明野照葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「時間とばかりでなく、私は世界ともうまく寄り添えずにいます。」
「私もまた、この世界から完全にはぐれています。」
インターネットの
女性専用の裏サイトで、
味覚障害の理沙、
不感症の真梨枝は出会う。
なにもかも違う二人は同じように倦んでいて、
互いに惹かれ合う。
女の友情って、ストレートにはいかない。
支配したくなったり、一番を求めたり。
そんな二人は
「この世界に、小さなひび割れを作ること。」にする。
この辺から、
物語の方向がガチッとなるのですが
なんだかついていけず。苦笑
でも、そこから面白くなるんです。
その動機をうまく捉え切れませんでした。苦笑
だけど、
裏サイトの主催者・マザーに近づいていく様子や
二人が身近な人たちに復讐のような嫌がらせを行う様子は
読んでいて、
気味が悪くなります。
黒い部分を、ぺたーっと貼り付けられるような。
最後も、
うーんと唸ってしまうような結末。
ひび割れを作るのも容易いけど、
ひび割れるのもいとも簡単。
マザー、恐すぎです。
でも、
言葉は良かったです。
現実とはぐれた女性たちが
インターネットという世界に埋没していく感じが。
少しだけ体力のいる一冊でした。苦笑