明野照葉のレビュー一覧

  • さえずる舌

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    期待していなかったんですが!面白かったです!
    女のひとこええよ!優しくてかわいいのはうちの
    嫁だけだなあ!えと、あ、これは白い錠剤です。

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    2018年11月03日
  • 禁断

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    親友を惨殺した犯人を探る二十九歳の邦彦が辿り着いた偽名で転居を重ねる女性。三角関係のように捩れた両親から逃れたい彼女を始め、軽く触れられる邦彦の女友達の女友達の幼少期の虐待も含め二〇〇三年を舞台に時代的問題へも展開するよう。どんでん返しを期待させる終盤に対し定番な結末だったけれどストンと納得した。

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    2018年10月13日
  • その妻

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    三十六歳の聡乃の夫の融也に仕事を紹介していた四十六歳の女社長が、余命僅かを理由に一年程泊まり込みをして欲しいと請う、命の話にした持って行き方がずるくて、思わず聡乃に感情移入した。この世界が好きでないから子供を残したくない融也の浮気を許し、彼を軽んじた女社長と子供は許さない、相愛の狂気も引き込まれた。

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    2018年10月10日
  • 契約

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    三十四歳の南欧子の外見を磨き教養をつける不思議な試用期間の日々にわくわくした。小中学生時代のいじめ被害者である桃子の上げてから落とすという復讐と明かされる後半はずっと南欧子に寄り添っていた為にピンと来ず、でも再びの南欧子目線では記憶や自覚のなさや仕事を見下す様子が白々しくてもう桃子寄りになっていた。

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    2018年10月10日
  • さえずる舌

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    産業カウンセラーとして、ヒーリングスタジオなども運営する、友部真幌。

    新たにスタッフに加えた島岡芽衣は、頭もよく、美人で性格も良かった。

    おかげで、売り上げも伸び、好調だったのだが、

    次第に、スタッフたちの間がギクシャクして、何か不穏な空気が漂い始める。

    そして、真幌は、予想もしなかった恐るべき事実を知ることとなる!




    これは「病い」と呼ぶべきか。。。

    ステキな女性と思っていたら。。。

    恐ろしい心のゆがみを持っていた。。。

    スタッフ芽衣の行動に、ドキドキ。。。

    スリルたっぷりの物語でした。

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    2018年08月31日
  • 魔家族

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    OA機器を扱う会社で働く西原早季。憧れの上司である西原は妻を亡くし幼い娘と暮らす。だが、彼の家には、もう一人の女性がいた。

    面白かった。
    明野照葉さん健在だ。

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    2018年02月17日
  • 輪(RINKAI)廻

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    逆らえない人からいたぶられたから、他の人をいたぶる。
    先輩後輩、上司部下、嫁姑などの上下関係で起こり部下が上司になり嫁が姑になる時繰り返される出来事。
    自分がイジメられたから他者を虐めるのか、いつか人をいたぶるから虐められるのか?
    そんな事を考えさせられました。
    何れにしても嫌な事は全て自分の所で止める位の気持ちで頑張っていこうと思います。


    茨城の旧家に嫁いだ香苗は姑との関係が悪く、娘の真穂が姑から虐待を受ける事に我慢ならず離婚する。
    香苗の実家の大久保の母に頼るものの母の時枝は真穂に良い感情を持っていない。
    香苗、真穂、時枝の因縁と因果を辿る物語・・・

    250pで読みやすいかと思いきや

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    2017年11月15日
  • チャコズガーデン

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    ネタバレ

     女性の持つ、女性特有のどくどくしい面を描くのが得意な作者、という印象だったので、この作品もあらすじを見て、ご近所付き合いから起こる女性同士のどろどろしたサスペンスかと思っていたのだが、良い意味で全然違っていて、驚いた。『汝の名』しか読んだことがないので、同じ人が書いたとは思えないくらいだ。
     描かれる女性の心の動きや行動はとても自然でやはりさすがなのはもちろんなのだが、読後感がとても爽やかで、とても好きなテイストの本だった。暗いだけでも、明るいだけでもない、嫌になるほどリアルすぎるわけでも、うわべだけをさっと掬っただけでもなくて、登場人物たちの描き方のスタンスが好き。
     この作者のこういった

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    2017年10月29日
  • 聖域 調査員・森山環

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    岩倉梓、魚住久江と読んできて、もう、こうなったら、
    女刑事、女探偵ばかり集めて読んでやろうということで。

