明野照葉のレビュー一覧

  • 誰?

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    面白かった。
    ぐんぐん引き込まれてしまった。
    最初は不幸な境遇から嘘をつくことで自分を守る術を身につけたのかと思っていたがそうじゃなかった。生まれついての悪女だったんだ。
    でも、なぜか人って悪女に惹きつけられるところがあるのかな?
    いつのまにか晴美の立場に立ってどうやってこの場を言い繕って誤魔化そうかと一緒になってハラハラしている自分がいたりして、せめて沢田を殺したりしなければ良かったのに。
    悪女と言ってもやっぱりほんとの悪女になったらダメだったんだね。
    小悪魔程度で済ませておけばルパンにおける峰不二子で済んだのにとか思っちゃいました。


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    2023年04月29日
  • チャコズガーデン

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    禍福の法則。
    明野さんの作品ですから、失礼ながら必ず良からぬ事があると疑っていましたが、壮大な物語に感動しました。
    誰にでも一人ひとり抱えている悩みがある。
    それでも、人と人との繋がりは幸せを呼ぶと信じたいものです。
    俺もがんばらなきゃと思えた物語です。

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    2023年02月15日
  • 嘘

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    姉はいつまでたっても姉なんだなぁ。
    妹はいつまで経っでも姉に
    甘えちゃうものなかのか?
    めっちゃ読んでてイライラしたけど
    最後は切なくなりました。

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    2022年03月04日
  • 新装版 汝の名

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    ネタバレ

    面白くて一気に読めた!最後は流石陶子だな、とスッキリできたし陶子のような女になりたい。。。その後久恵は陶子にどんな復讐をするのか気になる。

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    2022年02月17日
  • 黒白の一族

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    明野照葉先生の作品としては、今までにない感じがしました。巫女一家が、隣に住み始めて、何か悪いことをしでかし、解決してチャンチャンとなるのかと思って読みましたが、意に反してふんわりと終わりました。読者に考えさせる手法ですかね?コロナの件は、無理矢理絡めた感じで少し残念です。でも面白かったです。

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    2022年02月08日
  • 新装版 汝の名

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    負け組、勝ち組。弱い、強い。自己責任、存在価値、幸せとは。「比べる」をやめられない。人間の「欲」の話。
    完璧に見える人間もどこか作り物で、どこか疲れていて、どこかで自由になりたいと思っている話。
    完璧って何をもって完璧なのか人間の欲は計り知れない。仕事も地位も名誉も恋愛もなにもかもほしいと望む女の話。

    誰かに憧れたりするのはいいけれど、その人になりきることがしあわせだと思ったら不幸になる。その人の幸せはその人のものであって、決して自分の幸せではないということを肝に命じないといけない。
    誰かに憧れて近づきたいと思ってもその中で、自分の目標を立てなければ路頭に迷う、幸せは遠く

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    2022年01月28日
  • 誰?

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    孤独から生まれる人間関係を描いた問題提起の作品と言えるかもしれない。また、難しい捉え方は置いておいて、単純に推理小説として読んでもいい感じ。とっても面白かった。

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    2021年01月22日
  • チャコズガーデン

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    温かみのある作品で、それでもって現代社会の問題も提示している作品。
    マンションを船に例えて、何か問題があれば個々でしかなかった住民が集まり、集まる事で舵はとれるがプライバシーは暴露してしまう。
    プライバシー厳守がどんどん知られて…ドロドロしていくのかと思ったら住民たちがいい関係になっていく。

    作者の心境の変化か温かみのある作品と何度も強調したくなるぐらい驚きの本。

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    2021年01月22日
  • その妻

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    身勝手な女性に振り回され夫婦の危機が訪れる。最後まで旦那を信じ、旦那の信念全てに惹かれていた妻がとった行動は常軌に逸している。
    半日で読める本だけど、やっぱり好きな作家の1人だ。

