明野照葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった。
ぐんぐん引き込まれてしまった。
最初は不幸な境遇から嘘をつくことで自分を守る術を身につけたのかと思っていたがそうじゃなかった。生まれついての悪女だったんだ。
でも、なぜか人って悪女に惹きつけられるところがあるのかな?
いつのまにか晴美の立場に立ってどうやってこの場を言い繕って誤魔化そうかと一緒になってハラハラしている自分がいたりして、せめて沢田を殺したりしなければ良かったのに。
悪女と言ってもやっぱりほんとの悪女になったらダメだったんだね。
小悪魔程度で済ませておけばルパンにおける峰不二子で済んだのにとか思っちゃいました。
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Posted by ブクログ
ネタバレとても面白かった。
負け組、勝ち組。弱い、強い。自己責任、存在価値、幸せとは。「比べる」をやめられない。人間の「欲」の話。
完璧に見える人間もどこか作り物で、どこか疲れていて、どこかで自由になりたいと思っている話。
完璧って何をもって完璧なのか人間の欲は計り知れない。仕事も地位も名誉も恋愛もなにもかもほしいと望む女の話。
誰かに憧れたりするのはいいけれど、その人になりきることがしあわせだと思ったら不幸になる。その人の幸せはその人のものであって、決して自分の幸せではないということを肝に命じないといけない。
誰かに憧れて近づきたいと思ってもその中で、自分の目標を立てなければ路頭に迷う、幸せは遠くにいってしまう。むなしくなるだけ。
自分が本当に望むものを手にしなければ幸せになれない。
他者に認められたいばかりだと苦しくなる。
承認欲求、いいねの数など振り回されるものが多い現代。
13年前の小説だというが、新しさというか、現在でも十分楽しめる小説だ。
他者も大事だが、自分がどうなりたいかというプランがないと、振り回されて終わってゆくなと読みながら思った。
「妹」を、さんざん利用するだけ利用して、暴力でも支配するのだが、あることをきっかけに「なぜあの子は、私の側から、離れないのかしら?何を考えているのかわからない不気味な子」という考えに行きつく傲慢さ、身勝手。邪魔物扱いがすごかった。
「妹」の暴走も、すごい。
一気読み。
年賀状って罪だな。結婚、妊娠、子供の成長などなど。相手がどんな状況か、一切考えもしないで一方的に送ってくるものって。自分の幸せ(幸せを装ったものであったとしても)を全面に、出したものは、控えた方がいい。幸せの手紙は、ある種の不幸の手紙よりも不幸を呼び寄せる道具になるかもしれない。相手の暴走に拍車をかけ凶器、狂気になるかも。SNSは、見なければいいけど。(それだけが楽しみだった時代とは違う。)