明野照葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ背表紙の紹介文に「予期せぬラスト」とあったので、何だろう実はプロローグの私は聡乃じゃないとか? 聡乃の推測が実はみんな外れていて、あっと驚く真相が…などと思いながら読んでしまったので、スカッとしそこねました。「大胆不敵な罠」とか、書くべきではないのでは。せっかく作者が行間紙背で匂わせているものを…。
先入観なしで読んでいたら、バカ夫とバカ女にチョロいと思われてノーマークだった妻が腹くくって二人を破滅させる、ブラボー!! なお話です。それでも旦那のこと好きなの? 人が良すぎない? という読者のもやもやを一気に晴らしてくれます。旦那に向かって言う「待ってるから」にゾクゾク。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙のイラストと、「この女、息をするように嘘をつく」という帯に惹かれて購入。
表紙のイラストは20代後半ぐらいの女性に見えましたが、この作品に出てくる悪女はアラフォー女性でした。
続きが気になり、455ページ一気に読み終えました。後半になるにつれて、どうなるのか?と行く末が気になりページをめくる手が止まらずに夜更かし。とてもハラハラして楽しめました。
まさか、ここまで嘘だとは…とびっくりした所も。
今まで生きてきた中で、あからさまに嘘とわかる「嘘つき」の人はいましたが、こんなに巧みに嘘をつく人と関わったことが無かったので面白かった。
(自分が気づいてないだけかもしれませんが)
何が本 -
Posted by ブクログ
両親を事故で亡くしてから12年、優しくて穏やかで美しい姉・由紀は、妹・美久の自慢の姉だった。由紀が、一人旅から帰って来るまでは…。180度、ガラッと性格が変わってしまった姉・由紀に、一体何があったのか…?
姉の秘密が明らかになるまで、美久のウジウジして思った事も的確に言えない性格にイライラしながら読んでました。由紀の勝手気まま、ヒステリックで暴力的な振舞いにも。でも、この過剰なエキセントリックっぷりは、“何か”あるな、と。
この“何か”は、もしかしたらある程度予測出来るかも知れないですが、それより、本書タイトルの意味が分かるとイヤミス! 妹よ、私が姉なら絶対に一筆残しといてやる…。
というわ