【感想・ネタバレ】25時のイヴたちのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2016年04月11日

何故か評価が低いようですが、個人的には、女心に潜む嫉妬、悪意、敵意、妬み、焦り・・・などのリアルな表現力と展開に、最後まで引き込まれました。女の友情やあたたかな感情が一瞬で裏返る描写もお見事。愚かな悪意の先にあった、容赦なき凶暴な破滅。徹底したラストに身震いしつつ、なぜか一抹の爽快感も。

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Posted by ブクログ 2020年12月14日

マザーも社会制裁を受け、どん底から這い上がりネット住民となる。
マザーを突き止めるべく2人の女性が探るがそれによってマザーから制裁を受け、会社、家庭にいれなくなるようになる。

今まで読んだ本でも思うのが、女性が人並み以上の努力で成功し、罪に問われる事もやりながらバレそうになると姿を消す。
という話...続きを読むばかりだったような。。。

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Posted by ブクログ 2010年12月31日

ネット犯罪を通して、女性の悪意と狂気を描いた作品。
私も女子校出身ですし、今も女の園におりますけど、
いやいやそんな怖いもんじゃないよと思いながら読んでいました。
それとも私が単に、突如としてできるぽっかりとした穴に落ちることなく
たまたま上手くやってこれているというだけなんでしょうか…

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Posted by ブクログ 2014年07月28日

再読。
後味は良くない。
どんな場においても本音を語るのは危険な世の中になってしまった。

2010.12.19
女性限定の隠しサイトを通じて知り合った二人の女性の物語。
隠しサイト、いかにもありそうで怖い。
読後感の良くない作品だけど、面白い。

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Posted by ブクログ 2018年10月10日

味覚障害と不感症をある時からそれぞれ抱えることになった三十六歳のキャリアウーマンと三十九歳の主婦が、女性限定の隠しサイトで出会う。急速に仲良くなり愚痴を溢し合う一方で、現実に倦んだ二人は大した重みもなく身近な人たちへの嫌がらせを始める。幾つもの別名を持ち君臨する主宰者のマザーがどっしりとした存在感。

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Posted by ブクログ 2018年03月10日

なんか女性のと云うか、人の嫌な所を懇切丁寧に見せられた感じ。
で、肝心のお話はと云うと、ちょっと調子に乗っちゃった二人の女性がドツボにはまるお話。としか言いようがないな。
この後、二人で手を取り合って再出発する、なんて能天気な結末だったら良いのに。

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Posted by ブクログ 2016年01月22日

インターネットの恐ろしさ、女の恐ろしさが描かれた作品。人のことを妬んだりすることはあっても、嫌がらせを始めた時点で人間として踏み外してしまう。当然天罰がくだるよな、と。主人公2人も深層心理でお互いに恋してたんじゃないかと思われるし、同性愛要素が強い作品かも。

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Posted by ブクログ 2012年08月16日

「時間とばかりでなく、私は世界ともうまく寄り添えずにいます。」

「私もまた、この世界から完全にはぐれています。」

インターネットの
女性専用の裏サイトで、

味覚障害の理沙、
不感症の真梨枝は出会う。

なにもかも違う二人は同じように倦んでいて、
互いに惹かれ合う。
女の友情って...続きを読む、ストレートにはいかない。
支配したくなったり、一番を求めたり。

そんな二人は
「この世界に、小さなひび割れを作ること。」にする。

この辺から、
物語の方向がガチッとなるのですが
なんだかついていけず。苦笑

でも、そこから面白くなるんです。
その動機をうまく捉え切れませんでした。苦笑

だけど、
裏サイトの主催者・マザーに近づいていく様子や
二人が身近な人たちに復讐のような嫌がらせを行う様子は
読んでいて、
気味が悪くなります。

黒い部分を、ぺたーっと貼り付けられるような。

最後も、
うーんと唸ってしまうような結末。
ひび割れを作るのも容易いけど、
ひび割れるのもいとも簡単。
マザー、恐すぎです。

でも、
言葉は良かったです。
現実とはぐれた女性たちが
インターネットという世界に埋没していく感じが。
少しだけ体力のいる一冊でした。苦笑

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年01月21日

嘘、裏切り、不誠実、思い上がり・・・。負のカードがずらりと揃って表となれば、やがて訪れるのは、失意、幻滅、墜落、破滅、絶望・・・。
惨めなのだけは、もう絶対にご免だった。だから暁子は、何が何でも自分で生きていけるだけの道を模索しなければならかかった。きれごとを言っている余裕などなかった。この世には、...続きを読む無駄に浮遊している人間と金がある。ならばそれを掴むのだ。
人間を理解するための基本的なスタンスとして、性善説と性悪説があるが、性グロテスク説です。
人の心がコンピュータと決定的に異なる部分は、矛盾したものを併記で抱え込めるという能力である。好きだけど嫌い、むかつくけど気になる、苦痛だけれど気持ちがいい。など。
人の心は、喩えて言えば場末の繁華街のようなところであるほうが健全なのである。すなわち、食欲や性欲や物欲を満たす場所があり、野心や名誉欲を実現するための足がかりやヒントが潜在し詐欺師や闇金融が××し、ときには優しさや誠意にも出あい、娯楽施設もあれば占い師もいる。そんな猥雑なありようこそが健全なのである。

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Posted by ブクログ 2010年12月29日

ごく普通の女性が、ある感覚を喪失したことがきっかけで、女性限定の”隠しサイト”を舞台に、悪意に染まっていく。

登場人物は、ほとんどが女性。本文中に女性が三人寄ればの譬えもありましたが、「女は怖い」を改めて実感しました。

(2010/12/28)

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