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    2021年01月11日
  • 新装版 汝の名

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    表紙と帯に惹かれて購入。
    明野作品は、初めて。
    一言…凄い作家に出会ってしまった。
    仕掛けが一つでは、収まらず…。
    心を許してページを捲ってると、
    突然、来る。
    予告も無しに来る。
    ‘20.12.31読書完了

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    2020年12月31日
  • 冷ややかな肌

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    出向先の取締役の女性は何事にも動じず、イヤな顔もグチも言わず蝶のようにヒラヒラと働く。会社そのものも胡散臭く素人探偵を従姉妹に頼み3人で調べていく。

    取締役の女性の視点もどのようにこうなっていったのか大雑把だけど書かれてあり、あり得ないけど、遠回しの脅しの怖さ。それはその子が想像力を膨らまして相手がどう思っているのか敏感に察知しているからで敏感な人じゃなければ分からないだろうなぁ。
    イヤな女も出てこなく穏やかに読めた一冊。

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    2020年12月11日
  • 嘘

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    ネタバレ

    「どうして、どうして」と思っているうちにどんどん悪い方向に転がっていく姉。プロローグで既に「姉の死」が書かれていたからこそ「でもこの人は死ぬんだな」という奇妙な安心感と共に読むことが出来た。
    珍しく一気読みしてしまった話。

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    2020年12月10日
  • 愛しいひと

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    希望を感じる読後感。
    人の心をえぐってくる作家さんだと思っていたけれど、えぐる力があるだけに、その逆もお上手だなと思った。
    読んだ後、ちょっと元気になった気がする。

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    2019年06月06日
  • 嘘

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    老舗画廊勤務の穏やかで上品な姉が一人旅から帰ってきた途端に豹変した。
    真相はほぼわかってしまうのに、延々と姉の奇行に付き合わされる。
    タイトルの「嘘」が意味することは面白いと思ったが。

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    2017年02月14日
  • 25時のイヴたち

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    何故か評価が低いようですが、個人的には、女心に潜む嫉妬、悪意、敵意、妬み、焦り・・・などのリアルな表現力と展開に、最後まで引き込まれました。女の友情やあたたかな感情が一瞬で裏返る描写もお見事。愚かな悪意の先にあった、容赦なき凶暴な破滅。徹底したラストに身震いしつつ、なぜか一抹の爽快感も。

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    2016年04月11日
  • 浸蝕

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    ネタバレ

    (ネタバレ)女性には懲りたはずなのにまたしても・・・でも自分からはまりにいったように感じた。そうなるようにコントロールされてたらと思うと怖すぎる。

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    2015年12月19日
  • 冷ややかな肌

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    自分ではなかなか買わない人(あんまり名前を聞いたことがない。そして難しい名前)だけど、読んでみたら本当に面白かった!スリリングというよりも淡々とした感じに引き込まれるというような。ほかの作品も読んでみたいとおもう作家だった。

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    2015年07月17日
  • 宿敵

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    人間の本質を見事にあぶり出し表現仕切れている。それもより複雑な女性に的を当てている。明野先生自身の内面を描いているのだろうか?

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    2015年01月25日
  • 契約

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    途中までは冴えないOL。
    そこから奮起する様子がしばらく続き、本人の気持ちも前向きになって“意識が高い”状態までいく。
    何かしらの謎が待ってることは明らかな中、じっくり描かれる自分磨きの場面が不気味。

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    2014年04月22日
  • 聖域 調査員・森山環

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    文庫書き下ろし

    幼少期を桃源郷という理想の共同生活を行うと掲げている反面、もうけ主義の組織で育った娘が、普通の生活を目指し頑張ってきた。

    しかし妊娠をした際、普通の子育てを知らない自分に気づいた。とてつもなく悩んだ。そんなとき、その旦那から環に相談がもたらされた。

    人間ドラマを描いた作品だ。すばらしい。

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    2012年11月11日