明野照葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女は怖い(笑)
悪女の物語。こういうの好きです(笑)
30代の若さで社長の麻生陶子。一方、製薬会社を辞めて引きこもっている妹の久恵。
久恵は、奴隷のごとく、陶子に仕えます。
陶子の事業が面白い!ってこれ詐欺ですよね。
しかし、成功者の優雅な生活。勝ち組の女として、男も仕事もすべて計算しつくし。
ある意味すごい女性です(笑)
一方、久恵は、どんくさく語られています。
陶子からひどい仕打ちを受けながらも、家政婦の様に陶子を支える久恵。陶子なしでは生きていけない。
そんな奇妙な関係が、ある日突然変わっていく。
そこからの狂気はここでは書けません(笑)
本書をお読みください!
陶子と久恵の関 -
Posted by ブクログ
ネタバレ各章のタイトルが気になって購入。
家族、恋人、知人の愛情を避けようとする、煩わしい、面倒だと思う泰史。
避け続けたものが、弓恵と出会ってから、少しずつ歯車が狂い、一気に押し寄せる、がんじがらめになってゆく。
弓恵は、「愛しているから」「そばにいたいから」が、すべてのような女性。
自分の勘違いから、近くにいる女性とは違う女性、母に近い女性だと思って興味を持ってしまうが、義理の母よりも、妹よりも愛情の強い、執着の強い女性、一番そばにいてほしくないタイプの女性だとわかった時には遅く、彼女の束縛、執着に苦しんでゆく。彼女に怯える日々。
「愛しているから」が、怖い。
何でも許されるかのよう -
Posted by ブクログ
ひとはみな一人だ。同じ方向に向かってともに歩くことはできても、誰かとひとつになることはできない。だからこそ、常に自分を見失わず、目指すところに向かって自らの足で歩んでいかなければならない。それが真のしあわせに至る道だ。
利用できるものは利用したらいい。ただし、それだけでは真のしあわせを手にすることはできない。自分の手で勝ち掴むのだと自らを信じて、陰で限度一杯の努力をして、あくまでも自分の力で闘う。
今を輝いて生きるということは、自分だけの問題ではない。自分が身を社会と時代を感じていなければならないし、それとともに歩み、流れていなければ、周囲の目には、輝いているとは映らない。
憧れているだ