれます。旦那に向かって言う「待ってるから」にゾクゾク。

    0
    2021年08月21日
  • 誰?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙のイラストと、「この女、息をするように嘘をつく」という帯に惹かれて購入。
    表紙のイラストは20代後半ぐらいの女性に見えましたが、この作品に出てくる悪女はアラフォー女性でした。

    続きが気になり、455ページ一気に読み終えました。後半になるにつれて、どうなるのか?と行く末が気になりページをめくる手が止まらずに夜更かし。とてもハラハラして楽しめました。


    まさか、ここまで嘘だとは…とびっくりした所も。

    今まで生きてきた中で、あからさまに嘘とわかる「嘘つき」の人はいましたが、こんなに巧みに嘘をつく人と関わったことが無かったので面白かった。
    (自分が気づいてないだけかもしれませんが)

    何が本

    0
    2021年08月14日
  • 誰?

    Posted by ブクログ

    この女、息をするように嘘をつくというコピーに惹かれて購入。そんな嘘に騙されるわけないだろと思いながらも人間の疑心暗鬼が描かれていて面白い。
    最後まで誰?だったし、後半の怒涛の展開はどうなるんだろうとページを捲る手が止まらなかった。
    飽きずテンポよく読める良い作品。

    0
    2021年07月05日
  • 嘘

    Posted by ブクログ

    (前半)え、絶対病気だよね?
    (中盤)ん?病気じゃないの、、、?
    (後半)そうくるーーー!?

    続きが気になりすぎて一気読みしてしまいました。

    0
    2021年07月01日
  • 新装版 汝の名

    Posted by ブクログ

    久しぶりに所謂イヤミスを読みました。読んだつもりでした。女のドロドロが描かれつつも、何度もどんでん返しがあって、読み終わった今だからこそ1から読み直したい作品です。
    姉と妹のどちらに共感するのか、そしてどちらに嫌悪感を抱くのか、この裏表の感情について誰かと語ってみたいです。笑

    0
    2021年07月01日
  • 家族トランプ

    購入済み

    結婚って難しい

    実家住まいは、親は、いつまでも子離れしない。娘を親の思い通りにしたい。若い時は、あれこれ難癖をつける。のに三十過ぎると早く結婚しろという。よく似た話が周りに沢山ある。今は特に、真面目な人ほど結婚相手に巡り会うのが難しいなぁと思います。

    #ほのぼの #癒やされる

    0
    2021年06月05日
  • 新装版 汝の名

    Posted by ブクログ

    本屋でふと目に止まって購入し、読みました。

    2人の女性、どちらにも感情移入してあっという間に読み進めました。
    ラストもバシッと決まっていて、決して爽やかな内容ではないですが、読み終わりもスッキリ!

    0
    2021年04月12日
  • 新装版 汝の名

    Posted by ブクログ

    本屋さんで見かけてから、家に帰って読み終わるまであっという間だった。

    面白い。
    汝の名は。そこに女性の強さと毒が垣間見える。

    0
    2021年03月14日
  • 契約

    Posted by ブクログ

    小学生の頃は頭もよく、周りから注目され可愛がられていたし、リーダー的な存在であったが高校からどんどん学力が落ち社会人になってからは自分にあう仕事ではないと転職を繰り返す。その鬱々とした状態の時に救世主のように1本の電話。
    あなたを必要としていると条件のよい仕事を紹介されそこからその雇用者の復讐劇が始まる。
    あんなスケールの大きなそして自尊心を失くすような復讐にこれぞまさに明野照葉さん!
    周りの人からは優しい人と思われている人でも許せない人にはとことん食らいつくとは。人の恐さが充分に伝わるというか、何というか。。。

    0
    2021年01月23日
  • 25時のイヴたち

    Posted by ブクログ

    マザーも社会制裁を受け、どん底から這い上がりネット住民となる。
    マザーを突き止めるべく2人の女性が探るがそれによってマザーから制裁を受け、会社、家庭にいれなくなるようになる。

    今まで読んだ本でも思うのが、女性が人並み以上の努力で成功し、罪に問われる事もやりながらバレそうになると姿を消す。
    という話ばかりだったような。。。

    0
    2020年12月14日
  • 誰?

    Posted by ブクログ

    38歳、独身の晴美は、71歳の男性、年下の男性、母親のような中年女性と名前や住居、キャラクターを使い分けて親しくしている。
    なぜ彼女はこんなことを続けるのか、本当の彼女はどんな人なのか・・。

    面白かった。
    安易な結論にしないところが良かった。

    0
    2020年12月03日
  • 魔性

    Posted by ブクログ

    汝の名ぶりに読んだ。
    ダメだと思えば思うほど惹かれるものなのか。
    本当の悪とはなんなのか。
    表面だけではなくその人の本質を知るとはどう言う事なんだろう。
    続きがあれば読みたい。
    ベッドの中で3時間も熱中してしまった。

    0
    2020年01月04日
  • 嘘

    Posted by ブクログ

    両親を事故で亡くしてから12年、優しくて穏やかで美しい姉・由紀は、妹・美久の自慢の姉だった。由紀が、一人旅から帰って来るまでは…。180度、ガラッと性格が変わってしまった姉・由紀に、一体何があったのか…?

    姉の秘密が明らかになるまで、美久のウジウジして思った事も的確に言えない性格にイライラしながら読んでました。由紀の勝手気まま、ヒステリックで暴力的な振舞いにも。でも、この過剰なエキセントリックっぷりは、“何か”あるな、と。
    この“何か”は、もしかしたらある程度予測出来るかも知れないですが、それより、本書タイトルの意味が分かるとイヤミス! 妹よ、私が姉なら絶対に一筆残しといてやる…。
    というわ

    0
    2019年11月12日
  • 魔性

    Posted by ブクログ

    著者新作。
    生真面目な父を持つ志穂子は、その反動からか仕事に恋に奔放な日々を送っていた。
    ある日、以前バンドのボーカルをしていて、今は不動産業を営む晃と出会う。この男は危険だと周囲の忠告を受けながらも、晃に惹かれていくことを止められない志穂子。しかし、晃は徐々にその正体を表し始める。

    面白かった!!
    かつての明野照葉さんが帰ってきた感じ。
    よくあるストーリーだが面白い、出来過ぎのラストも今回はとても良かった。

    0
    2019年10月05日
  • 嘘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明野氏の本は初めて読んだが、読みやすく好きな作家の1人となった。

    旅行後の姉の豹変…うーん、ガンって結論に納得できるようなできないような。最期の時間をいいお姉さんのままでいて欲しかったような…辛かったとしてもそれでいいような…。余命宣告をされるとこういう気持ちになるのか。

    何はともあれ、引き込まれて半日くらいで読みきってしまいました。

    0
    2018年12月21日