    今回は、明野照葉さんの「調査員・森山環 聖域」を読み返してみた。

    過酷ともいえる育ち方をした森山環だが、幼馴染の啓太に頼まれて調査を続ける中で、彼女自身も、明日へと続く道を歩んでいくようになる、一つの成長ストーリーでもある。

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    2017年09月04日
  • チャコズガーデン

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    ネタバレ

    個人的には、好きなタイプの話。
    なんせ終りがほっとできるから・・。
    先の幸せをにおわせているというか。

    プロローグの時点で、この話は2人(ベルとチャコ)に関わる、ハッピーかホラーかのどちらかに転ぶなっていうのは、わかって。チャコが裏切るのかどうか、そこがポイントなのかな?という。
    このときの設定は戦時中。

    そして話は、現代へ。
    テーマは私の中では「寂しい」「孤独」かな。
    寂しい、はこの本の中でも書かれていて、ケイトが渚と交流を持つポイントもここにあったんですよね。

    謎、というほどの謎はないです。
    どちらかというと、マンションに住む人の日常と人間関係ですかね。

    なので、人間関係もそこまで

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    2016年07月01日
  • 四階の女

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    聴覚が異常に鋭い女性が、自分の住むマンションの上に引っ越してきた男性の素性を怪しむところから、話は進んでいく。
    最後はお互いが疑心暗鬼になり、さらに共通の敵まで現れたりと、じっくりと怖くなっていく。

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    2016年02月13日
  • 冷ややかな肌

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    著者初読み。いろいろ、興味深い小説でした。
    何か起こりそうで怒らないところがちょっとモヤモヤw
    どっぷりノワールな続きがあればいいのにー。

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    2015年06月13日
  • 澪(みお)つくし

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    初めましての作家さん。
    本の紹介にある通り、哀しみと恐怖に溢れる作品ばかりですが
    本作は、読んでいる途中で不可解な恐れが湧き上がってくる。
    いわゆる不気味という奴ですね。
    不可解な事って、それだけで怖いでしょ。
    幽霊のソレとは違う、わからない事への恐れっていうのかな?
    同時に、そこには哀しみが寄り添っている。
    そして、温かさもあるからたまらない。
    日常の中で気付いたらそこにあったという
    そういう怖さの構成が絶妙な作品達です。

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    2015年05月16日
  • 契約

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    面白かった。桃子に南欧子は生涯わからないままだと思う 勲男もあれは駄目だ見込みがないと言っていたではないか

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    2015年02月07日
  • 骨肉

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    2015.1.16-6
    キッチンドリンカーの主婦真子、キャリアウーマンで片付けられない女聖美、自立出来ないOL美善。4女と名乗る阿子の出現で、父親の思いに頓着なく骨肉の争いを始める女の心情の描き方は秀逸。

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    2015年01月16日
  • 契約

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    2015.1.9-1
    現実にはあり得ない設定のようでいて、真に迫る女の怖さは伝わってくる。余韻を残した終わり方とを意図したのかも知れないと思いつつも、具体的な結末がなく若干の期待外れも感あり。

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    2015年01月10日
  • その妻

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    ネタバレ

    専業主婦を夢みる妻、聡乃。甲斐性はないが優しい夫、融也。余命わずかな女性デザイナー、モナミの介入によって夫婦の幻想が奪われたとき、聡乃は変貌する。鬼となった女の大胆不敵な罠とは…。モナミの殺人。奇妙だけどうす怖い内容、狂気って凡人にもあるんだな。

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    2014年09月03日
  • 禁断

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    ん~、怖い。
    続きが気になって一気で読んでしまったけれど、魔性の女モノというわけではないなぁ。
    家族モノの小説わけでもないし。

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    2014年07月14日
  • そっと覗いてみてごらん

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    30歳の独身OLが退屈しのぎブログを書いていた。読んでる人のちょっとした妬みがその子一人の運命を変えていく。気をつけないと。

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    2014年03月10日
  • 澪(みお)つくし

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    現代の「陰翳礼讃」かな。
    元気で 明るく 清らかに
    の 真逆にある
    不健康で 暗く 陰なる
    ものたちを
    しみじみと 描き出すと
    この 小説群となるのでしょう

    自分の中にある
    「陽」を求める心と
    「陰」に親しむ心の
    双方に連れて行ってくれる
    一冊です

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    2013年12月07日